こく‐だいのう(‥ダイナフ)【石代納】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =こくだい(石代)
こく‐め【石目】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 枡ではかった量。枡目(ますめ)。
めくら‐いし【盲石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 真っ白や真っ黒、または光る石で、家に持ち帰ると目が見えなくなるなどといって忌まれていた石。[初出の実例]「石塔をつめよ川原のめくら…
まだら‐いし【斑石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 熊本県宇城(うき)市小川町、茨城県常陸太田市町屋町などに産する橄欖岩の石材。帯緑白色の生地に濃緑色の竹の葉を散らしたようにみえる…
みずぶね‐いし(みづぶね‥)【水船石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石を彫って作った水槽。鳥居の前や墓碑の前などに置いて、参詣者の手洗い、口浄めなどの水を貯えるもの。水船。[初出の実例]「鳥居の前成…
へげ‐いし【剥石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 板状節理がよく発達して、平らに割れる石材。鉄平石、根府川石など。
さわだ‐いし(さはだ‥)【沢田石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 静岡県賀茂郡河津町沢田付近から産出する凝灰岩質の石。淡緑色で、石質は緻密であるが軟らかい。石材として用いる。
さんざい‐いし【散在石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 盆石で、海面に仕立ててそこに散在させるのに用いる石。茶褐色のものを用いる。
さん‐せき【霰石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =あられいし(霰石)①〔改正増補和英語林集成(1886)〕
しうん‐せき【紫雲石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 岩手県東磐井郡東山町から大東町にかけて産する粘板岩の一種。赤褐色に淡緑色雲状の縞目のあるもので、硯石(すずりいし)に使われる。
さとみ‐いし【里見石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 群馬県群馬郡榛名町上里見の烏川沿岸から産する、輝石安山岩の一種。石質はやや粗く、薄い灰色を帯び、流状のしま模様の中に黄色の斑点を…
しらかわ‐いし(しらかは‥)【白川石・白河石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 京都市左京区北白川から産する石。白色の花崗岩(かこうがん)で墓石、石灯籠、敷石、橋などに用いられる。白川御影。[初出の実例]「いし…
たいしゃ‐せき【代赭石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 赤鉄鉱を主成分とし、粘土を多く含む鉱物。しゃせき。〔日葡辞書(1603‐04)〕
とう‐せき【凍石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 微粒な滑石の集合体。灰・淡緑色などで緻密。ふつう塊状で蛇紋岩・雲母片岩中に産する。減磨剤、彫刻などに用いる。[初出の実例]「蝋石や…
きょう‐いし(キャウ‥)【経石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 法華経を小石一個に一字ずつ写したもの。時には数字または数千字写すこともあり、多くは祈願や回向のために土中に埋める。きょうせき。
こし‐こく【越石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 知行割の際、所定の高より一〇石内外の高が不足するとき、近村からその不足分の高を渡すこと。〔地方凡例録(1794)〕
こまつ‐いし【小松石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石材の一つ。伊豆半島海岸一帯に産する輝石安山岩。灰色できめこまかく、斑晶の少ない本小松と、灰色または赤褐色で比較的きめ荒く斑晶の…
げんば‐いし【玄蕃石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 長方形の板石。敷石または蓋石(ふたいし)などに用いる。げんば。[初出の実例]「ズウッと残らず、玄蕃石(ゲンバイシ)を二様に並べて敷詰め…
いまづ‐いし【今津石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 兵庫県豊岡市城崎町今津南戸で産出する流紋岩質凝灰岩。淡緑白色で緻密、耐火性にすぐれる。土木・建築用石材。
き‐せき【棋石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 囲碁に用いる石。碁石(ごいし)。
かつぶし‐いし【鰹節石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 形が鰹節に似た紡錘(ぼうすい)状の火山弾。
かんすい‐せき【寒水石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 茨城県日立市助川付近に産出する大理石の石材名。一般には純白の大理石をもいう。古生代の結晶質石灰岩で、白地に灰色の縞があり、結晶粒…
夜泣き石 よなきいし
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 夜になると泣き声を立てるという石,またはその伝説。夜泣き松など樹木にまつわる伝説の場合もある。動かそうとすると泣き声を出すとか,妊婦を埋め…
独鈷石 どっこいし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 仏具の独鈷に形態が類似する磨製ないし敲打製(こうだせい)の石器。主として縄文時代晩期に発達するが、弥生(やよい)時代にも残存している。長さ10~2…
いし‐いり【石入】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 宝石がはめこんであること。また、そのもの。[初出の実例]「僕がのは竜頭捲(りうづまき)なり石入(イシイ)りなりと、徒らに外観の虚飾を愛…
いし‐うめ【石梅】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「てんのうめ(天梅)」の異名。
いし‐がっせん【石合戦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 二手に分かれ、石を投げ合って戦うこと。祭礼、年中行事、または子供の遊びとしておこなわれた。徳川家康が幼時、安倍川原で見物し、勝敗…
