飛銭 ひせん Fei-qian; Fei-ch`ien
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国,唐・宋代の送金手形制度。便銭,便換 (びんかん) ともいう。唐代後期以降,商業,貨幣経済が普及するにつれ,長距離取引の商品が激増し,その…
たくせん【択銭】
- 改訂新版 世界大百科事典
ぜにぐも【銭グモ】
- 改訂新版 世界大百科事典
せん【銭(貨幣)】
- 改訂新版 世界大百科事典
せいせん【精銭】
- 改訂新版 世界大百科事典
地口銭 じぐちせん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 鎌倉,室町時代の租税の一種。「じぐちぜに」ともいう。段銭 (臨時に課する税) に類するもので,おもに京都,奈良などの都市において,朝廷,幕府,…
一文銭 いちもんせん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 一般に一文銭といえば,おもに江戸時代の「寛永通宝」の一文銭をさす。素材は銅,鉄,真鍮。金銀貨と並び使われたが,最低額の貨幣として,数百種類…
地子銭【じしせん】
- 百科事典マイペディア
- →地子
矢銭 やせん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 戦国時代,幕府,諸大名によって賦課された軍資金の名称。南北朝時代以来の兵粮料が恒常化するにつれて,新たに臨時の賦課税として矢銭が課されるよ…
しんちゅう‐せん(シンチウ‥)【真鍮銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、明和五年(一七六八)から発行された寛永通宝四文銭のこと。黄銅質で、一文銭とは形と色が異なり、区別されているが、俗には「…
せい‐せん【青銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 青銅の銭。あおせん。[初出の実例]「青銭は即ち鍮金銭のことなるべし」(出典:随筆・昆陽漫録(1763)五)[その他の文献]〔杜甫‐北鄰詩〕…
せい‐せん【精銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 精良な銭貨。中世から近世初頭にかけて海外から移入された各種の銭貨が通用したが、それを模した粗悪なものが私鋳され、また移入銭のな…
せき‐せん【関銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中世、関所を通過する人馬荷物などに課し徴収した関所料。関賃。関手。関料。[初出の実例]「今月御影供之以二関銭一、可二返給一之由」(…
ぜに‐いし【銭石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 海百合の柄の化石をふくむ石灰岩。柄の断面が貨幣のように見えるところからいう。
ぜに‐いらず【銭不要】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 金銭を必要としないこと。金を払わなくてすむこと。[初出の実例]「のせられて・遍路わたしの銭いらず」(出典:雑俳・住吉おどり(1696))
ぜに‐かい(‥かひ)【銭買】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 額面の大きな貨幣を小銭に両替すること。また、それを業とする人。小規模の両替屋。銭売(ぜにうり)。銭屋。[初出の実例]「一銭買分 九石…
ぜに‐きり【銭切】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =ぜにっきり(銭切)[初出の実例]「みす紙に国府銭ぎりくんなんし」(出典:雑俳・柳多留‐五(1770))② ⇒ぜんぎり(銭切)
ぜに‐こ【銭こ】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「こ」は接尾語 ) 銭をいう。ぜんこ。
きり‐せん【切銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 鎌倉から室町時代にかけて、民間で外周を切り取った損傷銭、または薄く延ばした銅片を円形に切り抜き銭貨形としたもの。ともにたびたび…
きん‐せん【京銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 南京銭(なんきんせん)の別称。室町時代以来中国から輸入した銭のうち、特に質の悪いもの。打平(うちひらめ)とともに撰銭(えりせん)の対象…
くすね‐ぜに【くすね銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ひそかに盗み取った金銭。くすねがね。[初出の実例]「銭箱のくすね銭(ゼニ)で、屋体見世の買ひ喰(ぐら)ひ」(出典:歌舞伎・曾我梅菊念力…
銭花 (ゼニバナ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 植物。キク科の一年草,二年草。ハルシャギクの別称
銭葛 (カキドオシ・ゼニカズラ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Glechoma hederacea subsp.grandis植物。シソ科のつる性多年草,園芸植物,薬用植物
たね‐せん【種銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 銭を鋳る時、鋳型(いがた)を作るために用いる銭の模型。母銭(ぼせん)。[初出の実例]「たねせんが関東方に残るなり」(出典:雑俳・柳多留…
たま‐せん【玉銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 博打に類する子どもの遊びの六道・穴一などで、投げてあてるのに用いる銭。[初出の実例]「留主の手習机のうへ、双紙に六道の切り書いて…
せん‐げんどう【銭玄同】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国の学者。本名銭夏。号は疑古。浙江号興の人。早稲田大学に留学。当時、東京にいた章炳麟に文辞学・音韻学を学ぶ。また、魯迅とともに新文学運動…
