塩化硫黄 エンカイオウ sulfur chloride
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】二塩化二硫黄(disulfur dichloride):S2Cl2(135.04).普通,塩化硫黄という場合は,S2Cl2をさすことがある.溶融硫黄に塩素を反応させると得ら…
セルロイド celluloid
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 製法 日本のセルロイド工業ニトロセルロースにショウノウを混合し,熱可塑性を与えた樹脂。人類が開発した最初のプラスチックである。186…
ろう ろう / 蝋 wax
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 一価アルコール(ときには二価アルコール)の脂肪酸エステルで、ワックスともいう。しかし名称では、習慣上、この化学的な区別に準拠しないものがあ…
リン酸ジルコニウム リンサンジルコニウム zirconium phosphate
- 化学辞典 第2版
- オルトリン酸ジルコニウムZrⅣ3(PO4)4はアルミニウム缶を六フッ化ジルコニウム酸H2ZrF6-リン酸混合溶液で処理すると得られる皮膜の成分で,アルミ飲料…
金属の製錬 きんぞくのせいれん extractive metallurgy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 金属は,砂金のように自然に単体として産出するものもあるが,多くは酸化物,硫化物その他種々の化合物の形で地中に存在する。これを鉱石として採取…
中毒性視神経症 ちゅうどくせいししんけいしょう Toxic optic neuropathy (眼の病気)
- 六訂版 家庭医学大全科
- どんな病気か さまざまな薬物による視神経障害に基づいた中心視力低下を起こす病気です。多くは薬物の中止で回復するので、元にもどらないような変…
コルク cork
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 コルク組織 cork tissue(phellem)樹皮からとりだされる軽くて弾力のある物質。瓶の栓などに使われる。ヨーロッパ南部,北アフリカに生え…
合成紙 (ごうせいし) synthetic paper
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 合成パルプ紙 合成フィルム紙 合成プラスチック板紙合成高分子を主原料として作られる紙的性質をもったシート状物をいう。石油がきわ…
ピリジン pyridine
- 改訂新版 世界大百科事典
- ベンゼンの-CH=単位一つを窒素原子で置換した構造をもつ化合物。イギリスのアンダーソンThomas Andersonは,1846年にコールタールからピリジンの同…
油脂 ゆし fats and fatty oils
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 脂肪酸とグリセリンのエステル、すなわちトリグリセリドを主成分とする物質の総称。タンパク質、炭水化物とともに脂質として生物体を構成する三大要…
フェノール樹脂 (フェノールじゅし) phenol resin
- 改訂新版 世界大百科事典
- フェノール類(フェノール,クレゾール,キシレノールなど)とホルムアルデヒドとの縮合反応によって得られる熱硬化性樹脂。フェノール・ホルマリン…
ロジン rosin
- 改訂新版 世界大百科事典
- コロホニウムcolophonium,コロホニーcolophonyともいう。マツ属樹木の根,木部,やにから得られる無色ないし茶褐色の樹脂。松やにと呼ばれるものに…
プロトン性溶媒 (プロトンせいようばい) protic solvent
- 改訂新版 世界大百科事典
- O-H,N-H,F-Hなどのプロトン供与性(水素原子をプロトンとして放つ性質)の基を含む溶媒。これに対し,プロトン供与性をもたない溶媒は非プロト…
衛生管理 えいせいかんり occupational health management
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 労働者の健康の保持と増進を目的として実施される方策の総体をいい、健康管理、作業管理、環境管理、衛生教育などからなる。健康管理は、疾病の早期…
エンジニアリングプラスチック engineering plastic
- 改訂新版 世界大百科事典
- 機械部品,自動車用部品,電子・電気機器部品として,それぞれの機能を生かして使用される100℃以上の耐熱性を有する樹脂の総称。エンプラと略称され…
匙型爪甲(スプーン爪) さじがたそうこう(スプーンつめ) Spoon nails (皮膚の病気)
- 六訂版 家庭医学大全科
- どんな病気か 爪甲の先端に近い部分が陥凹(かんおう)するか、または、爪甲全体がスプーン状にへこむ状態を匙型爪甲(あるいはスプーン爪)といいま…
香料 こうりょう perfume
