き‐ぜん【気前】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 気だて。性質。きまえ。[初出の実例]「ぬしは気ぜんはゑゑけれど」(出典:洒落本・柳巷訛言(1783))② 気分。心持。気がまえ。[初出の実…
しょう‐い(‥ヰ)【称謂】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① よびな。となえ。名称。[初出の実例]「然れども邦域異なるより称謂(シャウイ)も相違あれば」(出典:授業編(1783)一〇)[その他の文献]…
せん‐しょ【選書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 多くの書物の中からえらぶこと。② 多くの著作物から、ある目的にかなったものをえらんで作った書物。また、ある主題を持った書物から成…
こおり【氷】 の 声((こえ))
- 精選版 日本国語大辞典
- 氷をたたく音。また、厳寒に氷の凍結する音。《 季語・冬 》[初出の実例]「氷声(こほりノコヱ) 揚延秀穉子敲レ氷文曰穉子金盆照二暁氷一 彩絲穿取当…
びょうぶ‐やま(ビャウブ‥)【屏風山】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 屏風を立てた形の山。稜線の変化が少ない山。② 屏風を立て回すことを山にたとえていう。[初出の実例]「消る燈火くらきより、心のやみの…
てい‐か【低価】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 安い価格。ひくい値段。廉価。[初出の実例]「休レ嗔斗筲論二低価一、猶自魚名列二水曹一」(出典:玩鴎先生詠物百首(1783)鵞毛)「低価を…
ご‐げんちょ【御玄猪】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語 ) 陰暦一〇月の亥の日の亥の刻に、新穀でついた餠を食べて祝うこと。また、その餠。亥子(いのこ)。亥子餠。ごげんじゅ…
げん‐けん【厳譴】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 きびしく叱責(しっせき)すること。厳重な譴責。[初出の実例]「詩中に人鮓甕(じんさよう)鬼門関などを用ゆるはみな厳譴(ゲンケン)をうけ」…
き‐うん【気運】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 時世のなりゆき。事の進行状態の中で、一定の方向をとろうとする傾向。まわりあわせ。時運。時勢。[初出の実例]「天地の気運(キウン)にあ…
いわい‐ぼう(いはひ‥)【祝棒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 小正月にまじない的な用途に用いる棒。削りかけをつけたり、火にあぶって、だんだら模様をつけたり、豊産のまじないとして成木(なりき)や…
かいてい‐せん【海底線】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =かいていケーブル(海底━)[初出の実例]「海底線に比すれば細きものにして甚だ便利なるものなれば」(出典:東京日日新聞‐明治一六年(1…
いたん‐じゃせつ【異端邪説】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「宋史‐道学・程顥伝」から ) よこしまな教えや説。[初出の実例]「治教を明かにして所謂異端邪説を除き」(出典:人権新説(1883)〈加…
けっ‐せん【結撰】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 文章に表わすこと。[初出の実例]「師弟一時問答、坦率平易、無二復序次一非下覃思結撰如二前人詩話一之比上」(出典:淡窓詩話‐小引(1883…
垈 dài [漢字表級]3 [総画数]8
- 中日辞典 第3版
- 地名に用いる.“封家垈Fēngjiādài”“夏家垈Xiàjiādài”はともに江蘇…
ご【午】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① うまの刻。正午。[初出の実例]「三井寺や日は午にせまる若楓〈蕪村〉」(出典:俳諧・新花摘(1784))[その他の文献]〔孫綽‐遊天台山賦〕…
ぎ‐せん【偽撰】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 文、書などをいつわって作ること。古人の著と見せかけた、いつわりの著作。[初出の実例]「本非三戦国之間所二偽撰一焉」(出典:古学先生…
