みつ‐おうぎ(‥あふぎ)【三扇】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 紋所の名。要(かなめ)を中心として開いた三本の扇を図案化したもの。〔明良洪範(1688‐1704頃か)〕
みつ‐ばん【三半】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 火事の時の、半鐘の打ち方の一つ。三つずつ打ち鳴らすもので、その火事が管轄区域内であることを表わした。[初出の実例]「恰度三つ番(バ…
三山村みやまむら
- 日本歴史地名大系
- 岡山県:小田郡美星町三山村[現]美星町三山大倉(おおくら)村の北西の高原に位置し、東は宇戸(うと)村。文安四年(一四四七)一二月一三日の延…
三町村さんぢようむら
- 日本歴史地名大系
- 愛媛県:松山市石手川下流域(旧温泉郡の大部分)三町村[現]松山市三町松山平野の東平坦部に位置する農村。東は畑寺(はたでら)村、西は松末(ま…
三上院みかみのいん
- 日本歴史地名大系
- 和歌山県:紀伊国名草郡三上院名草郡四院の一、「三上野院」とも記される。治安三年(一〇二三)一一月二三日の太政官符案(国立史料館蔵名草郡古文…
三会みえ
- 日本歴史地名大系
- 長崎県:島原市三会中世の高来東(たかくとう)郷内にみえる地名。康永四年(一三四五)一〇月二七日の足利尊氏下文写(正閏史料二之一所収厚母文書…
三職 さんしょく
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 王政復古の結果成立した新政府の要職の総裁・議定(ぎじょう)・参与の総称。1867年(慶応3)12月9日,王政復古の大号令により幕府および摂政・関白など…
第二次産業【だいにじさんぎょう】
- 百科事典マイペディア
- C.クラークの唱えた産業の3分類において,工業,鉱業および建設業からなる産業部門。第一次産業に比べ資本の装備率,労働の生産性が高く,付加価値…
三輪 (みわ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 能の曲名。四番目物。作者不明。シテは三輪明神の神霊。大和の三輪に住む玄賓僧都(げんぴんそうず)(ワキ)のもとに,1人の女(前ジテ)が来て衣を…
さん‐あみ【三阿弥】
- デジタル大辞泉
- 足利将軍の同朋衆どうぼうしゅうのうち、能阿弥・芸阿弥・相阿弥の3代の称。代々唐物の鑑識・管理や座敷飾りの指導などを職とし、画家としても著名。
さん‐え〔‐ヱ〕【三×慧】
- デジタル大辞泉
- 《連声れんじょうで「さんね」とも》仏語。智慧を修行の順序によって三つに分類したもの。経典の教えを聞いて生じる聞慧もんえ、思惟・観察によって…
さん‐えきゆう〔‐エキイウ〕【三益友】
- デジタル大辞泉
- 《「論語」季氏から》有益な3種類の友達。すなわち、正直な友、まごころのある友、物知りの友。益者三友。⇔三損友。
さん‐おん【三音】
- デジタル大辞泉
- 茶の湯で、湯釜の蓋をずらして開ける音、茶筅ちゃせんの穂を茶碗の湯にとおす音、茶碗に茶を入れたあと茶碗の縁で茶杓を軽くはたく音の三つとも、湯…
さん‐がい【三×繋/三▽懸/三▽掛】
- デジタル大辞泉
- 馬具の面繋おもがい・胸繋むながい・尻繋しりがいのこと。押し掛け。
さん‐き【三期】
- デジタル大辞泉
- 1 三つの期間。2 3番目の期間。
さん‐く【三×垢】
- デジタル大辞泉
- 仏語。心身をけがす三つの煩悩。貪欲とんよく・瞋恚しんい・愚痴。三毒。
さん‐げん【三元】
- デジタル大辞泉
- 1 上元(正月15日)・中元(7月15日)・下元(10月15日)。2 《年・月・日の元はじめの意から》1月1日のこと。元日。三始。《季 新年》3 天地の初…
さん‐じゅう〔‐ジフ〕【三十/×卅】
- デジタル大辞泉
- 1 10の3倍の数。2 30歳。みそじ。
さん‐じゅん【三旬】
- デジタル大辞泉
- 1 月の上旬・中旬・下旬。2 30日間。1か月。
さん‐しょ【三所】
- デジタル大辞泉
- 《「さんじょ」とも》三つの場所。3か所。「―の権扉けんぴをおしひらき給へり」〈平家・七〉「三所権現さんしょごんげん」の略。
さん‐しょう〔‐シヤウ〕【三章】
- デジタル大辞泉
- 1 三つの章。三つ目の章。2 《三箇条の法の意から》簡明な規則。→法三章
さん‐しょく【三職】
- デジタル大辞泉
- 1 明治政府最初の官制で、総裁・議定ぎじょう・参与の称。2 明治4年(1871)から同18年まで、太政大臣・左右大臣・参議の称。⇒三管領さんかんれい
さん‐しんざん【三神山】
- デジタル大辞泉
- 中国の古伝説で、東方絶海の中にあって仙人が住むという蓬莱ほうらい・方丈・瀛州えいしゅうの三つの山。
さん‐しんぽう〔‐シンパフ〕【三新法】
- デジタル大辞泉
- 明治11年(1878)に制定された郡区町村編制法・府県会規則・地方税規則の総称。これにより、町村が自治体として認められて戸長公選となり、府県会が…
