ひじ‐がね(ひぢ‥)【肘金】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 開き戸の開閉に用いる金具。鉄を肘のように曲げて作り、戸の枠(わく)に打ちつけて、肘壺(ひじつぼ)にさしこんで戸の開閉の用をなすもの…
大野郷おおやごう
- 日本歴史地名大系
- 茨城県:常陸国信太郡大野郷「和名抄」に「大野」と記され、訓を欠く。正倉院宝物の鍾乳床裏に、天平勝宝四年(七五二)一〇月一日として「常陸国信…
丁里ていのさと
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:豊前国仲津郡丁里「和名抄」諸本にはみえない。訓は仮に「てい」と読む。大宝二年(七〇二)の豊前国仲津郡丁里戸籍(正倉院文書/大日本古…
木内喜八【きうちきはち】
- 百科事典マイペディア
- 木工芸家。江戸深川の生れ。琴師重元平八に指物象嵌(さしものぞうがん)を学び,のち船大工,鞘師(さやし)等を経て,木画細工を家業とした。代表作に…
画指【かくし】
- 百科事典マイペディア
- 字が書けない者が指の長さや形状を記して署名の代りにしたもの。直線で表したり,関節を点で表したりする。唐代の古文書に例があり,日本では大宝令…
おん‐じ(ヲン‥)【遠志】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 漢方薬の一つ。中国東北地方、蒙古地方に自生しているヒメハギ科の多年草イトヒメハギの根を乾してつくった生薬。強壮・袪痰・鎮痛剤とし…
ふゆそ‐でん【不輸租田】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制で、田租を国家に納めていない田地。耕作者は田租に相当する米穀を上納するが、それは特定の公的な目的に使われる。神田・寺田・公廨…
ほしし【脯・干肉】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「ほしじし(干肉)」の変化した語 ) 鳥獣の肉を切って干したもの。[初出の実例]「春秋釈奠科稲玖拾弐束〈略〉脯参拾壱斤」(出典:正倉…
じょう‐らく(ジャウ‥)【常楽】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。永遠のたのしみ。悟りの境界をいう。[初出の実例]「遂使下擾々群生、入二寂滅之域一、蠢々品類、趣中常楽之庭上」(出典:正倉院文…
山田郷やまだごう
- 日本歴史地名大系
- 兵庫県:播磨国賀茂郡山田郷奈良時代にみえる郷。年月未詳の仕丁送文(正倉院文書)に秦人足嶋が「播磨国賀茂郡山田郷」戸主秦人水間の戸口としてみ…
ビンタ!
- デジタル大辞泉プラス
- 日本のテレビドラマ。放映は日本テレビ系列(2014年10月~12月)。全12回。原作:小川圭による漫画「特攻事務員ミノワ」。脚本:大石哲也ほか。出演…
D.F. ヘンダーソン Dan Fenno Henderson
- 20世紀西洋人名事典
- 1921 - 米国の法学者。 ワシントン大学教授。 ウィットマン大学、ミシガン大学で学び、この間陸軍諜報日本語学校で日本語の訓練を受けたのが、後に…
ウィリアム・リチャード リーサビイ William Richard Lethaby
- 20世紀西洋人名事典
- 1857.1.18 - 1931.7.17 英国の建築家,建築学者。 元・王立美術学校教授。 バーンステイブル生まれ。 生地で建築を学び、その後、奨学金を得て、諸…
テゴマス
- 知恵蔵mini
- 手越祐也、増田貴久の2名からなる日本のボーカルユニット。ジャニーズ事務所所属。同事務所のアイドルグループ「NEWS」のメンバーでもある2人が組む…
淡路島刺殺事件と措置入院
- 共同通信ニュース用語解説
- 兵庫県洲本市の5人刺殺事件では、措置入院を巡る行政の在り方が問題化した。殺人罪などで起訴された平野達彦ひらの・たつひこ被告は入院の解除後も…
ため‐がき【▽為書(き)】
- デジタル大辞泉
- 1 書画の落款らっかんに、だれのために、また、何のために書いたかを付記すること。また、付記した字句。2 公職選挙のとき、「…候補の為に」として…
日本設計工学会
- デジタル大辞泉プラス
- 日本の学術研究団体のひとつ。欧文名は「Japan Society for Design Engineering」。設計工学に関する研究などを行う。事務所所在地は東京都新宿区。…
比較思想学会
- デジタル大辞泉プラス
- 日本の学術研究団体のひとつ。欧文名は「Japanese Association for Comparative Philosophy」。比較思想研究の発展に努める。事務所所在地は東京都豊…
