ケイ酸ナトリウム ケイサンナトリウム sodium silicate
- 化学辞典 第2版
- Na2O・nSiO2・mH2O(n = 1/2,1,2,3,4,m = 0~9)の組成をもつ一連の化合物.おもなものは,オルトケイ酸ナトリウム,メタケイ酸ナトリウム,水ガ…
酸化バナジウム さんかばなじうむ vanadium oxide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- バナジウムと酸素の化合物。バナジウムの酸化数が+Ⅱ~+Ⅴとなる各酸化物が知られている。(1)酸化バナジウム(Ⅱ) 化学式VO、式量66.9。金属的で導電…
アルミン酸ナトリウム あるみんさんなとりうむ sodium aluminate
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 一般式xNa2O・yAl2O3・zH2Oで表される化合物。メタアルミン酸ナトリウムNaAlO2あるいはオルトアルミン酸ナトリウムNa3AlO3などと表されることもある…
mineral
- 英和 用語・用例辞典
- (名)鉱物 鉱石 無機物 無機化合物 ミネラルmineralの関連語句mineral content鉱物含有量mineral in place埋蔵鉱物mineral jellyミネラル・ゼリー (ワ…
カルボニル鉄 カルボニルてつ iron carbonyl
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 鉄に一酸化炭素が化合した化合物で,組成比により3種のものが知られている。 (1) ペンタカルボニル鉄,五カルボニル鉄 Fe(CO)5 。酸化第二鉄を還元…
アミン amine
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 構造 性質 合成法 反応 アミンと人間の生活との関係アンモニアNH3の水素原子を炭化水素基Rで置換した化合物の総称。炭化水素基…
リン(燐) (りん) phosphorus
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 製法 性質 用途 生体とリン1669年ドイツの錬金術師ブラントH.Brandが銀を黄金に変える液体を作ろうとして尿を空気を遮断して強熱し…
ちいさき【小】 物((もの))
- 精選版 日本国語大辞典
- ふんどし。下帯。[初出の実例]「褌 方言注云袴而無跨謂之褌〈音昆 須万之乃毛乃 一云知比佐岐毛能〉」(出典:十巻本和名抄(934頃)四)
ボラジン ボラジン borazine
- 化学辞典 第2版
- B3H6N3(80.50)の慣用名.IUPAC命名法による体系名は,シクロトリボラザン(cyclotriborazane).略称ボラザン.ベンゼンC6H6と等電子構造であることか…
水銀 スイギン mercury
- 化学辞典 第2版
- Hg.原子番号80の元素.周期表12族典型元素.原子量200.59(2).質量数196(0.15%),198(9.97%),199(16.87%),200(23.10%),201(13.18%),202(29…
カリウム Kalium[ドイツ] potassium
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 性質 製法 用途 取扱い上の注意 生体とカリウム周期表第IA族に属するアルカリ金属元素の一つ。カリウムという名称は灰を意味す…
合成甘味料 (ごうせいかんみりょう) synthetic sweetner
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学的に合成された甘味をもつ化合物のことで,人工甘味料ともいう。化学構造と甘味との関係は古くから研究されているが,アルデヒド基-CHO,オキシ…
硫酸銅 りゅうさんどう copper sulfate
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 銅の硫酸塩で、一価および二価銅の化合物が知られている。(1)硫酸銅(Ⅰ) 無色あるいは灰色の粉末。化学式Cu2SO4、式量223.15。銅を200℃に加熱した濃…
テルペン terpene
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 テルペンの生合成機構 生体内におけるテルペン テルペン類の工業的合成イソプレンC5H8を構成単位とする重合体(C5H8)nからなる炭化水…
バリウム バリウム barium
- 化学辞典 第2版
- Ba.原子番号56の元素.電子配置1s22s22p63s23p63d104s24p64d105s25p66s2の周期表2族元素.原子量137.33.7種の安定同位体(138Ba,137Ba,136Ba,135…
磁性材料 じせいざいりょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 方位磁針、磁石ピン、電磁石、モーター、発電機、スピーカー、トランス、あるいは磁気テープ、磁気ディスク、カードなどの製品において、磁気的な機…
