マクスウェル=ボルツマン分布 (マクスウェルボルツマンぶんぷ) Maxwell-Boltzmann's distribution
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古典力学に従う理想気体において,熱平衡状態での分子の各状態の確率分布をいう。N個の粒子からなる系の熱平衡状態において,速度v=(vx,vy,vz)…
がんのれーざーりょうほう【がんのレーザー療法】
- 家庭医学館
- ◎レーザー療法とは レーザー光線は、レーザーメスとして、また、網膜剥離(もうまくはくり)を治療する光凝固術(ひかりぎょうこじゅつ)、形成外…
ホール(John L. Hall) ほーる John L. Hall (1934― )
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アメリカの物理学者。カーネギー工科大学卒業、同大で博士号取得。国立標準技術研究所上級研究員、コロラド大学天体物理学合同研究所特別研究員。200…
白石 早出雄 シライシ サデオ
- 20世紀日本人名事典
- 大正・昭和期の数学者,科学哲学者 埼玉大学名誉教授。 生年明治29(1896)年3月16日 没年昭和42(1967)年9月18日 出生地新潟県 学歴〔年〕東京帝大理…
構造岩石学
- 岩石学辞典
- ドイツ語ではGefugekunde der Gesteineで,岩石の成分要素の空間的配列に関するデータの研究を意味している.特に肉眼的構造および野外関係に重点が…
見えてきた暗黒物質
- 知恵蔵
- COSMOS(宇宙進化サーベイ)プロジェクトは、暗黒物質の及ぼす重力レンズ現象の解析から、宇宙における暗黒物質の広域空間分布を初めて測定することに…
原動機【げんどうき】
- 百科事典マイペディア
- 自然に存在する各種のエネルギー源からエネルギーを取り出して,機械的仕事を得る機械。動力機械とも。力学的エネルギーを利用する風車,水車,燃料…
ハイゼンベルクの運動方程式【Heisenberg's equation of motion】
- 法則の辞典
- ハイゼンベルク表示における量子力学では,状態ベクトルは変化せず,物理量を表す演算のみが系の時間的変化を担うことになる.この物理量の時間的変…
ジョン ペリー John Perry
- 20世紀西洋人名事典
- 1850 - 1920 英国の工学者。 元・ロンドン・テクニカル・サイエンス教授。 アイルランド生まれ。 イギリスの工学者で、1974年グラスゴー大学でW.ト…
ロバート エムデン Robers Emden
- 20世紀西洋人名事典
- 1862 - 1940 天体物理学者。 元・ミュンヘン大学助教授。 ザンクト・ガレン(スイス)生まれ。 1887年シュトラスブルク大学で理学博士号を取り、1907…
celeste /seˈlεstʃi/
- プログレッシブ ポルトガル語辞典(ポルトガル語・日本語の部)
- [形]⸨男女同形⸩❶ 天のmecânica celeste|天体力学corpos celestes|天体o Celeste Império|中華帝国.❷ 天国の,神の…
フェルミ-ディラックの統計 フェルミディラックノトウケイ Fermi-Dirac statistics
- 化学辞典 第2版
- フェルミ統計ともいう.電子,陽子,中性子あるいはこれら素粒子の奇数個から構成され,半整数のスピンをもつ粒子からなる系では,系の状態の表す波…
量子ドット
- 知恵蔵
- 固体中で電子の動きを3次元より低く抑えると量子力学の特徴があらわになる。2次元方向しか動けなくしたのが層状の量子井戸、1次元系は量子細線、0次…
りょうしかぎ‐はいそう〔リヤウシかぎ‐〕【量子鍵配送】
- デジタル大辞泉
- 量子力学の原理を応用し、通信を行う二者間で暗号鍵を安全に共有する手法。代表的な量子暗号であり、量子もつれの状態にある二つの粒子や系を二者間…
物質枠無差別の原理【principle of material frame】
- 法則の辞典
- 客観性の原理*ともいう.物質特性である構成式は,観測者の運動に依存しないという仮定.狭義には,構成関係は物質の剛体回転に無関係であると仮定…
ルントクヴィスト数【Lundquist number】
- 法則の辞典
- ルンキスト数*としるしてある文献もある.電磁流体力学で磁場と流体運動の相互作用を示す無次元数の一種.略号は k である. で求められる.ここで…
惑星運動論 (わくせいうんどうろん) planetary theory
- 改訂新版 世界大百科事典
- 力学法則に基づく惑星の運動論の研究は,I.ニュートンによる力学体系が確立されてから始まった。ニュートン以前の天動説や地動説は,地球から見た惑…
機械論的唯物論 (きかいろんてきゆいぶつろん) mechanical materialism
- 改訂新版 世界大百科事典
- 人間の意識をも含めたすべての事象を,力学的法則で説明しようとする唯物論の一形態。自称の理論的立場ではなく,生物学的(生理学的)唯物論や弁証…