せん‐こく【銭穀】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 金銭と米穀。金穀。金品。[初出の実例]「武帝の時に軍用不足ほどに民に銭穀を出させて千夫と云になすぞ」(出典:史記抄(1477)一六)[そ…
せん‐しゅ【銭主】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 他人に金を貸している人。貸借関係の貸主。[初出の実例]「銭主武蔵 久世庄五文つつの加増有之」(出典:東寺百合文書‐を・応永一五年(140…
せん‐そう(‥サウ)【銭荘】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中国南部を中心に発達した旧式の金融機関。銭店、銭鋪、銀号などとも称する。明代には銀と銭とを交換する小規模な両替屋であったが、清代…
せん‐ちょう(‥テウ)【銭調】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制で、畿内およびその近国で百姓から調として納入させる銭。調銭。[初出の実例]「令下二伊賀・伊勢・尾張・近江・越前・丹波・播磨・紀…
せん‐ぱく【銭帛】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 金銭と布帛。お金と布切れ。[初出の実例]「貪欲所二積集一、銭帛似二雲屯一」(出典:本朝麗藻(1010か)下・贈心公古調詩〈具平親王〉)…
え‐せん(ヱ‥)【絵銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸初期から民間で作った円形方孔の銭貨型のおもちゃの金。主として、えびす、大黒、七福神、駒曳(こまひき)などの絵画を描いているので…
かい‐せん【改銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 銭貨を鋳直すこと。改鋳すること。[初出の実例]「改銭詔書奏聞、大内記俊生朝臣作之、銭文云、乾元大宝」(出典:九暦‐九暦抄・天徳二年(…
こがね‐の‐ぜに【黄金銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「なでしこ(撫子)」の異名。[初出の実例]「はらひあけぬ葎の下にかくせ共こかねのせにの花はやつれす〈源仲正〉」(出典:夫木和歌…
こく‐せん【石銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 入港する廻船などから、その船の積石数に応じて徴収した税。中世以来行なわれた帆別銭、櫓別銭と同様の船役。江戸時代、幕府が浦賀、大坂…
が‐せん【牙銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 牙行(がこう)が受け取る仲買の手数料。口銭。〔蘇轍‐論蜀茶五害状〕
かん‐せん(クヮン‥)【貫銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 銭差(ぜにさし)に差し通した一貫文のぜに。かんぜに。緡銭(びんせん)。〔日葡辞書(1603‐04)〕
みょうが‐せん〔ミヤウガ‐〕【冥加銭】
- デジタル大辞泉
- 「冥加金」に同じ。「―は沢山に、お心持ちしだい」〈滑・膝栗毛・六〉
れい‐せん【礼銭】
- デジタル大辞泉
- 1 謝礼として渡す金銭。2 室町時代、特定の祝儀の際、幕府に献上した金銭。
有徳銭 (うとくせん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 有得銭とも書く。あるいは徳銭,徳役,有福ともいう。中世では徳=得であり,有徳人とは富裕な人をいった。その有徳人に賦課した臨時税が,有徳銭で…
はん‐せん【判銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 捺印の手数料。[初出の実例]「請人とは〈略〉僅かの判銭の遣取にて請に立つこと也」(出典:政談(1727頃)一)② 戦国時代、軍勢の大将が…
なべ‐ぜに【鍋銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =なべせん(鍋銭)〔和英語林集成(初版)(1867)〕
まど‐せん【窓銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 近世、窓一つにつきいくらと課した税。[初出の実例]「窓銭のうき世を咄す雪見哉〈其角〉」(出典:俳諧・焦尾琴(1701)雅)
はとのめ‐せん【鳩目銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 伊勢神宮の賽銭用として作られた薄手の紋のないぜに。鳩の目。鳩目。伊勢銭。勢州宮銭。
はとめ‐せん【鳩目銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 琉球の貨幣の一種。黒銅製で、形は鳩の目に似て、直径約二分五厘ないし五分。一枚を一文とし、五〇文で銅銭一枚に相当。[初出の実例]「有…
やく‐せん【役銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 中世に課せられた公事(くじ)で、銭納させたもの。初めは臨時の役であったが、次第に恒例化した。酒屋役・倉役などがそれにあたる。[初出…
ほこり‐せん【埃銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 わずかばかりの金銭。[初出の実例]「坌銭(ほこりせん)とて、城を明け渡し候者は、一人銀五分宛出だすべき也。是れ京都弓矢の法式也」(出…
銭 穆 (せん ぼく)
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1895年6月9日中国の歴史学者1990年没
びた‐ぜに【鐚銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =びたせん(鐚銭)[初出の実例]「びた銭(ゼニ)壱文も残らぬ身代」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛‐発端(1814))
びた‐せん【鐚銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「鐚」の字は「悪」と「金」とを合わせた国字 ) 室町中期以後、わが国で私鋳した粗悪な銭貨。また、永楽銭以外の中国渡来の銭の称。京…