ゲルマニウム げるまにうむ germanium 英語 Germanium ドイツ語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 周期表第14族に属し、炭素族元素の一つ。1871年ロシアのメンデレーエフが周期律を発表した際、周期表でケイ素の下に位置すべき元素は未発見であると…
テルル テルル tellurium
- 化学辞典 第2版
- Te.原子番号52の元素.電子配置[Kr]4d105s25p4の周期表16族非金属元素.原子量127.60(3).質量数105~132の同位体が知られているが,120,122~126…
電荷移動錯体 デンカイドウサクタイ charge-transfer complex
- 化学辞典 第2版
- 電子移動錯体ともいう.電子供与体Dから電子受容体Aに電子が移動して結合が生じた状態(電荷移動状態D+- A-)と,非結合状態D…Aとの共鳴により安定…
リプスコム リプスコム Lipscomb, William Nunn
- 化学辞典 第2版
- アメリカの化学者.ケンタッキー大学を卒業後,1941年カリフォルニア工科大学大学院に最初は物理学で入学したが,L.C. Pauling(ポーリング)の影響で…
圧電型半導体 アツデンガタハンドウタイ piezoelectric semiconductor
- 化学辞典 第2版
- ピエゾ半導体ともいう.圧電性と半導体的性質を合わせもつ物質で,SeやTeおよび周期表3~15族,2~16族の化合物半導体が主である.これらは対称の中…
エチレンオキシド エチレンオキシド ethylene oxide
- 化学辞典 第2版
- C2H4O(44.05).酸化エチレン,オキシラン(oxirane)ともいう.工業的には,エテンをα-アルミナに銀とアルカリ金属を担持した触媒により,直接気相酸化…
酸化鉛 サンカナマリ lead oxide
- 化学辞典 第2版
- 下記の4種類の鉛酸化物の総称.単に酸化鉛というときは一酸化鉛のことをいう.【Ⅰ】一酸化鉛:PbO(223.20).[CAS 1317-36-8]【Ⅱ】四酸化三鉛:Pb3O4(…
ヨウ化鉄(Ⅱ) ヨウカテツ iron(Ⅱ) iodide
- 化学辞典 第2版
- FeI2(309.65).鉄とヨウ素を封管中で加熱すると無水物が得られる.赤褐色~黒色の板状晶.密度5.32 g cm-3.融点587 ℃.常磁性で,潮解性がいちじる…
塩化ホスホリル エンカホスホリル phosphoryl chloride
- 化学辞典 第2版
- POCl3(153.33).三塩化ホスホリルともいう.俗称はオキシ塩化リン.無色の発煙性液体.分子はPを中心とする四面体型構造.P-O1.449 Å,P-Cl1.993 Å.…
えい糸性 エイシセイ thread forming property, spinnability
- 化学辞典 第2版
- 可紡性ともいう.納豆やトロロイモの溶液など,ある種の高分子溶液にみられる,よく糸をひく性質をいう.実用上からは紡糸に関係すると考えられ,古…
感光性高分子 カンコウセイコウブンシ photosensitive polymer
- 化学辞典 第2版
- 光照射を受けたとき,急速に光化学反応を起こして,架橋,その他の構造の変化をもたらすポリマーをいう.カゼイン,ポリ(ビニルアルコール)などに二…
アシル化 あしるか acylation
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 有機化合物中の水素原子をアシル基RCO-で置換する反応をいう。置換を受ける水素原子がついている原子の種類により、C-アシル化、N-アシル化、O-アシ…
アルシン あるしん arsine
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ヒ素の水素化物。水素化ヒ素、ヒ化水素ともいう。またAsH3の水素をアルキル基、アリール基、ハロゲンなどで置換した化合物たとえばAs(C6H5)3、As(C2H…
アルデヒド基 あるでひどき aldehyde group
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アルデヒドの特性をもつ1価の官能基で、-CHOの化学式で表される。アルデヒド基が水素原子または炭化水素基のCと結合した化合物がアルデヒドである。…
シクロアルキン しくろあるきん cycloalkynes
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 環内に三重結合をもつ脂環式炭化水素の総称。一般式CnH2n-4で示される。炭素‐炭素三重結合(C≡C)は直線的構造をとるので、小さな環ではひずみによる…
フッ化ナトリウム ふっかなとりうむ sodium fluoride
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ナトリウムとフッ素の化合物。無水和物のほか二、四、八水和物が知られる。炭酸ナトリウムまたは水酸化ナトリウムを当量の割合でフッ化水素酸に加え…
アセトアニリド あせとあにりど acetanilide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 酢酸とアニリンのアミド。アセチルアニリン、N-フェニルアセトアミドともいう。アニリンに無水酢酸あるいは塩化アセチルを反応させて得られる。無色…
