あぶら‐いし【油石】
- デジタル大辞泉
- 1 黒茶色または黄色をした油のような光沢のある石。2 米の中にまじっている油色の小石。3 石炭。
いし‐じぞう〔‐ヂザウ〕【石地蔵】
- デジタル大辞泉
- 1 石に刻んだ地蔵菩薩ぼさつ像。地蔵菩薩の石像。2 無口な人、色恋に反応を示さない人のたとえ。
いし‐ずり【石×摺り/石×搨り】
- デジタル大辞泉
- 1 石碑などの文字を紙に摺すり取ること。また、摺り取ったもの。拓本たくほん。2 染めた布地を木目のたった板や文様を刻した物などの上に置き、堅…
いし‐だいく【石大工】
- デジタル大辞泉
- 1 石を刻んで細工する職人。石工いしく。2 石工の棟梁とうりょう。
いし‐づき【石突き】
- デジタル大辞泉
- 1 太刀の鞘尻さやじりを包んでいる金具。2 矛・薙刀なぎなた・槍やりなどの柄の、地に突き立てる部分を包んでいる金具。3 杖・傘・ピッケルなどの…
いし‐のみ【石×鑿】
- デジタル大辞泉
- 石切り鑿。
い‐せき〔ヰ‐〕【胃石】
- デジタル大辞泉
- 1 ザリガニの胃の中にある、白色の円盤形の炭酸カルシウムの塊。脱皮後2、3日で体内に吸収され、外骨格形成に用いられる。古くはオクリカンキリとよ…
うるし‐いし【漆石】
- デジタル大辞泉
- 1 黒色で、漆のような光沢のある石。黒曜石こくようせきなど。からすいし。2 石炭のこと。
独鈷石 (どっこいし)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 縄文時代後期・晩期の磨製石器。左右に鶴嘴(つるはし)状の頭部をもち,中央2ヵ所に節状の突出部がある,一種の両頭石斧である。中央の節状突出部間…
車石 (くるまいし)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 大八車の車輪のように放射状の割れ目をもつ円形の岩塊からなる珍石の一種。玄武岩質の溶岩が水中を流れると団塊状に固まり,その中心から放射状の節…
木の葉石 (このはいし)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 地層面上にみごとに保存された広葉樹の葉をいう。本来は,栃木県塩原町に分布する洪積世(更新世)中期の湖沼堆積物中に含まれるブナ,カエデ,クリ…
馬蹄石【ばていせき】
- 百科事典マイペディア
- 日本各地の伝説で,神や英雄の乗馬が蹄(ひづめ)の跡をとどめたという石。蹄の跡らしいくぼみのある岩石に注連縄(しめなわ)などをめぐらしている。東…
尿石【にょうせき】
- 百科事典マイペディア
- 尿結石,尿路結石とも。尿路(腎臓,尿管,膀胱(ぼうこう),尿道)の結石の総称。腎臓では原発性(腎結石症)で,その他では原発性のこともあるが,…
鉄鉱石【てっこうせき】
- 百科事典マイペディア
- 製鉄原料となる鉱石。鉄分含有量(40〜50%以上が必要),酸素その他との化合状態,鉱滓(こうさい)となる部分の組成などにより産業的価値がきまるが…
石濤【せきとう】
- 百科事典マイペディア
- 中国,明末清初の画僧。生没年不詳。明の王室に生まれ,明朝滅亡後出家して,僧名を道済,字を石濤,号を大滌子(だいてきし),清湘老人といった。蘭…
十字石【じゅうじせき】
- 百科事典マイペディア
- 結晶片岩,片麻岩などの広域変成岩中に多く産出する鉱物。赤褐〜黄褐色,透明〜半透明,ガラス光沢または樹脂光沢を示し,単斜晶系で,結晶は短柱状…
鍬形石【くわがたいし】
- 百科事典マイペディア
- 古墳時代の碧玉(へきぎょく)製腕飾の一種。形が鍬に似ているため,この名がある。卵形の大きな穴があり,巻貝のゴホウラを縦切りにした貝輪から,こ…
ベゾアール(bezoar)
- デジタル大辞泉
- 「胃石2」に同じ。
コーガ‐せき【コーガ石】
- デジタル大辞泉
- ⇒抗火石
ストロンチアン‐せき【ストロンチアン石】
- デジタル大辞泉
- 炭酸ストロンチウムを主成分とする炭酸塩鉱物。天青石とともにストロンチウムの鉱物として知られる。名称は原産地である英国のスコットランド北西部…
矢石【やいし】
- 百科事典マイペディア
- ベレムナイトとも。石炭紀に現れ,その後ジュラ紀,白亜紀に栄えた軟体動物頭足類。石灰質の細長い殻をもっており,これが化石として産出する。この…
石細胞
- 栄養・生化学辞典
- ナシの果実にみられるリグニン,ペントサンの多い厚膜細胞で,食べたときにざらざらした感じがするのはこの細胞のため.
