三槲 (ミツガシワ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Menyanthes trifoliata植物。ミツガシワ科の抽水性多年草,高山植物
三上り さんあがり
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 三味線の調弦名称。二上りの第3弦を長2度上げたもので,結果的には,本調子の第1弦を長2度下げてできる「一下り」と同じく,開放弦間の音程は,いず…
三観 さんがん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 仏教用語。天台教学では,この世界の差別的現象 (諸法) とその本体である絶対的真実 (実相) とのかかわり合いを空・仮・中という3方面 (→三諦 ) から…
三車 さんしゃ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 『法華経』比喩品に現れる3種の乗物のたとえ。 (1) 羊車を声聞乗に,(2) 鹿車を縁覚乗に,(3) 牛車を大乗にたとえている。
三尺 さんじゃく
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 三尺帯の略。すなわち鯨尺で3尺 (約 114cm) の長さの並幅の帯。かつては職人などがそのまましごいて一重まわりの帯とし,左右どちらかの脇結びにして…
三乗 さんじょう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 悟りの世界に入るための3種の教え,実践あるいは道を乗物にたとえたもの。 (1) は声聞乗。苦,集,滅,道の四諦 (→四聖諦 ) を悟り阿羅漢となるため…
三姓 さんせい
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
三冊子 さんぞうし
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 江戸時代中期の俳諧論書。服部土芳著。3冊。元禄末年頃成立。『白冊子』『赤冊子』『忘水』 (黒冊子ともいう) の3部から成る。『白冊子』には連歌,…
三部会 さんぶかい
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 次の項目を参照 | 全国三部会 | 地方三部会
三尾 みお
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 和歌山県西部,美浜町西部の漁業集落。旧村名。 1954年近隣2村と合体して美浜町となる。海外移住者を多く出し,その帰国者により洋風の家が多く建築…
三日月 みかづき
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 佐賀県中部,小城市北東部の旧町域。佐賀平野のほぼ中央にあり,佐賀市の西に接する。 1969年町制。 2005年芦刈町,牛津町,小城町と合体し小城市と…
三日月 みかづき crescent
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 朔から3日目頃の細い上弦の月をいう。日没後の西空に見え,まもなく地平線下に沈む。
三物 みつもの
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) 鎌倉時代以来行われた3つの射芸。馬上で行う流鏑馬 (やぶさめ) ,笠懸 (かさがけ) ,犬追物 (いぬおうもの) と,徒歩で行う大的 (おおまと) ,草…
三輪 みわ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 奈良県奈良盆地南東部,桜井市北部の集落。三輪山の西麓に位置する。旧町名。大和一ノ宮の大神 (おおみわ) 神社 (境内は史跡) の鳥居前町,伊勢参詣…
みつおれ【三折】
- 改訂新版 世界大百科事典
つう‐さん【通三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「漢書‐五行志下之下」に「故政不レ可レ不レ慎也、務レ三而已、一曰、択レ人、二曰、因レ民、三曰、従レ時」とあるのによる ) 君主の行…
さんぼん‐だて【三本立】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 祝膳の時、第三の膳に三種の菜をつけること。また、飯を三様に盛って出すこと。[初出の実例]「ただの祝言の時、りゃくぎに少する也。二…
さんまや【三摩耶・三昧耶】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [梵語] samaya の音訳 ) 仏語。さまや。① 時間。とき。漠然とした意味で、経典の初めなどに用いる。また衆会、教理などの意。[初出の実…
さん‐や【三夜】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 月の第三日目の夜。[初出の実例]「おいらが傾なぞは三夜(サンヤ)の三ケ月様だそうで」(出典:洒落本・売花新駅(1777)閨中并にきぬぎぬ…
さん‐よう(‥ヤウ)【三陽】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 春の三か月。三春。また、正月をいう。[初出の実例]「三陽二月春云半。雑樹衆花咲且散」(出典:凌雲集(814)於神泉苑侍讌賦落花篇応製…
さん‐りつ【三律】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 雅楽の調子の呂(りょ)と律のうち、その律にある平調(ひょうじょう)・黄鐘調(おうしきじょう)・盤渉調(ばんしきちょう)の三つを合わせて…
さん‐れい【三礼】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「れい」は「礼」の漢音 )① 三つの大切な礼儀作法。すなわち、食事の際の礼法、茶の湯の礼法、書道の礼法をいう。〔譬喩尽(1786)〕② …
さん‐わく【三惑】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 連声で「さんなく」「さんまく」とも )① 仏語。天台宗で、一切の煩悩をいう。すなわち、見思惑(けんじわく)(=見惑と思惑)、塵沙惑(じ…
さん‐い(‥ヰ)【三位】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 普通、連声(れんじょう)で「さんみ」と発音する ) ⇒さんみ(三位)[初出の実例]「三位 サンミ サンヰ」(出典:易林本節用集(1597))②…
さん‐いっち【三一致】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [フランス語] trois-unités の訳語 ) 一七世紀のフランスの古典劇で作劇法の規範とされた演劇理論。演劇は、ただ一つの出来事(筋)が…