くりこみ‐りろん【繰込理論】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 電子と電磁場との相互作用で、電子の質量や電荷が有限の値をもつという実験事実と、無限大に発散するという量子力学上の理論値との矛盾を…
結合距離 ケツゴウキョリ bond length
- 化学辞典 第2版
- 化学結合をしている二つの原子の原子核間の距離.通常,0.1~0.2 nm の間にある.量子力学による理論的推定は種々行われている.たとえば,炭化水素…
正典【せいてん】
- 百科事典マイペディア
- (1)ある作家の真作として認められた作品。(2)文学史において偉大な作品とされ,後代に読み継がれていく作品。いわゆる〈世界の名作〉。近年の…
最小仕事 さいしょうしごと minimum work
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 与えられた条件のもとで,熱力学系を1つの平衡状態から他の平衡状態に移すために,外から与えなければならない仕事の最小量。たとえば,断熱系の等温…
三角翼 さんかくよく delta wing
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 平面形がほぼ三角形をした航空機の翼で,デルタ翼ともいう。超音速航空機の主翼によく用いられる。空気力学的な性能からみると,低速での性能は劣る…
固体物理学【こたいぶつりがく】
- 百科事典マイペディア
- 固体論とも。物性論の重要な一部門。固体物質の電気・磁気・熱・機械的性質その他を,その原子的構造や電子・原子核の運動から量子力学に基づいて説…
クッタ‐ジュコフスキーの定理 くったじゅこふすきーのていり Kutta-Joukowski's theorem
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 粘性のない流体の一様な流れの中に、任意の断面形の柱状物体を流れに直角に置くとき、物体には流れに直角方向の力、すなわち揚力が働く。その大きさ…
放物運動 ほうぶつうんどう projectile motion
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 一様な重力のある空間に投げ出された物体の行う運動で、空気による抵抗を無視した場合その軌跡は放物線を描く。 質量mの物体(厳密には質点)が、水…
アーネスト・ウィリアム ブラウン Ernest William Brown
- 20世紀西洋人名事典
- 1866.11.29 - 1938.9.22 米国の天文学者。 元・エール大学教授。 イギリスのハル生まれ。 ケンブリッジ大学でダーウィンに天体力学を学び、1891年…
B.L. ファン・デル・ベルデン Bartel Leendert Van der Waerden
- 20世紀西洋人名事典
- 1903.2.2.(1905.説あり) - オランダの数学者。 チューリヒ大学教授。 オランダ生まれ。 アムステルダム大で1926年学位を取得後、ライプチヒ大、ア…
グレゴリー・S. ティモーシェンコ Gregory Stephen Timoshenko
- 20世紀西洋人名事典
- 1878.12.23 - 1972.5.30 米国の工学者。 元・スタンフォード大学教授。 ソ連出身。 1906〜11年キエフ理工科大学教授、’12〜17年ペテルブルグ電気工…
宮田秀明 (みやた-ひであき)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1948- 昭和後期-平成時代の船舶工学者,社会システム工学者。昭和23年1月20日生まれ。昭和47年石川島播磨重工業に入社。52年東大にうつり,平成6年教…
me・chan・i・cal /mikǽnikəl, mə-/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [形]1 〔通例限定〕機械(上)の;機械で動く.a mechanical failure機械の故障mechanical skill機械操作の技術1a 〔叙述〕((略式))〈人が〉機械に強…
代数関数論 だいすうかんすうろん algebraic function theory
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 二つの変数X、Yの多項式f(X,Y)をとり、代数方程式(1) f(X,Y)=0を満たす複素数x、yを求めるのに、まず(1)のXにxを代入すると、yは、Yの式(2) f(x,Y)…
実関数論 じつかんすうろん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 実変数の実数値関数を研究する分野であるが、19世紀の中期以降の、解析学の基礎についての反省から、実数論、点集合論、ルベーグ積分論などが出現し…
交流ポーラログラフィー コウリュウポーラログラフィー alternating current polarography, AC polarography
- 化学辞典 第2版