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 芳香を有し、人間の日常生活に役だつ有益な有香物質を香料という。芳香と悪臭の境界はあいまいであり、また個人差も大きいため、香料の定義も不完全…
エステル ester
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 性質 製法 用途アルコールやフェノールが有機酸および無機酸と脱水縮合してできる化合物の総称で,その構成成分によって分類される。…
コールタール coal tar
- 改訂新版 世界大百科事典
- 石炭の高温乾留によって得られる黒色の粘稠(ねんちゆう)な液体生成物をいう。低温乾留で得られる低温タールと区別するときは,とくに高温タールと…
胆管がん
- 知恵蔵
- 胆管は、肝臓で生成された胆汁を十二指腸へ送る管で、肝臓内部に枝分かれした肝内胆管と、肝臓から出て膵臓(すいぞう)の中を通り十二指腸までつなが…
精油 (せいゆ) essential oil ethereal oil
- 改訂新版 世界大百科事典
- 植物から採取される芳香をもった揮発性油をいう。芳香油aromatic oilとも呼ばれる。とくに花に含まれる精油を花精油essential flower oilといい,精…
ひまし油 ひましゆ castor oil
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- トウダイグサ科のトウゴマ(ヒマ)の種子から圧搾法で採油される不乾性油。ヨウ素価85程度。アセチル価大。主要成分脂肪酸はリシノール酸(リシノレ…
労働環境 (ろうどうかんきょう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 労働者の就業に際し労働者を包む周りの物理的,化学的,生物的な作業環境をいい,広義には作業衣,作業空間や使用される機械・工具,通路などの物的…
無煙火薬 (むえんかやく) smokeless powder
- 改訂新版 世界大百科事典
- 無煙火薬はニトロセルロース,ニトログリセリンなどを主剤とする火薬で,発射薬や推進薬として用いられている。発射の際に,黒色火薬と異なり煙の発…
鯨油 げいゆ whale oil
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ナガスクジラ、シロナガスクジラなどのヒゲクジラ類の脂肉から採取するグリセリドを主成分とする油(ナガス鯨油(げいゆ))。シロナガスクジラは世界…
大気汚染【たいきおせん】
- 百科事典マイペディア
- 産業,交通など人の活動によって作られる有毒物質が,地域社会を包む空気を汚染すること。主要な汚染物質は,燃焼その他の化学反応による煤塵(ばいじ…
オイルサンド oil sand
- 改訂新版 世界大百科事典
- 油砂,タールサンドtar sandともいい,通常の原油採取すなわち流動採取による方法では採収できない重質油を含む砂あるいは砂岩をさす。オイルサンド…
ポリエチレン ポリエチレン polyethylene
- 化学辞典 第2版
- 略称PE.エテンの重合体で,一般式で表される.一般に重合体は,酸,アルカリ,溶剤に耐えるが,炭化水素,ハロゲン置換炭化水素には高温で溶解する…
洗濯 (せんたく)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 歴史 日本 欧米 洗濯の原理 ドライクリーニング リネン・サプライlinen supply衣類の汚れをとるために洗い,すすぐこと。英語では…
エーテル ether
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 分類 性質 製造炭素-酸素-炭素結合≡C-O-C≡(エーテル結合)を有する有機化合物の総称。狭義にはジエチルエーテルC2H5OC2H5の略称に…
エチルアルコール ethyl alcohol
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 性質 製法 用途単にアルコールとよばれることが多く,またエタノールethanolともいわれる。化学式C2H5OH。各種のアルコール飲料に含ま…
マニキュア まにきゅあ manicure
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 美手法。ラテン語のマニュmanu(手)と、キュラーレcurare(手当て)とが合成されたことばで、本来の意味は手の手当てをすること。手全体の美容をい…
キシレン きしれん xylene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 芳香族炭化水素の一つ。キシロール、ザイレン、ジメチルベンゼンともよばれる。o(オルト)-、m(メタ)-およびp(パラ)-の3種の異性体が存在する。異性体…
ニトリル nitrile
- 改訂新版 世界大百科事典
- 炭化水素基にシアン基-C≡Nが結合した化合物の総称で,シアン化物ともいう。一般式R-C≡N。イソニトリルR-N=Cとは異性体の関係にある。命名法のお…
ケトン ketone
