ジチオラン ジチオラン dithiolane
- 化学辞典 第2版
- C3H6S2(106.21).2個のS原子を含む飽和複素五員環化合物.【Ⅰ】1,2-ジチオラン(1,2-dithiolane):1,3-ジブロモプロパンと二硫化リチウムとを反応させ…
不斉触媒 フセイショクバイ asymmetric catalyst
- 化学辞典 第2版
- エナンチオ区別触媒ともいう.平面性出発物質から光学活性物質を生成させる能力をもつ.それ自身が光学活性な触媒で,D-酒石酸とNaBrを表面に吸着さ…
ケイ酸三カルシウム ケイサンサンカルシウム tricalcium silicate
- 化学辞典 第2版
- 3CaO・SiO2.酸化カルシウムと二酸化ケイ素が結合した組成の化合物の総称であるケイ酸カルシウム塩の一つであり,慣用名ケイ酸三石灰として知られる.…
カンナビノイド カンナビノイド cannabinoid
- 化学辞典 第2版
- 大麻Cannabis sativa.の化学成分である Δ1-3,4-trans-テトラヒドロカンナビノール(a),カンナビジオール,カンナビノール(b)など,約30種類の化合物…
ボロキシン ボロキシン boroxin
- 化学辞典 第2版
- [RBO]3 の化学式をもつ化合物.Rとしては,アルキル,アリール,アルコキシ,アミノ基などがあるが,[HBO]3 は知られていない.平面正六角形の構造を…
クラスター クラスター cluster
- 化学辞典 第2版
- 原子や分子が分子間力などによってブドウの房(cluster)のように集合した状態.オキソニウムイオン(H3O+)に水素結合によって複数の水分子が結合したH…
グリース グリース Griess, Johan Peter
- 化学辞典 第2版
- ドイツ出身でイギリスで活躍した化学者.イエナとマールブルク大学で化学を学ぶ.29歳で化学工場に見習い工員として勤める.しかし,わずか数か月で…
わがもの‐いらず【我物不用】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 自分のものを使わないこと。他人のものばかりあてにすること。また、そのさま。[初出の実例]「扨床床を見てまはれば、我物いら…
リン リン phosphorus
- 化学辞典 第2版
- P.原子番号15の元素.電子配置[Ne]3s23p3の周期表15族元素.原子量30.973762(2).天然には質量数31の核種のみ存在する単核種元素の一つ.質量数24~…
水銀 (すいぎん) mercury
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 性質 用途 水銀中毒 環境汚染 文化史 シンボリズム周期表第ⅡB族に属する金属元素。常温で液体である唯一の金属。中国語で〈汞〉…
加硫 (かりゅう) vulcanization
- 改訂新版 世界大百科事典
- 原料ゴムに硫黄を加え,加熱することにより三次元網目構造化し,弾性や引張強さを大きくし,実用に耐える諸性質をゴムに与える反応をいう。原理的に…
不定形耐火物【ふていけいたいかぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 複雑な形状を必要とするときなどに用いる粉末状または練り土状の耐火物の総称。耐火モルタルに代わるものとして発達した。キャスタブル耐火物(シャ…
もの‐ぐるおし・い(‥ぐるほしい)【物狂】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]ものぐるほし 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「もの」は接頭語 ) 気が変になりそうである。ものにとりつかれて正気を失…
酸化レニウム (さんかレニウム) rhenium oxide
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 酸化レニウム(Ⅳ) 酸化レニウム(Ⅴ) 酸化レニウム(Ⅵ) 酸化レニウム(Ⅶ)酸化数Ⅳ,Ⅴ,Ⅵ,Ⅶのレニウムの酸化物が知られている。…
バイオレメディエーション
- 知恵蔵
- 微生物を用いて環境汚染を修復する技術。有害物質によって広範囲に微量汚染された環境や、事故などによって局所的に高濃度汚染された環境などを修復…
酸化数【さんかすう】
- 百科事典マイペディア
- 単体および化合物中の電子を一定の方法で各原子に割り当てたとき,その原子がもつ荷電の数を酸化数という。電子の割当方の大略は,1.単体中では各原…
フロン
- デジタル大辞泉
- フルオロカーボンの日本における慣用名。メタン・エタンなどの炭化水素の水素を、弗素ふっそや塩素で置換した化合物の総称。無色・無臭・無毒・不燃…
ワルデンの法則【Walden's rule】
- 法則の辞典
- 本来はヴァルデンの法則*のはずであるが,こう記してある成書も少なくない. (1) 有機化合物の融解エントロピーは,その液体が非会合性である場合…
ドーパミン
- 百科事典マイペディア