いしづき【石突き】
- 和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典
- きのこ類の軸のかたい根元。
いしやきいも【石焼き芋】
- 和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典
- さつまいもを加熱した小石に埋めて焼いたもの。水分を加えないので蒸しいもより甘みがある。リヤカーや軽トラックに釜を積んで売り歩くことが多いが…
陰陽石 (いんようせき)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 男女生殖器の形の石で,道祖神,サエノカミとしてまつられたり,あるいは奉納される場合が多い。陰は女性,陽は男性であるが,人工的に刻む場合と,…
大島石 (おおしまいし)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 愛媛県今治市本土の北,来島(くるしま)海峡を隔てた同市の大島に産する花コウ岩の石材名。比較的細粒で長石が淡青色を帯びているので,やや青っぽ…
大谷石 (おおやいし)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 栃木県宇都宮市大谷町付近に産する流紋岩質凝灰岩の石材名。新生代第三紀の火山活動で噴出した火山灰が,海水中に堆積して形成されたもので,緑色か…
雄勝石 (おがついし)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 宮城県石巻市の旧雄勝町に産する二畳紀登米(とよま)層に属する粘板岩の石材名。黒色,緻密で板状節理をもち,日本最大のスレート産地になっている…
寒水石 (かんすいせき)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 茨城県久慈郡,常陸太田市,日立市北部に産する古生層中に挟まれた結晶質石灰岩(大理石)の石材名。花コウ岩の貫入によって変成されて,白色から緑…
議院石 (ぎいんせき)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 広島県倉橋島南岸に産する粗粒の花コウ岩の石材名。淡紅色の長石を含むいわゆる桜御影としては,今日,大量に産する唯一のもので,広く土木建築用に…
加茂川石 かもがわいし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 代表的水石の一つ。京都の北山を水源とする清流が高野(たかの)川や賀茂(かも)川に合流するあたり一帯から産するもので、古くから最高の質を備えた雅…
天草石 あまくさいし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 熊本県天草下島(しもしま)の西海岸で、陶磁器製造用の原料として、17世紀末以来採掘されている陶石。日本でもっとも良質のものといわれ、天草陶石と…
石鑿 いしのみ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 磨製石斧(せきふ)の一種。鑿形石斧。全体の形は柱状、板状。断面形は正方形、長方形、台形を呈し、刃は側方からみて左右非相称(片刃(かたは))のも…
岩代石 いわしろいし iwashiroite-(Y)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イットリウム族希土とタンタルの複酸化物。2005年(平成17)に堀秀道(1934― )らによって福島県伊達(だて)郡川俣(かわまた)町水晶山から記載された…
標石 ひょうせき stone monument; stone mark
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 三角点,水準点などの位置を示すために埋設された石柱,コンクリート柱または真鍮などの金属鋲による耐久的な標識。測量法では仮設的または一時的な…
夜泣き石 よなきいし
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 夜になると泣き声を立てるという石,またはその伝説。夜泣き松など樹木にまつわる伝説の場合もある。動かそうとすると泣き声を出すとか,妊婦を埋め…
ベルリン石 べるりんせき berlinite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- リン酸塩鉱物。無水リン酸塩鉱物としてもっとも単純な化学組成のものの一つ。ベルリン石系を構成する。Al[PO4]の化学組成が暗示するように、石英とほ…
いまづ‐いし【今津石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 兵庫県豊岡市城崎町今津南戸で産出する流紋岩質凝灰岩。淡緑白色で緻密、耐火性にすぐれる。土木・建築用石材。
いし‐いり【石入】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 宝石がはめこんであること。また、そのもの。[初出の実例]「僕がのは竜頭捲(りうづまき)なり石入(イシイ)りなりと、徒らに外観の虚飾を愛…
いし‐うめ【石梅】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「てんのうめ(天梅)」の異名。
いし‐がっせん【石合戦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 二手に分かれ、石を投げ合って戦うこと。祭礼、年中行事、または子供の遊びとしておこなわれた。徳川家康が幼時、安倍川原で見物し、勝敗…
いし‐きり【石錐】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石器時代の打製石器の一つ。黒曜石や硅岩(けいがん)などで作り、先端を鋭くとがらせ、穴をあけるのに用いる。せきすい。
いし‐けり【石蹴】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 子供の遊びの一種。地面にいくつかの円形や四角形などの区画を描き、小石をけって、その区画に順々に入れて、片足で移動して行き、最後の…
いし‐ざら【石皿】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 縄文時代に用いられた石器の一つ。安山岩、花崗(かこう)岩などを長方形または楕円形の扁平な形にして、中央を皿状にくぼめたもの。物を…
いし‐さんご【石珊瑚】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 イシサンゴ類の腔腸(こうちょう)動物の総称。主に熱帯から温帯の浅い海底に着生するが、寒海や深海には単体のものが分布する。形態、色は…
いしだん‐いし【石段石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 茶室の庇(ひさし)の下、出入口の所にすえられる高低の段のある二つの自然石。沓脱(くつぬぎ)石と踏段石(二番石)のこと。② 庭にすえら…
いし‐づたい(‥づたひ)【石伝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石から石へと伝って行くこと。敷石、飛び石や、川の浅瀬の石などを順に踏んで渡ること。[初出の実例]「かた山のいささ小川のいしづたひ心…
いし‐ぶぎょう(‥ブギャウ)【石奉行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 戦国武将に仕えて砦(とりで)や城の石積み工事を宰領し、また、その石の切り出しにあたった奉行人。[初出の実例]「石奉行、西尾小左衛門…
いし‐も【石藻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =せっかいそう(石灰藻)
いず‐いし(いづ‥)【伊豆石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 静岡県、神奈川県の海岸から産出する安山岩。色が青黒く、江戸時代以来、庭石、石碑、建築に用いる。小松石。[初出の実例]「伊豆石で押へ…