さん‐せい【三牲】
- デジタル大辞泉
- 1 宗廟に供える3種のいけにえ。牛・羊・豕ぶた。三犠。2 中国で俗に、鶏・魚・豕をいう。
さん‐せき【三蹟/三跡】
- デジタル大辞泉
- 平安中期の三人の能書家。また、その筆跡。小野道風・藤原佐理ふじわらのすけまさ・藤原行成ふじわらのゆきなり。道風の筆跡を野跡やせき、佐理のを…
さんぞうし〔サンザウシ〕【三冊子】
- デジタル大辞泉
- 江戸中期の俳論書。3冊。服部土芳はっとりとほう著。元禄15年(1702)成立、安永5年(1776)刊。「白冊子」「赤冊子」「忘れ水(黒冊子)」の3部から…
さんた【三太】
- デジタル大辞泉
- 1 江戸時代、丁稚でっち・小僧の通称。三太郎。2 愚鈍な者をいう擬人名。三太郎。3 犬が前足を上げ、後ろ足で立つ芸。ちんちん。「犬に―させて遊…
さん‐た【三多】
- デジタル大辞泉
- 文章上達に必要な三つの条件。多く読むこと、多く作ること、多く推敲すいこうすること。
さん‐たい【三体】
- デジタル大辞泉
- 1 三つの物体。三つの形体。2 書道で、楷・行・草の三つの書体。3 華道で、真・行・草の3種の生け方。4 能で、物まねの基本となる三つの姿。老体…
さん‐だい【三大】
- デジタル大辞泉
- 仏語。体大・相大・用大ゆうだいの称。人間の心の本体・すがた(相)・作用が、本来は広大無辺であることをいう。大乗起信論は、心の実体である真如…
さん‐だい【三▽諦】
- デジタル大辞泉
- 《「さんたい」とも》仏語。天台宗で、実相の真理を明かすものとして考えられた空・仮け・中の三つの真理。すべての存在は空無なものであるとする空…
さん‐だいじ【三大寺】
- デジタル大辞泉
- 古代、朝廷の尊崇を受けた三つの寺。大安寺(大官大寺)・元興寺(飛鳥寺)・弘福寺ぐふくじ(川原寺)。のち薬師寺を加えて四大寺とよぶ。
さん‐だいぶ【三大部】
- デジタル大辞泉
- 教義のよりどころとされる三つの大部な経典。1 天台宗で、智顗ちぎ著の法華玄義・法華文句・摩訶止観まかしかん。法華三大部。2 律宗で、道宣著の…
さん‐たっとく【三達徳】
- デジタル大辞泉
- 《「礼記」中庸から》時代や身分を超えて、どんな場合にも通じる三つの徳。智・仁・勇をさす。
さん‐たん【三炭】
- デジタル大辞泉
- 茶の湯で、初炭しょずみ・後炭ごずみ・立炭たちずみの三度の炭手前すみてまえ。
さん‐ぶ【三部】
- デジタル大辞泉
- 1 三つの部分。三つの部門。2 密教で、胎蔵界を分けた、仏部・蓮華部・金剛部。また、金剛界・胎蔵界・蘇悉地そしつじ。台密では胎蔵界・金剛界・…
さんぶつ‐じ【三仏寺】
- デジタル大辞泉
- 鳥取県東伯郡三朝みささ町にある天台宗の寺。山号は三徳山。慶雲3年(706)役えんの小角おづのの創建と伝える。嘉祥2年(849)円仁が再興。古くから…
さん‐ぼん【三▽品】
- デジタル大辞泉
- 1 仏語。上下・優劣などの階位を示す、上品・中品・下品の三つ。2 親王しんのうの位階の第三位。3 中国・日本の位階の第三位。三位。
さん‐みつ【三密】
- デジタル大辞泉
- 1 密教で、身・口く・意の三業さんごう。手に印を結ぶ身密、口に真言を唱える口密くみつ、心に本尊を観念する意密。2 感染症の蔓延を防ぐために、…
さん‐もんと【三門徒】
- デジタル大辞泉
- 越前国(福井県)に行われた真宗の一派。本願寺3世覚如の門弟如導と、その法門を伝えた道性・如覚の三人の法義を信奉。のちに真宗十派のうちの三門徒…
さん‐りゃく【三略】
- デジタル大辞泉
- 古代中国の兵法書。上略・中略・下略の3巻からなる。漢の張良が、黄石公から授けられたといわれるが、後漢以後の著作。→六韜りくとう
ご‐さん【五三】
- デジタル大辞泉
- 1 五と三。2 《「五十三匁」の略から》近世、京都島原の太夫たゆうの揚げ代。また、太夫のこと。「一の女郎の値段を五十三匁と定め、これを―と言ひ…
み‐の‐わた【三▽焦/三×膲】
- デジタル大辞泉
- ⇒さんしょう(三焦)
み‐みょうと〔‐めうと〕【三夫=婦】
- デジタル大辞泉
- 親・子・孫の3代の夫婦がそろっていること。めでたいこととされる。
み‐よ【三世】
- デジタル大辞泉
- 前世ぜんせ・現世げんぜ・後世ごせ。さんぜ。「折りつればたぶさにけがる立てながら―の仏に花たてまつる」〈後撰・春下〉
お‐さん〔を‐〕【尾三】
- デジタル大辞泉
- 広島県南東部の地域の通称。尾道おのみち・三原みはら両市周辺をさす。
さんれん‐きゅう〔‐キウ〕【三連休】
- デジタル大辞泉
- 休日が三日続くこと。[類語]連休・飛び石連休・大型連休・ゴールデンウイーク
み‐か【三日】
- デジタル大辞泉
- 1 三つの日数。3日間。みっか。「―ばかりありて漕こぎ帰り給ひぬ」〈竹取〉2 月の第3日。みっか。「三月やよひ―は、うらうらとのどかに照りたる」…
み‐すじ〔‐すぢ〕【三筋】
- デジタル大辞泉
- 1 三つの筋。3本の線。2 三味線。3筋の糸。