いし‐きり【石錐】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石器時代の打製石器の一つ。黒曜石や硅岩(けいがん)などで作り、先端を鋭くとがらせ、穴をあけるのに用いる。せきすい。
いし‐けり【石蹴】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 子供の遊びの一種。地面にいくつかの円形や四角形などの区画を描き、小石をけって、その区画に順々に入れて、片足で移動して行き、最後の…
いし‐ざら【石皿】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 縄文時代に用いられた石器の一つ。安山岩、花崗(かこう)岩などを長方形または楕円形の扁平な形にして、中央を皿状にくぼめたもの。物を…
いし‐さんご【石珊瑚】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 イシサンゴ類の腔腸(こうちょう)動物の総称。主に熱帯から温帯の浅い海底に着生するが、寒海や深海には単体のものが分布する。形態、色は…
いしだん‐いし【石段石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 茶室の庇(ひさし)の下、出入口の所にすえられる高低の段のある二つの自然石。沓脱(くつぬぎ)石と踏段石(二番石)のこと。② 庭にすえら…
いし‐づたい(‥づたひ)【石伝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石から石へと伝って行くこと。敷石、飛び石や、川の浅瀬の石などを順に踏んで渡ること。[初出の実例]「かた山のいささ小川のいしづたひ心…
いし‐ぶぎょう(‥ブギャウ)【石奉行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 戦国武将に仕えて砦(とりで)や城の石積み工事を宰領し、また、その石の切り出しにあたった奉行人。[初出の実例]「石奉行、西尾小左衛門…
いし‐も【石藻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =せっかいそう(石灰藻)
バデレイ石 ばでれいせき baddeleyite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 二酸化ジルコニウムの鉱物。ジルコニウムの鉱石鉱物の一つ。純粋な二酸化ジルコニウムZrO2は原子炉の中性子遮蔽(しゃへい)材として優れた性質を示す…
三笠石 みかさいし mikasaite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 無水硫酸第二鉄の鉱物。1994年(平成6)三浦裕行(ひろゆき)(1950― )らによって報告された新鉱物。北海道三笠市幾峻別(いくしゅんべつ)炭坑におい…
脈石 みゃくせき gangue
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 鉱床の中に産する鉱物のうち、採掘されても利用されない鉱物をいう。一般には金属鉱床に産する石英、方解石、蛍石(ほたるいし)、石膏(せっこう)など…
ロッカ石 ろっかせき lokkaite-(Y)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- カルシウムとイットリウム族希土の含水炭酸塩。1970年フィンランドから新鉱物として記載されたが、化学式が正確でなく、1986年(昭和61)に鉱物学者…
石槍 いしやり
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 打製石器の一つ先端をとがらせ,長い柄につけ,槍として用いる。旧石器時代のポイントもその一つであり,縄文時代にもみられる。
ギブス石 ぎぶすせき gibbsite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ボーキサイトの主成分鉱物。土壌鉱物あるいは低温熱水生成鉱物として産し、六角板状の自形結晶をなす。また塊状、皮膜状の団塊を形成する。バイエル…
凹石 くぼみいし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 石の面に1、2か所または多数の凹みのある縄文時代の石器。1、2か所凹みのある石は円形、楕円(だえん)形の礫(れき)の両面あるいは片面に浅い凹みがあ…
クランダル石 くらんだるせき crandallite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- カルシウムとアルミニウムの含水リン酸塩。クランダル石系鉱物の一員。明礬石(みょうばんせき)と同構造。自形は立方体に近い菱面体(りょうめんたい)…
グローバー石 ぐろーばーせき glauberite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ナトリウムとカルシウムの無水硫酸塩鉱物。岩塩鉱床のもっとも普通の随伴鉱物。自形は斜めに切れた菱柱(りょうちゅう)状。あるいは菱形(ひしがた)の…
ザイベリー石 ざいべりーせき szaibélyite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ホウ素(B)の鉱石鉱物の一つ。苦灰岩の接触帯や超塩基性岩中に生成されるほか、蒸発岩のような低温条件でも生成される。斜方相を含むいくつかの多型…
車輪石 しゃりんせき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 日本の古墳時代前期につくられた腕輪形宝器の一種。オオツタノハを加工してつくった貝輪を碧玉(へきぎょく)や緑色凝灰岩などの石材で模したもので、…
スコロド石 すころどせき scorodite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 硫砒(りゅうひ)鉄鉱、砒鉄鉱などの酸化分解によって生成される二次鉱物の一つ。これらを含む各種金属鉱床の酸化帯中に産する。パラスコロド石parasco…
石棉 せきめん / シーミエン
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国、四川(しせん)省中西部の県。雅安(があん)市に属する。人口12万4400(2013)。揚子江(ようすこう)支流岷江(びんこう)の支流大渡河(だいとが)下…
天草石 あまくさいし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 熊本県天草下島(しもしま)の西海岸で、陶磁器製造用の原料として、17世紀末以来採掘されている陶石。日本でもっとも良質のものといわれ、天草陶石と…
石鑿 いしのみ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 磨製石斧(せきふ)の一種。鑿形石斧。全体の形は柱状、板状。断面形は正方形、長方形、台形を呈し、刃は側方からみて左右非相称(片刃(かたは))のも…