わい‐せつ【猥褻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 下品でみだらなこと。特に、性欲に関することを不健全な方法・態度で扱うこと。人の情欲を刺激するようなみだらなこと。また、…
いがごえどうちゅうすごろく〔いがごえダウチユウスゴロク〕【伊賀越道中双六】
- デジタル大辞泉
- 浄瑠璃。時代物。10段。近松半二らの合作。天明3年(1783)大坂竹本座初演。伊賀越の仇討ちを題材に、奈河亀輔ながわかめすけの歌舞伎狂言「伊賀越乗…
おやまこ
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 数の「三」をいう、人形浄瑠璃社会・役者仲間などの隠語。[初出の実例]「せれたいといふを平たい事とおもひ、おやまこを妓(おやま)の事と…
せい‐じゅく【精熟】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 物事に詳しくて熟練していること。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「学んで精熟にいたるときは、当に自得するものあるべし」(出…
ろう‐しん(ラウ‥)【労心】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 心を労すること。心を砕いて疲れること。心労。また、疲れた心。[初出の実例]「中年さまさまの世故ありて労心(ラウシン)せし故にや」(出…
れい‐く【儷句】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 詩文に、同形式で意義の対応する二句を並べて用いること。また、その詩句。対句(ついく)。[初出の実例]「五言八句は梁陳の時多くあり、あ…
ほう‐たん(ハウ‥)【放胆】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 性行が、思いきりよく大胆なこと。また、そのさま。[初出の実例]「此の文は小心に書くへし、放胆にて書くべし」(出典:授業編(…
にし【西】 の 下((した))
- 精選版 日本国語大辞典
- 歌舞伎劇場で、西桟敷の裏の廊下。江戸では花道から登退する役者の通路になる。[初出の実例]「いなり丁(まち)をどっと引連れ西(ニシ)の下(シタ)より…
に‐ふん【二分】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 一分(いっぷん)の倍の時間。一二〇秒。② 「にぶ(二分)④」をしゃれていう。踊子の枕代の相場。[初出の実例]「磯の禅司が付て来て弐分(…
げん‐かく【厳格】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 不正やごまかしや怠慢を少しも許さないというような、きびしい態度や様子。[初出の実例]「書を授くるに父兄の膝もとへ引つけて…
ふ‐みょう(‥メウ)【不妙】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) おもしろみのないこと。技巧のこらされていないこと。また、そのさま。[初出の実例]「不妙(フミャウ)なる字眼のあらんよりは無(…
きっか【菊花】 の 酒((さけ))
- 精選版 日本国語大辞典
- =きくざけ(菊酒)①[初出の実例]「重陽之節、天皇御二紫宸殿一、賜二群臣菊花酒一」(出典:日本三代実録‐元慶七年(883)九月九日)
ぬぎ‐た・る【脱垂】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙 着物の肩を脱いで片袖をたらす。[初出の実例]「偏に一の肩を袒(ヌキタレ)、右の膝を地に着け」(出典:地蔵十輪経元慶七…
はくしゅ‐かっさい【拍手喝采】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 手をたたいてほめそやすこと。[初出の実例]「其危険にして巧みなる拍手喝采の声頻りなりし」(出典:郵便報知新聞‐明治一六年(1883)七月…
かん‐どこ【甲所・勘所・肝所】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =かんどころ(甲所)[初出の実例]「かんどこがわるいで昼寝しそこなひ」(出典:雑俳・柳多留‐二二(1788))
レチフ・ド・ラ・ブルトンヌ れちふどらぶるとんぬ Resti(Rétif)de la Bretonne (1734―1806)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フランスの小説家。ブルゴーニュ地方の裕福な農家に生まれ、牧童生活を体験した。ジャンセニストの腹違いの兄の下での厳格な教育に耐えきれず、オー…