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 ケトンの製法カルボニル基C=Oをもつ化合物の総称。一般式RCOR′(R,R′はアルキル基,アリール基あるいは不飽和炭化水素基)。RとR′が同じと…
銅ヶ丸鉱山跡どうがまるこうざんあと
- 日本歴史地名大系
- 島根県:邑智郡邑智町乙原村銅ヶ丸鉱山跡[現]邑智町乙原 竹江川南岸沿いにある含銀の銅鉱を産出した銅山跡。鉱山発見の時期は未詳だが、乙原(おん…
浴用剤 (よくようざい)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 入浴の際に用いる医薬部外品,医薬品などをいう。入浴剤ともいう。入浴によって血液の循環を良くし,新陳代謝機能を高め,皮膚を清潔にするという効…
唐三彩 とうさんさい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国唐代(7~10世紀初)の三彩陶の総称。盛唐三彩と中・晩唐三彩とに大別される。三彩とは、一つの器に鉛を媒溶剤とした色釉(いろゆう)を施して低火…
目薬 めぐすり
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 目に直接適用される薬剤で、点眼剤eye dropsと洗眼剤eye lotionおよび眼軟膏(なんこう)剤ophthalmic ointmentが含まれる。いずれも原料は純良なもの…
塗料 (とりょう) paint coating
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 塗料用原料 顔料 塗料の分類 塗料製造工程 合成樹脂塗料 塗料発展の歴史 18世紀以前 18世紀の塗料 19世紀の塗料 2…
軍用火薬 ぐんようかやく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 軍事目的に使用される火薬の総称で、発射薬(装薬(そうやく))、爆薬(炸薬(さくやく))、推進薬などがあり、広義にはこれらを組み合わせた信管、火…
吸着 きゅうちゃく adsorption
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 2相が平衡にあるとき、ある成分の濃度が界面付近と相内部とで異なることがある。この現象を吸着という。界面付近の濃度が相内部より大きいとき正吸着…
BASF びーえーえすえふ BASF SE
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ドイツに本社を置く総合化学メーカー。かつては、ヘキスト(現サノフィ・アベンティス)、バイエルとともに、ドイツ三大化学メーカーとよばれていた…
フッ化炭素 ふっかたんそ carbon fluoride
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 炭素とフッ素の化合物。脂肪族炭化水素のフルオロ誘導体たとえばCF4、C2F6その他、およびベンゼンのフルオロ化合物C6F6などがある。またグラファイト…
感光性樹脂 (かんこうせいじゅし) photosensitive resin
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 分類と応用光の作用によって物理的または化学的な変化を起こす高分子物質の総称であるが,一般的には,光の作用により化学変化を起こし,そ…
メタノール中毒 メタノールちゅうどく Methanol poisoning (中毒と環境因子による病気)
- 六訂版 家庭医学大全科
- どんな病気か メタノールを、お酒(エタノール)と間違えるなどして誤って飲んだり、管理の悪い工場や事故などで高濃度のメタノールの蒸気を吸い込…
エポキシ樹脂 えぽきしじゅし epoxy resin
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 1分子中に2個以上のエポキシ基をもち、硬化剤または触媒の存在で三次元硬化ができる比較的分子量の小さい合成樹脂の総称。歴史は比較的新しく第二次…
研削砥石 (けんさくといし) grinding wheel
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 種類 性質 用途一定の形状寸法をもつように砥粒を結合した,研削作業に使用する回転工具。人造といしと天然といしとに大別されるが,…
ベンゼン benzene
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 歴史 ケクレ構造以外のベンゼンの構造 製法 用途化学式C6H6。ドイツ語Benzolにちなんでベンゾールともいう。特色ある臭気をもつ液…
洗濯 せんたく laundry
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 衣類などについた汚れを洗い落とすこと。古くは洗濁(せんだく)ともいい、女性の仕事として長い間家事労働の大きな部分を占めてきたが、家庭電化によ…