さしず‐にん(さしヅ‥)【指図人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 指図をする人。指揮する人。[初出の実例]「公私の学校を管理せんが為め、一区の地にて人民より十二人の指図人を選て」(出典:西洋学校軌…
おと‐ひと【弟人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =おとうと(弟)[初出の実例]「今星川王、心に悖(さかしま)に悪しきことを懐(いだ)きて、行(わさ)、友于(このかみオトヒト)に闕けり」(…
お‐ひと【御人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )① 客人や、よそから来た使者を敬っていう語。[初出の実例]「宿坊(しゅくぼう)からお人がござりました」(出典:狂言記…
エトルリア‐じん【エトルリア人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 紀元前八世紀から紀元前三世紀頃にかけて、イタリアのトスカーナ地方を中心に南北を広く支配した民族。古代ローマに征服された。青銅器を…
えん‐じん(ヱン‥)【猿人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 もっとも原始的な化石人類の総称。アフリカ下部洪積世におけるオーストラロピテクス群、パラントロプス群、ホモ‐ハビリス、アジアにおけ…
えん‐じん(ヱン‥)【遠人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 遠く離れた人。遠国の人。外国人をもいう。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「唐人等かくのごとくになり来りし事は、貞享・元祿の…
おうじょう‐にん(ワウジャウ‥)【往生人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 極楽往生を願う人。後生人。[初出の実例]「いと軽々なる往生人なりや」(出典:大鏡(12C前)六)[その他の文献]〔往生礼讚偈〕② 極楽…
うせ‐うど【失人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「うせひと」の変化した語 ) 逃げうせた人。行方不明の人。うせびと。逃亡者。[初出の実例]「逋亡は逋逃のうせうどや入贅や賈人までを…
いり‐びと【入人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 他家から婿としてはいってくる人。入夫(にゅうぶ)。入り婿。いりうど。[初出の実例]「聟は近頃の入人(イリビト)なり」(出典:鳩翁道話(1…
うつけ‐びと【空人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =うつけもの(空者)〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「無器用な人ぞ。うつけ人ぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)七)
いろ‐びと【色人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「いろひと」とも )① 容色の美しい人。美しくなまめかしい人。[初出の実例]「その名も月の色人は、三五夜中の空に又、満願真如の影とな…
いち‐じん【一人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =いちにん(一人)[初出の実例]「万民主不レ阿二一人(イチジン)一」(出典:文明本節用集(室町中))② ( 天下の唯一人者という意から ) …
いこく‐じん【異国人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 外国人。他国の人。異人。いこくもの。いこくびと。[初出の実例]「山の春永が異国人をちうせし」(出典:九冊本宝物集(1179頃)二)② 普…
い‐じん【夷人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 「夷」はたいらかの意 ) 平凡な人。凡人。〔書経‐泰誓・中〕② ( 「夷」は野蛮人の意 ) 文明の開けていない国の人。野蛮人。えびす。ま…
イタリア‐じん【イタリア人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 イタリア共和国の民族。紀元前千年ごろ北方から移動し、一派であるラテン人が中部イタリアのラティム地方に定着した。中世にはアラブ人と…
あずま‐と(あづま‥)【東人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「あずまひと(東人)」の変化した語。[初出の実例]「辺鄙 アツマト」(出典:観智院本名義抄(1241))東人の語誌「と」の清濁は不明。「…
あそび‐にん【遊人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 定職を持たずに遊んで暮らしている人。[初出の実例]「同じ遊(アソ)び人(ニン)のごろつきでゐても」(出典:歌舞伎・鼠小紋東君新形(鼠小…
あみ‐びと【網人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 網を引いて漁をする人。漁夫。網引き。[初出の実例]「ただあみ人のみ住む島なりけり」(出典:法華修法一百座聞書抄(1110)三月九日)
あら‐びと【荒人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 野蛮な人。言動が荒っぽくて洗練されていない人。[初出の実例]「皇天(あめ)、手を我に仮りて暴逆(アラビト)を誅殄(ころした)てり」(出典…
アーリア‐じん【アーリア人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( アーリアは「高貴」を意味する[サンスクリット語] ārya に由来 )① インド‐ヨーロッパ語族の諸言語を用いる人種の総称。特に紀元前二千…
ケルト人 (ケルトじん) Celts
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 神話と伝承西ヨーロッパの歴史世界を構成する民族の一つ。ギリシア語でケルトイKeltoi,ラテン語ではケルタエCeltaeまたはガリGalliと呼ばれた…
ビツリゲス人 ビツリゲスじん Bituriges
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ケルト人の一派。前6世紀頃ガリアで強勢を誇った。前1世紀の中頃クビ,ウィウィスキの2派に分れ,ローマのユリウス・カエサルに制圧された。皇帝アウ…
人神 ひとがみ man-god
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 人間が生前または死後,神として祀られる信仰。神人とも呼ばれる。特に生きている人間を神とする場合,日本では生神 (いきがみ) ,現人神 (あらひと…
きょうらく‐にん(キャウラク‥)【競落人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 競落によって目的物の権利を取得した人。競落者。