ふく‐すい【覆水】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 こぼした水。容器がひっくり返ってこぼれた水。[初出の実例]「ふく水盆に返り内々で入れ」(出典:雑俳・柳多留‐二二(1788))
かん‐ろう(‥ラウ)【疳労】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 疳が強くて体のやせ衰える病気。[初出の実例]「兄は久しく疳労(カンラウ)にて、何事にも感じ易く」(出典:歌舞伎・芽出柳緑翠松前(1883…
フェデラリスツ
- 百科事典マイペディア
- 独立当時の米国で連邦体制の強化と1787年採択の憲法批准促進を唱えた人びと。その動きを背景に1787年―1788年にかけニューヨークの新聞に〈パブリアス…
ねぶ
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 子どもが鳴らすホオズキの、実から種をうまく出せなかったものをいう。[初出の実例]「つぶさねへやうにしやれと、ねぶにしたるほうづきの…
しょう‐しん(シャウ‥)【詳審】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 細かい所にまでわたっていて、くわしいこと。つまびらかにすること。また、そのさま。[初出の実例]「幾たび討論しても詳審なら…
こう‐こう(クヮウクヮウ)【】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 かまびすしいさま。話し声や泣き声のやかましいさま。[初出の実例]「街上孰家児、繿縷風寒不二自持一」(出典:玩鴎先生…
りょう‐ぜん(リャウ‥)【亮然】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 あきらかなさま。はっきりしているさま。また、さわやかなさま。[初出の実例]「一見すれば亮然(リャウゼン)たるべし」(…
カゼッラ
- 小学館 和伊中辞典 2版
- Alfredo Casella(男)(Torino 1883‐Roma 1947;イタリアの作曲家,ピアニスト)
たましい【魂】 を 入((い))れ替((か))える
- 精選版 日本国語大辞典
- 性根(しょうね)を入れかえる。心を改める。改心する。[初出の実例]「たましいを入れかへますと施主に立ち」(出典:雑俳・柳多留‐二二(1788))
つるみね‐しげのぶ【鶴峰戊申】
- デジタル大辞泉
- [1788~1859]江戸後期の国学者。豊後ぶんごの人。通称、和左治。蘭文法に則り、最初の国文典である「語学新書」を著した。のち、水戸藩に出仕。
な【▽字/名】
- デジタル大辞泉
- 《「名」と同語源》文字。「真―」「仮―」
おとな【大人・乙名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙[ 一 ] かしら。おもだった者。① 一族、集団のおもだった者。年長者。宿老。[初出の実例]「資賢卿はふるい人、おとなにておはしき」(出典…
いも【芋】 の 頭((かみ))
- 精選版 日本国語大辞典
- =いもがしら(芋頭)①《 季語・新年 》[初出の実例]「守れ猶としとしいはふいものかみ〈以重〉」(出典:俳諧・誹諧発句帳(1633)春)「いものかみ、…
いい‐なづ・く〔いひ‐〕【言ひ名付く】
- デジタル大辞泉
- [動カ下二]親どうしが子供を結婚させる約束をする。「すでに人の―・けて事定まりたる中」〈太平記・一八〉
林 源吉 ハヤシ ゲンキチ
- 20世紀日本人名事典
- 昭和期の郷土史家 生年明治16(1883)年5月3日 没年昭和38(1963)年8月9日 出身地長崎県 経歴大正13年長崎市商品陳列所、長崎市立博物館に勤務。長崎…
ウェルナー Wöllner, Johann Christoph von
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1732[没]1800プロシア王フリードリヒ・ウィルヘルム2世の宗教大臣。 1788年の宗教令,検閲令により啓蒙思想の取締りを強化した。
しんこうひっき〔シンカウヒツキ〕【進講筆記】
- デジタル大辞泉
- 高崎正風の歌論。筆記、香川景敏。明治26年(1893)刊。明治16年(1883)1月の講書始で進講された「金玉の説」を後世に伝えるべく、門人の香川が正風…
リー(Jonas Lie) りー Jonas Lie (1833―1908)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ノルウェーの小説家。海軍士官を志したが、近視のため文学に転じ、故郷のノールランド地方に取材した『幻視者』(1870)が処女作。『三本マストの未…