- 通常のポーラログラフィーにおける直流電圧に微小振幅の交番電圧を重畳して,これを指示電極(普通は滴下水銀電極)に印加し,指示電極を通して流れる…
交換相互作用 (こうかんそうごさよう) exchange interaction
- 改訂新版 世界大百科事典
- 物質の磁性を理解するための中心的な概念の一つ。ほとんどの場合,物質の磁気的性質は電子に由来する。さらに電子のスピン(電子の自転運動)がもつ…
ヒュッケル ひゅっける Erich Armand Arthur Joseph Hückel (1896―1980)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ドイツの理論化学者。8月9日シャルロッテンブルクの内科医の家に生まれる。兄W・K・F・B・ヒュッケル(1895―1973)は有機化学者として有名。ゲッティ…
量子論理 りょうしろんり quantum logic
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 量子力学の世界において,普通われわれが使っている論理と異なる論理が成り立つという事実に基づき,ジョージ・D.バーコフとジョン・フォン・ノイマ…
レゲット れげっと Anthony James Leggett (1938― )
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アメリカとイギリスの国籍をもつ物理学者。ロンドンに生まれる。オックスフォード大学で古典語学を専攻したが、のちに物理学に転じて同大学院を1964…
ボゴリューボフ ぼごりゅーぼふ Николай Николаевич Боголюбов/Nikolay Nikolaevich Bogolyubov (1909―1992)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ロシアの理論物理学者。ニジニー・ノブゴロドに生まれる。1923年クルィロフН.М.Крылов/N. M. Krïlov(1879―1955)のセミナーに入って非線形振動の…
マルチバース(multi-verse)
- デジタル大辞泉
- ユニバース(宇宙)のユニ(単一)をマルチ(多重、多数)に置き換えた造語。宇宙は我々が存在する宇宙だけでなく、別に、または無数に存在するかも…
機能主義建築【きのうしゅぎけんちく】
- 百科事典マイペディア
- 19世紀末から20世紀初頭にL.H.サリバン,O.ワーグナーによって提唱された近代建築の代表的思潮。サリバンの〈形体は機能に従う〉という言葉からfunct…
カオス
- 百科事典マイペディア
- 決定論的な方程式に従う系でも,一見,極めて不規則で,しかも予測困難な挙動を示すことがあり,この挙動をカオスという。数学的には,力学系の軌道ψ…
恐竜のスピード
- 知恵蔵
- 恐竜の歩行や走行の速度を推定するには、骨格や筋肉、復元像の検討から生体力学的に求める方法と、個体の連続した足跡の計測値を基に経験式から求め…
カシミア効果
- 知恵蔵
- 真空中で、金属の板2枚をごくわずか離して平行に置いたとき、量子力学に特有の状態のゆらぎで板同士が引き合うこと。板の周りでは、電磁場の最も低い…
クオーク‐の‐とじこめ【クオークの閉(じ)込め】
- デジタル大辞泉
- クオークは単独の自由粒子として存在しないという性質。クオークは、直接観測にかからない色荷(カラーチャージ)とよばれる自由度をもち、強い相互…
作用量 さようりょう action
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 一般座標 qi ,一般速度 ,一般運動量 pi(i=1,2,…,n) を用いて次の積分で定義される量。 作用量の変分がゼロであるという最小作用の原理は力学…
I. キーベル Ilya Afanas’evich Kibel
- 20世紀西洋人名事典
- 1904.10.19 - ソ連の気象学者。 大学卒業後、メイン地球物理学観測所に勤務、気象力学を研究し、1940年数値予報の基礎方程式を導きだした。その後…
四国海盆 しこくかいぼん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 四国および本州南方の西を九州パラオ海嶺(かいれい)、東を伊豆・小笠原(おがさわら)海嶺でくぎられ、南をマリアナ海盆に接した海域をいう。水深は400…
hydraulique /idrolik/
- プログレッシブ 仏和辞典 第2版
- [形]➊ 水力の;水圧の.énergie hydraulique|水力(エネルギー)centrale [usine] hydraulique|水力発電所.➋ 油圧の.frein hydraulique|油圧ブ…
御子柴克彦 (みこしば-かつひこ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1945- 昭和後期-平成時代の脳神経科学者。昭和20年3月3日生まれ。昭和57年慶大助教授。60年阪大蛋白質研究所教授,翌年岡崎国立共同研究所機構教授…