浅草九(ここの)倶楽部
- デジタル大辞泉プラス
- 東京都台東区浅草にある、劇場とホテルの複合施設。芸能事務所のレプロエンタテインメントが創立25周年記念事業の一環として、2017年3月にオープン。…
井原市の綿産業関連遺産
- 事典 日本の地域遺産
- (岡山県井原市)「近代化産業遺産」指定の地域遺産。〔構成〕日本綿布 織布工場;日本綿布 織布工場 工場事務所;日本綿布 織布工場 煙突;日本綿布 織布…
garçon
- ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典 第3版(仏和の部)
- [男]❶ 男の子,少年.❷ 青年,若者;独身男性;[話]息子.❸ ボーイ,給仕;(店や事務所などの)見習い,子僧.~ manqu…
みとりず【見取り図】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- a (rough) sketch家の見取り図a plan [rough sketch] of a house事務所の見取り図を作るsketch a (floor) plan of an office
志斐公麻呂
- 朝日日本歴史人物事典
- 没年:没年不詳(没年不詳) 生年:天平9(737) 奈良時代の仏工。『正倉院文書』には,天平宝字6(762)年に造石山院所の仏工となり,未選,労六歳,年二十六,…
ふろ‐しき【風呂敷】
- デジタル大辞泉
- 1 物を包むのに用いる正方形の布。「風呂敷包み」2 入浴のとき、衣類を脱いで包んだり、衣類を着る際に床に敷いたりした布。古くは正倉院に残って…
美濃和紙加工品[紙工芸・和紙] みのわしかこうひん
- 事典 日本の地域ブランド・名産品
- 東海地方、岐阜県の地域ブランド。美濃市で製作されている。美濃紙は、正倉院文書に戸籍用紙として用いられていたことが記載されており、およそ1300…
ぎがく‐めん【伎楽面】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 伎楽で舞人が用いた仮面。多くは桐材でつくられ、型は能楽の面よりもかなり大きく、頭のうしろを布でかくして深くかぶるようにして用いた…
開眼供養【かいげんくよう】
- 百科事典マイペディア
- 新造の仏像・仏画を賛嘆供養し,最後に眼を入れて霊を迎える儀式。752年の東大寺大仏開眼会には天皇・上皇・皇太后以下文武百官と一万余人の僧が参列…
仕込杖 しこみづえ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 細身の刀剣を杖の中に仕込んで、杖と武器を兼用したものである。正倉院に、奈良時代のもので、鞘(さや)を杖に仕立てた呉竹鞘杖刀(くれたけさやじょう…
麻布菩薩像 まふぼさつぞう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 8世紀の作。正倉院南倉の伝来品。麻布2枚をつないだ画面いっぱいに,墨一色で描かれた乗雲の菩薩像。墨のにじみや形のくずれもいとわぬ無造作な運筆…
鋏 はさみ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 2枚の刃を交差させて物を切る道具。西洋ではヘレニズム時代から存在し,中国では前漢代のものが古いとされている。いずれもばねのついた握り鋏で,一…
あん‐じゅ【案主】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 古代・中世、諸官庁、諸家、あるいは荘園等にあって、文書・記録などの作成・保管にあたった職員。太政官厨家、院・摂関家政所、国郡司、…
たいこう‐てんのう(タイカウテンワウ)【大行天皇】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 天皇が崩御したのち、まだ諡(おくりな)を奉らない間の尊称。転じて、前の天皇。太上天皇。さきのすめらみこと。大行皇帝。大行。たいぎょ…
みつだ‐そう【密陀僧】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一酸化鉛の別名。鉛を赤熱して溶かし、空気に触れさせて酸化させるもので、急冷したものは淡黄色になり銀密陀、ゆっくり冷やしたものは赤…
螺鈿 らでん
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 真珠光を放つ夜光貝などの貝片を漆地や木地にはめ込む工芸の手法唐から伝わったもので,貝のほか琥珀 (こはく) ・瑇瑁 (たいまい) なども使用。正倉…
脇息 きょうそく