- 化学式はC8H11NO2。化学物質名は2−ジヒドロキシフェニルエチルアミン。水に易溶で,酸化されやすい不安定な化合物。酸性溶液では比較的安定。塩酸塩…
ヘリウム
- 百科事典マイペディア
- 元素記号はHe。原子番号2,原子量4.002602。融点−272.2℃(26気圧),沸点−268.934℃。希ガス元素の一つ。1868年日食観測の際太陽のスペクトル線からJ…
ウォルフ=キシュナー還元 (ウォルフキシュナーかんげん) Wolff-Kishner reduction
- 改訂新版 世界大百科事典
- ケトンまたはアルデヒドのカルボニル基をメチレン基CH2に変換する還元反応。1911年キシュナーN.Kishner,12年ウォルフL.Wolffと,ほぼ同時に2人の化…
フリッツ プレーグル Fritz Pregl
- 20世紀西洋人名事典
- 1869.9.3 - 1930.12.13 オーストリアの化学者。 元・グラーツ大学教授。 ライバハ(ユーゴスラビア)生まれ。 大卒後、1904年ドイツに留学しF.W.オス…
D.ハロルド・リチャード バートン Derek Harold Richard Barton
- 20世紀西洋人名事典
- 1918.9.18.(1918.9.8.説あり) - 英国の有機化学者。 グラスゴー大学教授,ロンドン大学教授。 グルーヴセンド生まれ。 ロンドン大学[42年]卒。 大卒…
ナフトールスルホン酸 なふとーるするほんさん naphtholsulfonic acid
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ナフタレン環に、ヒドロキシ基-OHとスルホン酸基-SO3Hとをもつ化合物の総称。ヒドロキシ基とスルホン酸基の位置の組合せにより14種の異性体が存在し…
ヨウ化ナトリウム ようかなとりうむ sodium iodide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ナトリウムとヨウ素の化合物。ヨウ化水素のナトリウム塩である。ヨウ化カリウムと同様に、ヨウ素を鉄粉に作用させて得られる八ヨウ化三鉄を炭酸ナト…
マーキュロクロム mercurochrome
- 改訂新版 世界大百科事典
- メルブロミンともいう。化学式はC20H8Br2HgNa2O6。1919年W.ヤングらによって創製された。通常,これの1~2%水溶液(マーキュロクロム液)として使用…
アルダー あるだー Kurt Alder (1902―1958)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ドイツの有機化学者。7月10日ケーニヒスヒュッテ(現、ポーランドのホジューフ)に生まれる。ベルリン大学およびキール大学で化学を学び、キール大学…
クルチウス転位 くるちうすてんい Curtius rearrangement
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- カルボン酸アジドがイソシアナート(イソシアン酸エステル)に転位する反応。この反応ではアルキル基またはアリール基がカルボン酸の炭素から隣接す…
PAN ピーエーエヌ peroxy acyl nitrate
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- パーオキシ・アシル・ナイトレート化合物類を総じて呼ぶ略称。オゾン,アルデヒド類とともにオキシダントの一種で,一般にその2~8%を占めるとされる…
アルデヒド aldehyde
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アルデヒド基 -CHO をもつ化合物の総称。一般式 RCHO 。ケトンと同様にカルボニル基 >C=O をもっているので,性質,反応においてケトンと似た点が…
シュトロマイヤー しゅとろまいやー Friedrich Stromeyer (1776―1835)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ドイツの化学者。ゲッティンゲンに生まれ、同地の大学を卒業後、パリのボークランのもとで分析化学を学び、生涯を鉱物の分析に捧(ささ)げた。1802年…
たん‐そ【炭素】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 炭素族元素の一つ。元素記号C 原子番号六。原子量一二・〇一〇七。無定形炭素・黒鉛・ダイヤモンドの三つの同素体がある。天然には炭酸…
アクリル酸 アクリルさん acrylic acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ビニルギ酸ともいう。化学式 CH2=CHCOOH 。有機合成原料およびポリアクリル酸,ポリアクリル酸エステルなど重要な高分子化合物の出発原料である。工…
アセチレン acetylene