ぎょ‐じん【漁人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 魚介をとる人。漁師。漁者。[初出の実例]「漁人不レ記歳時流。淹泊洄老棹レ舟」(出典:経国集(827)一四・漁歌五首〈嵯峨天皇〉)[その他…
けい‐じん【閨人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 婦人。女性。[初出の実例]「閨人(ケイジン)稚蒙のために、春雨のつれづれをなぐさむるよすがともなすべき、兎園草紙にして」(出典:人情…
げさく‐にん【下作人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 下作職(げさくしき)をもつ農民。[初出の実例]「年貢済物未進事〈略〉尚以於下不二叙用一之輩上者、令レ収二公下地一、可レ付二下作人一也…
きゅうじ‐にん(キフジ‥)【給仕人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 給仕をする係の人。[初出の実例]「給仕人がなぞか燭の光を立かくす」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)一〇)「ホテル、ヂュ、パルクに泊る…
きゅう‐じん【窮人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 生活に困窮している人。貧乏人。窮者。窮民。[初出の実例]「即随身の物を売却して、西郭の外に屋を立て、窮人を休息せしむ」(出典:随筆…
ぎょうしょう‐にん(ギャウシャウ‥)【行商人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 商品を持って売り歩く商人。こうしょうにん。[初出の実例]「行商人取締規則を設け届出づべし」(出典:朝野新聞‐明治一九年(1886)四月八…
グリマルディ人 グリマルディじん Grimaldi
- 旺文社世界史事典 三訂版
- イタリアのグリマルディで発見された新人クロマニョン人とほぼ同時期とされ,骨格が黒人に似ているという説もある。
サクソン人 サクソンじん Saxons
- 旺文社世界史事典 三訂版
- イギリス人の根幹をなすアングロ−サクソン族の一派民族的にはゲルマン人に属する。古くから北西ドイツに居住していたが,5世紀中ごろからその一部は…
サルマティア人 サルマティアじん Sarmatians
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前4〜後1世紀ごろに活躍した,イラン系遊牧民族。サルマート人ともいう前5〜前4世紀ごろ,中央アジアから西方に移動し,スキタイ人を圧迫し,ト…
マンディンゴ人 マンディンゴじん Mandingo
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 西アフリカに広く居住している黒人の一種族別名マンデ人。イスラームに改宗したのち,13世紀前半,民族的英雄スンジャータ王の時代,ニジェール河畔…
ラテン人 ラテンじん Latins
- 旺文社世界史事典 三訂版
- インド−ヨーロッパ語族に属するイタリア人の一派ティベル川河畔のラティウム地方に来住して多数の都市国家を建設した。初めローマはその1つであった…
アイオリス人 アイオリスじん Aeolians
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 古代ギリシア人の一派東方方言群のアイオリス方言を話し,北部のテッサリア地方に住んでいたが,ドーリア人の侵入によって,一部は海を渡り,小アジ…
アカイア人 アカイアじん Achaeans
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 古代ギリシア人の一派の呼称詩人ホメロスは,トロヤ戦争に参加したギリシア人をすべてアカイオイ(Achaioi)と呼んでおり,前1200年ごろドーリア人が…
アモリ人 アモリじん
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ⇨ アムル人
アーリア人 アーリアじん Aryans
- 旺文社世界史事典 三訂版
- インド−ヨーロッパ語族のうち,インドおよびイランに定住した支族中央アジアの高原地帯で遊牧生活を送っていたが,前2000年ごろから南下し,インダス…
ひと【人】 定((しず・さだ))まる
- 精選版 日本国語大辞典
- 人々が寝しずまる。[初出の実例]「蔓草露深し人定まって後、終霄雲尽きぬ月の明らかなる前〈小野篁〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)上)
ひと‐あか【人垢】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 人の垢。人の肌または衣類や物についた垢。② 他人の垢。→人垢は身につかぬ
ひと‐あきない(‥あきなひ)【人商】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人身を売買すること。また、それを業とする人。人買。[初出の実例]「且称二人商一専二其業一之輩」(出典:近衛家本式目追加条々‐弘長元年…
ひと‐あたり【人当】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人に対する応対ぶり。応対の際に、人に与える感じや印象。人づきあい。[初出の実例]「酷吏は人あたりが、〈略〉ようもない者ぞ」(出典:…
ひと‐おめ【人怖】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ひとおじ(人怖)[初出の実例]「知音の男、むくちにて、ことに、人おめしたる人なれば」(出典:評判記・寝物語(1656)一九)
ひと‐か【人香】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「ひとが」とも ) 人の移り香。人のかおり。[初出の実例]「いとなつかしき人かにしめるを」(出典:源氏物語(1001‐14頃)空蝉)
ひと‐かわり(‥かはり)【人代】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 他の人と代わること。また、その人。代理人。代わりの人。[初出の実例]「人代りと云ことは制禁なるべし」(出典:政談(1727頃)一)
ひと‐くい(‥くひ)【人食】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 人間の肉を食うこと。また、その風習。食人。カニバリズム。[初出の実例]「殊に人啖(ヒトクヒ)の風俗に馴れたる時は」(出典:亜非利加内…
ひと‐しゅう【人主】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人を使う身分の人。主人。主。[初出の実例]「人しうにはなりたい物でござる」(出典:狂言記・福渡(1660))
ひと‐ぜり【人競】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人が先をきそってひしめくこと。人の込みあうこと。人ごみ。[初出の実例]「いまだ九歳なれば小腕をとられ、人ぜりにおしたふされ」(出典…
ひと‐ぞめき【人騒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 )① 人が込み合って騒がしいこと。人の話し声がざわざわすること。また、人騒がせであること。また、そのさま。人のざわめき。[初…