改質[ナフサ] かいしつ[ナフサ] reforming
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ナフサを構成する炭化水素の構造をオクタン価のより高い炭化水素に転化させること。高オクタン価ガソリンの製造を目的として行われる。改質法には高…
イットリウム鉄ガーネット イットリウムてつガーネット Yttrium Iron Garnet
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- Y3Fe5O12 で表される組成をもつ代表的な磁性化合物。立方晶系ガーネット型構造をもつ結晶で,フェリ磁性を示す。通常 YIGと呼ばれ,マイクロ波用磁性…
発色現像【はっしょくげんぞう】
- 百科事典マイペディア
- カラー写真において色画像を得るために行う現像処理。現像に際し,感光したハロゲン化銀は現像主薬によって還元され金属銀となり,同時に現像主薬自…
SOx
- 知恵蔵
- 硫黄(いおう)が含まれる鉱石、石炭、石油などの地下資源を燃焼させた時に排出される、硫黄と酸素(O)の化合物で、亜硫酸ガス(二酸化硫黄)や無水硫酸(…
ベンジル benzil
- 改訂新版 世界大百科事典
- α-ジケトンの一種。ジフェニルエタンジオンの慣用名。ジベンゾイルともよばれる。融点95~96℃,沸点346~348℃。黄色結晶。水には不溶であるが,ほと…
タングステン合金 タングステンごうきん tungsten(wolfram) alloy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- タングステンを主成分とする合金の総称。タングステンの使用が普及したのは 1909年 W.クーリッジのスエージング (打延ばし性タングステン製造法) 発…
オクタン おくたん octane
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 炭素数8個からなる飽和炭化水素(アルカン)の総称。18種の構造異性体と4種の光学異性体があり、合計22種の異性体がすべて分離されている。IUPAC命名…
フラボノイド フラボノイド flavonoid
- 化学辞典 第2版
- 広く植物界に分布し,二つのフェニル基が3個のC原子を介して結合した,C6-C3-C6炭素骨格をもつ化合物の総称.普通A環の5,7位,B環の3′,4′位にヒドロ…
セラミックス セラミックス ceramics
- 化学辞典 第2版
- 窯業ともいう.ギリシア語の粘土焼成物を意味するkeramosに由来する.国によってかなりその意味は異なっている.1963年にアメリカが決めた定義は「セ…
窒素 (ちっそ) nitrogen
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 性質 製法 用途 液体窒素周期表第ⅤB族に属する窒素族元素の一つ。18世紀後半にフロギストン説が否定され,酸素が発見されるととも…
三酸化硫黄 さんさんかいおう sulfur trioxide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 硫黄の酸化物の一つで、硫酸の無水物。俗称無水硫酸。接触法による硫酸製造に際し大量につくられるが、工業的には普通、発煙硫酸を蒸留する。実験室…
酸化レニウム サンカレニウム rhenium oxide
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】酸化レニウム(Ⅲ):Re2O3・3H2O(474.46).三酸化二レニウムともいう.塩化レニウム(Ⅲ)の無機酸溶液に,空気を断ち,冷やしながらアルカリを加えて…
重水素 (じゅうすいそ) heavy hydrogen
- 改訂新版 世界大百科事典
- 水素には質量数1(原子量1.0079)のふつうの水素1Hのほか,質量数2の同位体2H(原子量2.0158)および3の同位体3Hがある。これらは,ふつうの水素のそ…
二酸化硫黄 にさんかいおう sulfur dioxide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 硫黄と酸素の化合物。俗称亜硫酸ガス、無水亜硫酸。天然に火山ガスや鉱泉などに含まれる。工業的には硫黄、硫化鉱などを過剰の空気中で焙焼(ばいしょ…
ケクレ ケクレ Kekulé, Friedrich August
- 化学辞典 第2版
- ドイツの化学者.有機化合物の構造論の古典的な基礎を築いた.父の希望によって建築家を志してギーセン大学に入学したが,J. Liebig(リービッヒ)の指…
慢性砒素中毒 まんせいひそちゅうどく Chronic arsenic poisoning (中毒と環境因子による病気)
- 六訂版 家庭医学大全科
- どんな病気か 一般的には、長期にわたって、経口、経気道的に比較的少量の砒素化合物にさらされる場合に起こる慢性中毒症です。 慢性中毒で最も重…
脂肪酸【しぼうさん】
- 百科事典マイペディア
- カルボキシル基を1個もつ脂肪族カルボン酸の総称。ギ酸,酢酸などの低級(炭素数の少ない)脂肪酸,パルミチン酸,ステアリン酸などの高級飽和脂肪…