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 座右に置き肘をついて安息するための調度。奈良時代には挟軾 (きょうしょく) といった。正倉院に遺品があり,横長の小型の机のような構造で,膝前に…
石本 喜久治 イシモト キクジ
- 20世紀日本人名事典
- 大正・昭和期の建築家 生年明治27(1894)年2月15日 没年昭和38(1963)年11月27日 出生地大阪府 学歴〔年〕東京帝国大学工学部建築学科〔大正9年〕卒…
蜷川式胤 (にながわ-のりたね)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1835-1882 明治時代の官吏。天保(てんぽう)6年5月23日生まれ。維新後,太政(だじょう)官,外務省,文部省につとめる。その間,博覧会の開催,正倉院など…
くろ‐ごめ【黒米】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 もみを脱穀したままの米。精白してない米。玄米。生米(きごめ)。くろよね。[初出の実例]「三日下黒米参斛」(出典:正倉院文書‐天平宝字六…
ごま‐あぶら【胡麻油】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ゴマの種子をしぼって製した食用脂肪油。黒い種子を使ったものは「くろしぼり」といって揚物用、白い種子のは、「しらしぼり」といって、…
むぎ‐なわ(‥なは)【麦索・麦縄】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =さくべい(索餠)[初出の実例]「麦縄陸伯参拾了」(出典:正倉院文書‐天平六年(734)五月一日・造仏所作物帳断簡)② 饂飩(うどん)また…
大屋郷おおやごう
- 日本歴史地名大系
- 福井県:越前国今立郡大屋郷「和名抄」高山寺本は「於保也」と訓ずる。天平勝宝二年(七五〇)五月七日と推定される優婆塞貢進文(正倉院文書)に「…
segreterìa
- 伊和中辞典 2版
- [名](女) 1 (大学, 官庁などの)事務局, 事務所, 秘書課, 官房 ~ di Stato|(アメリカ合衆国, ヴァチカン市国などの)国務省. 2 書記官[秘書官]…
なら‐こくりつはくぶつかん〔‐コクリツハクブツクワン〕【奈良国立博物館】
- デジタル大辞泉
- 奈良市登大路町にある国立博物館。明治28年(1895)帝国奈良博物館として開館。昭和27年(1952)に現名称となった。平成13年(2001)独立行政法人国…
木内喜八 (きうち-きはち)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1827-1902 幕末-明治時代の木工芸家。文政10年生まれ。木内半古の養父。琴師の重元(しげもと)平八にまなぶ。木象眼の技術にすぐれ,明治10年第1回内…
う【&JISED78;】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 上代に中国から伝わり平安中期にすたれた竹製の管楽器。笙の大型のもので笙より一オクターブ低い。古くは三六管、のち一九管、または一七…
とう‐こ【投壺】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中国から伝わった遊戯の一つ。奈良時代日本に伝来。後世、江戸時代、天明・寛政(一七八一‐一八〇一)の頃に流行したものは、壺をはさん…
とう‐す(タウ‥)【刀子】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① こがたな。小刀。短刀。とうし。[初出の実例]「唐刀子一口」(出典:正倉院文書‐天平勝宝八年(756)六月二一日・東大寺献物帳)② 特に、…
はん‐ぼう(‥バウ)【繁忙・煩忙】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 用事が多くていそがしいこと。たてこんでいそがしいこと。また、そのさま。多忙。[初出の実例]「然司造物繁忙、不レ堪二造瓦一…
履 くつ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 足の甲まで被覆するはきもの。実用のためには,布や柔らかい革が用いられることが多いが,儀式用,埋葬用のものでは,装飾に富んだ金属製のものまで…
国印 こくいん
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 大宝律令の施行にともなって,諸国におかれた印。銅製の鋳造品で,印面は2寸四方。国司の作成した文書の文面や紙継目に捺して改竄(かいざん)を防ぎ,…