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 HC≡CH 。無色,毒性のある気体。カルシウムカーバイドから得られる。不純なものは悪臭があるが,純粋なものはエチルアルコールに似た芳香をも…
イオンプレーティング ion plating
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 真空槽内で加熱蒸発させた物質を基板上に堆積させる真空蒸着において,蒸発粒子をイオン化し,運動エネルギーを増加させて,基板との密着性,膜質,…
ホジキン Hodgkin, Dorothy Mary Crowfoot
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1910.5.12. カイロ[没]1994.7.29. イギリス,ウォリックシャーイギリスの化学者。オックスフォード大学卒業。ケンブリッジ大学で複雑な高分子化…
アルフレッド シュトック Alfred Stock
- 20世紀西洋人名事典
- 1876.7.16 - 1946.8.12 ドイツの無機化学者。 元・ベルリン大学教授,元・ブレスラウ高等工業学校教授。 ダンツィヒ(後のポーランドのグダニスク)生…
シロキサン シロキサン siloxane
- 化学辞典 第2版
- Si-O結合(シロキサン結合)をもつ化合物の総称.鎖状のH3SiO-(SiH2O)n-SiH3構造をもつもの,側鎖をもつもの,環状構造のものがある.相当するシランよ…
発光分光分析 ハッコウブンコウブンセキ emission spectrochemical analysis
- 化学辞典 第2版
- 熱,電気,あるいは光などのエネルギーを外部から試料に与えて,試料中の元素または化合物を励起し,放射される発光を分光器で分光し,輝線スペクト…
アントラニル酸 アントラニルサン anthranilic acid
- 化学辞典 第2版
- o-aminobenzoic acid.C7H7NO2(137.14).フタルイミドのホフマン転位,あるいはo-ニトロ安息香酸の還元によってつくられる.生体内ではビタミン L1 …
チオピラン チオピラン thiopyran
- 化学辞典 第2版
- C5H6S(98.17).ピランのOをSで置換した複素環式化合物で,2H-,4H-チオピランの2種類の異性体がある.【Ⅰ】2H-チオピラン(2H-thiopyran):エチルビニ…
相間移動触媒 ソウカンイドウショクバイ phase transfer catalyst
- 化学辞典 第2版
- 水にも疎水性有機溶媒にも可溶なカチオン Q+ の塩 Q+ X- をいう.親水性の求核剤の塩 M+ Nu- と,疎水性の有機試薬R-Xとを円滑に反応させるのに…
炭化水素 タンカスイソ hydrocarbon
- 化学辞典 第2版
- 炭素と水素だけからなる有機化合物の総称.炭素骨格の構造によって鎖式炭化水素と環式炭化水素とに分類される.鎖式炭化水素には飽和炭化水素のメタ…
N-ブロモアセトアミド ブロモアセトアミド N-bromoacetamide
- 化学辞典 第2版
- C2H4BrNO(137.96).CH3CONHBr.略称NBA.アセトアミドの臭素溶液に,氷冷下水酸化カリウム水溶液を加えて反応させたのち,クロロホルム抽出によって…
メタアセトアルデヒド メタアセトアルデヒド metacetaldehyde
- 化学辞典 第2版
- 2,4,6,8-tetramethyl-1,3,5-7-tetroxocane.C8H16O4(176.24).メタアルデヒドともいう.アセトアルデヒドをメタノール中,酸触媒の存在下で重合させ…
フラボノール フラボノール flavonol
- 化学辞典 第2版
- 3-hydroxyflavone.C15H10O3(238.24).狭義には,3-ヒドロキシフラボンをさす.この化合物は天然には存在しない.無色の針状晶.融点178~179 ℃.λma…
りょうせい【両性】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- both sexes両性の平等the equality of the sexes両性愛bisexuality両性愛の bisexual両性愛者a bisexual (person)両性花「a bisexual [an androgynou…
ポリ(塩化ビニル) ポリエンカビニル poly(vinyl chloride)
- 化学辞典 第2版
- 略称PVC.塩化ビニルCH2=CHClの重合体で,過酸化物などを触媒とするラジカル重合で得られる.古くから合成樹脂として研究,利用されてきた重合体で,…
สาร sǎan サーン
- プログレッシブ タイ語辞典
- [名]物質สารเคมี [sǎan kheemii]|化学物質สารปร…
いおう‐さんかぶつ〔いわうサンクワブツ〕【硫‐黄酸化物】
- デジタル大辞泉
- 硫黄の酸化物の総称。大気汚染物質の一。石油など硫黄を含む物質の燃焼によって生じる二酸化硫黄(亜硫酸ガス)が空気中で酸化されて三酸化硫黄とな…