「化合物」の検索結果

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分子

知恵蔵
特定の物理化学的性質を示す原子、またはその結合体の最小単位のこと。1個の原子でも化学的に不活性で独立の粒子として振る舞う希ガス原子は分子であ…

硫化窒素 りゅうかちっそ nitrogen sulfide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
硫黄と窒素との化合物の総称。化合物名としては窒化硫黄としたほうが正しいとの説もある。 (1) 四硫化四窒素  N4S4 。常温では橙黄色の結晶であるが…

角銀鉱 かくぎんこう chlorargyrite

日本大百科全書(ニッポニカ)
もっとも普通の銀の二次鉱物の一つ。日本では、熱水鉱脈型の金・銀鉱床の酸化帯中に、硫化物などとは集合せずに石英脈中、あるいは珪(けい)化作用な…

塩化ケイ素 エンカケイソ silicon chloride

化学辞典 第2版
SiCl4,Si2Cl6がもっとも普通の化合物.そのほかSi3Cl8,Si4Cl10,Si5Cl12などが知られている.ケイ素と塩素を加熱して反応させるか,ケイ化カルシウ…

酸化ジュウテリウム サンカジュウテリウム deuterium oxide

化学辞典 第2版
D2O(20.03).重水ともいう.重水という場合は,軽水素と 17O,18O の化合物もさすことがある.普通の水にH218O0.17%,H217O0.037%,HD16O0.032% …

付加環化重合 フカカンカジュウゴウ cyclopolyaddition

化学辞典 第2版
付加反応により環状構造を形成しながら重合する重付加反応のこと.環を形成する際に,π結合が変化する場合(A)と,σ結合が変化する場合(B)との二通り…

セレン selenium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
元素記号 Se ,原子番号 34,原子量 78.96。周期表 16族,酸素族元素の1つ。 1817年に J.ベルセーリウスによって発見された。地殻存在量 0.05ppm,海…

チオール チオール thiol

化学辞典 第2版
チオアルコールともいう.ヒドロキシ基の酸素原子を硫黄原子に置換した,RSH化合物の総称.低分子量の化合物は広く天然に存在し,漬けものの香気,ス…

シクロブタジエン シクロブタジエン cyclobutadiene

化学辞典 第2版
C4H4(52.072).4個のπ電子をもつ単環式共役ポリエン.この化合物では,二重結合が共役しているにもかかわらず,それによる安定化がなく,逆に不安定…

フォンリヒター反応 フォンリヒターハンノウ von Richter reaction

化学辞典 第2版
芳香族ニトロ化合物を,シアン化アルカリのエタノール溶液とともに加熱することにより,ニトロ基のオルト位にカルボキシル基が導入され,同時にニト…

ツリウム thulium

改訂新版 世界大百科事典
目次  性質  製法  用途周期表第Ⅲ A族,希土類元素に属するランタノイド元素の一つ。1879年スウェーデンのクレーベP.T.Cléveが,当時エルビウ…

不飽和炭化水素 ふほうわたんかすいそ unsaturated hydrocarbon

日本大百科全書(ニッポニカ)
炭素‐炭素二重結合(C=C)または三重結合(C≡C)をもつ炭化水素をいう。ただし、ベンゼン、ナフタレン、トルエンなどのように芳香環以外に二重結合や…

デリス剤 でりすざい

日本大百科全書(ニッポニカ)
ロテノンならびにこの類縁化合物を含有するデリス、キューベ、チンボーなどマメ科木本植物の地下茎および根を原料としてつくった殺虫剤。遅効性であ…

シアン化アルキル シアンかアルキル alkyl cyanide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
脂肪酸ニトリルともいう。アルキル基にシアノ基が結合した化合物。一般式は RC≡N で表わされる。ハロゲン化アルキルとシアン化カリウムまたはシアン…

フルオロメタン(fluoromethane)

デジタル大辞泉
メタンを構成する水素原子1個を弗素原子1個と置換した化合物。ハイドロフルオロカーボン(HFC)に分類される代替フロンの一。半導体集積回路の製造工…

サーモクロミズム(thermochromism)

デジタル大辞泉
ある種の物質を加熱または冷却すると、色が可逆的に変化する現象。また、この性質をもつ物質をサーモクロミック物質(材料)という。このような有機…

ヘキサメチレンテトラミン(hexamethylenetetramine)