さん‐いん(‥ヰン)【三院】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① 中国、唐代にできた御史台にある三つの院。台院、殿院、察院をいう。〔新唐書‐百官志・三〕② 伊勢斎王の官司、斎宮寮にあった、内…
さん‐え(‥ヱ)【三会】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 連声(れんじょう)で「さんね」とも ) 仏語。① 仏が成道後に衆生済度のために三回にわたって行なう説法。〔長阿含経‐一〕② 彌勒菩薩(み…
さん‐かい【三戒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 「論語‐季氏」の「君子有二三戒一、少之時、血気未レ定、戒レ之在レ色、及二其壮一也、血気方剛、戒レ之在レ闘、及二其老一也、血気既…
さんかい‐き(サンクヮイ‥)【三回忌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人の死後満二年、数えて三年目にあたる忌日。また、その法要。三年忌。三周忌。[初出の実例]「今日慶秀院殿三回忌也」(出典:公名公記‐永…
さん‐が‐いち【三一】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三つのうちの一つ。また、三分の一。[初出の実例]「長閑さや寒の残りも三ケ一〈利牛〉」(出典:俳諧・炭俵(1694)上)
さんかく‐ちゅう【三角柱】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 底面が三角形である柱体。三角壔(とう)。〔英和和英地学字彙(1914)〕
さん‐かく【三覚】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。仏の覚の三相。自覚・覚他・覚行円満の三つ。みずからさとり、他をしてさとらせ、さとりのはたらきが完成していること。[初出の実…
さんか‐つき【三箇月・三個月】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 古くは「さんがつき」 ) 暦の月三つ。さんかげつ。[初出の実例]「sangatcuqi(サンガツキ) ノ アイダ Iudeo トモニ モンダウ サセラレ」…
さん‐ぎ【三祇】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「さんあそうぎこう(三阿僧祇劫)」の略。[初出の実例]「十地長路、須臾経殫、三祇遙劫、究円非レ難」(出典:三教指帰(797頃)下)[その…
さん‐ぎ【三儀】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 「儀」は「もと」「みき」の意 ) 天・地・人。三才。〔太玄経‐太玄〕② 赤道、冬至線(南回帰線)、夏至線(北回帰線)の三線。
さん‐ぎ【三犠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 神に捧げるいけにえの牛・羊・豚をいう。三牲(さんせい)。
さん‐きゅうりゅう(‥キフリウ)【三急流】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 流れの大きく激しい三つの川。特に、最上川、球磨川、富士川をいう。
さん‐きょく【三曲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 邦楽用語で、三種類の楽器の合奏という意味。実際には、古くは、三味線・琴(こと)・胡弓に、のちには、三味線・琴・尺八に限っていわれ…
さん‐く【三苦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。三つの苦しみ。すなわち、好ましくないものから受ける苦苦(くく)、好ましいものが破れて受ける壊苦(えく)、世の無常のすがたから受…
さんく‐ぎれ【三句切】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 短歌で、第三句目に意味の段落があること。また、その歌。七五調の短歌。
さん‐げだつ【三解脱】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「さんげだつもん(三解脱門)」の略。[初出の実例]「三解脱 サンゲタツ 定。無想。無願」(出典:書言字考節用集(1717)一〇)[その他の…
さん‐けん【三拳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 酒席などで行なう拳の遊びで、三本勝負のこと。[初出の実例]「口軽太鼓三拳勝、尻重於針一線長」(出典:狂詩・二大家風雅(1790)吉原冬…
さん‐げん【三元】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 上元(正月一五日)・中元(七月一五日)・下元(一〇月一五日)の総称。[初出の実例]「正月十五日は上元、七月十五日は中元、十月十五…
さん‐こ【三孤】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中国の周代の官職名。三公の下で天子を補佐した少師、少傅(しょうふ)、少保のこと。三少。〔職原鈔(1340)〕 〔書経‐周官〕
さん‐こ【三壺】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんご」とも ) 中国で、神仙が住んでいるという海中の壺の形に似た方壺・蓬壺・瀛壺(えいこ)の三つの山。[初出の実例]「三壺に雲浮…
さん‐こう(‥カウ)【三行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 子が親になすべき、孝養と葬礼と祭事の三つのつとめ。また、人の重んずべき、父母に孝、賢良に友、師長に順の三つの行ない。三道。〔書言…
さん‐こう(‥カウ)【三校】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 印刷で、三度目の校正。また、その校正紙。[初出の実例]「印刷所通ひ、〈略〉三校を幹部の方に見ていただいて校了」(出典:途上(1932)…
さん‐ごう(‥ガフ)【三合】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 陰陽道でいう厄年の一つ。暦の上で一年に大歳・太陰・客気の三神が合すること。これを大凶とし、この年は天災、兵乱などが多いとする。…
さん‐こくし【三国司】
- 精選版 日本国語大辞典
- 室町時代、国司として存続していた三家をいう。飛騨国司(姉小路家)、伊勢国司(北畠家)、土佐国司(一条家)。〔運歩色葉(1548)〕
さん‐こん【三魂】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 道教で、人にある三つの霊魂をいう。台光と爽霊と幽精との称。三精。[初出の実例]「十王経に曰、閻魔卒三魂(サンコン)を縛して関樹下に至…