デジタル大辞泉
複素環式化合物の一つ。ホルムアルデヒドとアンモニアの反応で得られる。無色・無臭の結晶性の粉末で、樹脂の硬化や発泡化、爆薬の製造、尿路殺菌剤…

ラジカルスカベンジャー

栄養・生化学辞典
 遊離基捕捉剤ともいう.遊離基は反応性が高く,生体内でも諸種の物質と反応して生体に好ましくない影響を与える場合が多い.ラジカルスカベンジャ…

アルキン アルキン alkyne

化学辞典 第2版
分子内に三重結合C≡Cを1個もち,一般式CnH2n-2で表される脂肪族不飽和炭化水素の総称.この同族体のもっとも簡単な化合物がアセチレンであることか…

メタ異性 メタイセイ metaisomerism

化学辞典 第2版
【Ⅰ】狭義には,二重結合の位置が異なる異性をいう.単純な1-ブテンと2-ブテン,α-ヨノンとβ-ヨノン,そのほかステロイド骨格をもつ化合物にも多くみ…

ひ‐そ【砒素】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 窒素族元素の一つ。元素記号 As 原子番号三三。原子量七四・九二一六。金属光沢のある灰色のもろい結晶と黄色粉末の二種がある。天然には…

イットリウム

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] yttrium ) 希土類元素の一つ。記号Y 原子番号三九。原子量八八・九〇五八。一七九四年、フィンランドのガドリンが発見。灰色の…

生物的酸化 せいぶつてきさんか biological oxidation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
生物体内で酵素の助けによって起る種々の化合物の酸化反応。いくつかの方式があるが,代表的なものには次のものがある。 (1) 水素などの離脱によるも…

ティーレ(Friedrich Karl Johannes Thiele) てぃーれ Friedrich Karl Johannes Thiele (1865―1918)

日本大百科全書(ニッポニカ)
ドイツの有機化学者。ブレスラウやハレの大学で学んだのち、ミュンヘンのバイヤーのもとで化学助教授、ついでストラスブール大学化学教授となった。…

生産者 せいさんしゃ

日本大百科全書(ニッポニカ)
生態系内でのエネルギーの流れと物質循環において、外界のエネルギーを化学エネルギーとして取り込み、無機化合物から有機化合物をつくる役割を果た…

6価クロム (ろっかクロム)

改訂新版 世界大百科事典
クロム化合物中で,クロムが6価として働いているとき,これを6価クロムと呼ぶ。6価クロムは三酸化クロム,クロム酸塩,重クロム酸塩などとして存在し…

ジーニン じーにん Николай Николаевич Зинин/Nikolay Nikolaevich Zinin (1812―1880)

日本大百科全書(ニッポニカ)
ロシアの化学者。カザン大学で数学と化学を学び、1837~1840年西欧に留学しておもにギーセンのリービヒの下で研究した。帰国後、1841年カザン大学化…

群 グン group

化学辞典 第2版
数学では,お互いの関係が,下記のような四つの規則で定義される元の集合を群とよぶ.対称性をもつ結晶や,化合物の幾何学的構造に対する対称操作が…

フッ化水素酸 ふっかすいそさん hydrofluoric acid

日本大百科全書(ニッポニカ)
フッ化水素の水溶液。通称フッ酸。蛍石(ほたるいし)CaF2を濃硫酸と熱し、発生する気体を水に吸収させる。無色の液体。刺激臭があり有毒である。市販…

ナイロン

栄養・生化学辞典
 主鎖にアミド結合をもつ化合物で,通常線状のもの.ジアミンと二塩基酸を重縮合させたり,ラクタムを開環重合させたり,アミノカルボン酸を重縮合…

ポリアミド

百科事典マイペディア
主鎖中にアミド結合−CONH−をもつ高分子化合物の総称。合成ポリアミドにはナイロンなどの合成繊維があり,成形品はエンジニアリングプラスチックの代…

ジアゾ反応【ジアゾはんのう】

百科事典マイペディア
ジアゾニウム塩から種々の化合物を合成する反応の総称。次のような反応がある。(図)2.3.4.をザントマイヤー反応という。この場合Cu(I)塩の代りに…

グレーベ

百科事典マイペディア
ドイツの有機化学者。ブンゼン,コルベ,バイヤーらに学び,1870年ケーニヒスベルク大学教授,1878年ジュネーブ大学教授。キノン,ナフタリン等の縮…

りったい‐はいざ【立体配座】

デジタル大辞泉
分子中の単結合の回転によって異なる構造が生じる場合の、各原子の空間的配列のこと。ふつう有機化合物中の単結合のねじれによる配列の違いをさすこ…

エイジス【AGEs】[advanced glycation end-product]

デジタル大辞泉
《advanced glycation end-products「AGEエイジ」とも》ブドウ糖などの還元糖とアミノ基が反応した化合物の総称。糖尿病・腎炎などで血中濃度が上が…

どうでんせい‐プラスチック〔ダウデンセイ‐〕【導電性プラスチック】

デジタル大辞泉
電気を通すプラスチック。一般に、絶縁性をもつプラスチックに、金属や炭素繊維などの無機導体を練りこんだり、表面に導体の薄膜を形成したりして導…

サリチルさん‐メチル【サリチル酸メチル】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( メチルは[英語] methyl ) サリチル酸とメチルアルコールの化合物。化学式 C6H4(OH)COOCH3 強い香気をもつ無色の液体。冬緑油・菓子・チ…

さしき‐たんかすいそ(‥タンクヮスイソ)【鎖式炭化水素】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 鎖式化合物に属する炭化水素の総称。原子相互が単結合からなる飽和炭化水素、二重・三重結合からなる不飽和炭化水素がある。前者の同族列…

リモネン

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] limonene ) テルペン類の化合物。化学式 C10H16 レモンのような芳香をもつ。レモン油、シソ、松葉油などに含まれる。香料などと…

多官能性縮合 たかんのうせいしゅくごう polyfunctional condensation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
多官能性重縮合反応ともいう。縮合反応が可能な3個以上の官能基をもつ単量体を反応成分とする重縮合反応。二官能性単量体の重合では,生成分子は線状…

スレオ形 スレオがた threo-form

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
トレオ形ともいう。隣接する2個の不斉炭素原子をもつ化合物のジアステレオマーの一系列。2個の不斉炭素原子の立体配置の相互関係を示している。2種の…

銀鏡反応 ぎんきょうはんのう silver mirror reaction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
有機化合物の還元性試験法の1つ。試験管に硝酸銀溶液をとり,これにアンモニア水を少しずつ加え,いったん生じた褐色沈殿が消失したとき,これに検体…

酸塩化物【さんえんかぶつ】

百科事典マイペディア
酸の水酸基を塩素で置換した化合物の総称。通常カルボン酸の塩化物をいう。塩化アセチルCH3COCl,塩化ベンゾイルC6H5COClなど。酸無水物と同様,アン…

アンチノック‐ざい【アンチノック剤】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] antiknocking agent の訳語 ) 内燃機関のノッキング(正常よりも早めに爆発が起こること)を防ぐために燃料に少量加える物質。…

えんか‐エチル(エンクヮ‥)【塩化エチル】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( エチルは[英語] ethyl ) エチル基と塩素との化合物。化学式 C2H5Cl 常温で無色の気体。エチルアルコールまたはエチレンに塩化水素を作…

炭素

小学館 和西辞典
⸨化学⸩ carbono m. ⸨記号 C⸩炭素化合物compuesto m. de carbono炭素鋼acero m. al carbono炭素税impuesto m. sobre el carbono炭素繊維fibra f. de c…

有機化合物中の金属定量法 ユウキカゴウブツチュウノキンゾクテイリョウホウ analysis of metal in organic compound

化学辞典 第2版
有機金属化合物中の金属元素の微量定量法では,古くから灰分定量法が使われているが,測定困難な場合は種々の定量法が用いられている.近年は,原子…

シスプラチン シスプラチン cisplatin

化学辞典 第2版
白金錯体 [PtCl2(NH3)2]2+ のシス体.睾丸がん,卵巣がん,乳がんなどに有効であるが,トランス体には抗がん性はない.類似白金化合物として,カル…

costituènte

伊和中辞典 2版
[形][現分] 1 構成する, 構成上の fatto ~ reato|犯罪を構成する事実. 2 〘政〙憲法制定のための, 憲法制定権をもつ assemblea ~|憲法制定議会…

硫化物 りゅうかぶつ sulfide

日本大百科全書(ニッポニカ)
硫黄(いおう)と、それよりも陽性の元素との化合物の総称。ほとんどすべての金属およびいくつかの非金属、たとえばホウ素、ケイ素、炭素、アンチモン…

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