だいし‐の‐つえ〔‐つゑ〕【大師の×杖】
- デジタル大辞泉
- 大師講の日、供膳に添える長い箸はし。東北・北陸地方では、大師は子沢山であったので、この箸を短く折って分け与えたとか、団子をさして子供を育て…
たいすう‐の‐ほうそく〔‐ハフソク〕【大数の法則】
- デジタル大辞泉
- 確率論の基本法則の一。ある試行を何回も行えば、確率は一定値に近づくという法則。例えば、さいころを何回も振れば1の目の出る確率は6分の1に近づく…
セントエルモ‐の‐ひ【セントエルモの火】
- デジタル大辞泉
- 雷雨の夜などに、船のマスト、教会の尖塔せんとう、山の頂の先端などに現れる薄青い炎状の光。凶兆として船乗りに恐れられた。セント=エルモ(St.El…
ぜん‐の‐つな【善の綱】
- デジタル大辞泉
- 《善所に導く綱の意》1 万日供養や開帳のとき、仏像の手などにかけて参詣者などに引かせる5色の綱。仏にすがる意を表すという。2 葬式のとき、棺に…
雪隠せっちんの火事かじ
- デジタル大辞泉
- 「やけくそ」をしゃれていったもの。
せみ‐の‐は【×蝉の羽】
- デジタル大辞泉
- 1 襲かさねの色目の名。表は檜皮ひわだ、裏は青。2 蝉の翅はね。「―よりも軽げなる直衣なほし」〈枕・三三〉3 蝉の翅のような薄い着物や布。せみ…
せみ‐の‐はごろも【×蝉の羽衣】
- デジタル大辞泉
- 「蝉の羽は3」に同じ。「一重なる―夏はなほ薄しといへどあつくぞありける」〈後拾遺・夏〉
せめて‐の‐こと【せめての事】
- デジタル大辞泉
- [連語]不満足ながら、これだけでもと願う事柄。せめてものこと。「被災地へせめての事に見舞い金を送る」
せいなん‐の‐えき【西南の役】
- デジタル大辞泉
- ⇒西南戦争
せいめい‐の‐き【生命の▽樹】
- デジタル大辞泉
- 特定の樹木を生命力の源泉、また豊饒ほうじょう・生産の象徴として崇拝する宗教現象。古代オリエントを中心に、1本の樹木の両側に1頭の動物を描く図…
ソクラテスのべんめい【ソクラテスの弁明】
- デジタル大辞泉
- 《原題、〈ギリシャ〉Apologia Sōkratūs》プラトンの著作。告発されたソクラテスが法廷において弁明する姿を描き、その哲学の真髄を呈示。
そで‐の‐かみ【袖の紙】
- デジタル大辞泉
- 女性が袂たもとなどに入れておく携帯用のちり紙。
そで‐の‐しがらみ【袖の▽柵】
- デジタル大辞泉
- 流れる涙を袖でせき止めること。袖を川をせき止めるしがらみに見立てていう語。「涙とまるまじきを、まして―せきあへぬまであはれに」〈源・幻〉
ぞう‐の‐おり〔ザウ‐をり〕【象の×檻】
- デジタル大辞泉
- 軍事通信の傍受を目的とする巨大な円形のケージ型アンテナ施設の通称。高さ数十メートルの鉄塔が同心円状に配置され、直径は数百メートルになる。沖…
そうぶ‐の‐こし〔サウブ‐〕【×菖×蒲の×輿】
- デジタル大辞泉
- 「あやめのこし」に同じ。「―朝餉あさがれひの壺にかきたてて」〈讃岐典侍日記・下〉
鶯うぐいすの谷渡たにわたり
- デジタル大辞泉
- 1 鶯が谷から谷へ、また、枝から枝へ鳴きながら渡ること。また、そのときの声。2 曲芸などで、物の一方から他方へ移ること。また、物を一方から他…
うこん‐の‐ばば【右▽近の馬場】
- デジタル大辞泉
- 右近衛府に属した馬場。平安京一条大宮の北にあって、近衛このえの役人の競くらべ馬の行事などが行われた。→左近の馬場
うす‐の‐き【臼の木】
- デジタル大辞泉
- ツツジ科の落葉低木。山地に生え、高さ約1メートル。枝は細かく分かれ、葉は卵形で先がとがる。初夏、淡紅色の釣鐘形の花をつけ、実は臼形で、熟すと…
うすのこえ〔うすのこゑ〕【臼の声】
- デジタル大辞泉
- 箏曲そうきょく。山田流の奥許おくゆるし物で、生田流でも演奏する。3世山登松齢やまとしょうれいが明治初年に作曲。古臼を燃やしたら香木であったの…
うずら‐の‐とこ〔うづら‐〕【×鶉の床】
- デジタル大辞泉
- ウズラの臥ふす所。野宿すること、また、むさくるしい寝所のたとえ。「風はらふ―は夜寒にて月影さびし深草の里」〈新千載・秋上〉
きょう‐の‐あき〔けふ‐〕【今‐日の秋】
- デジタル大辞泉
- 俳句で、立秋のこと。今朝けさの秋。《季 秋》
きくか‐の‐さかずき〔キククワ‐さかづき〕【菊花の杯】
- デジタル大辞泉
- 「菊の杯」に同じ。きっかのさかずき。
箕山きざんの志こころざし
- デジタル大辞泉
- 《尭帝が自分に位を譲ろうとするのを聞いた許由きょゆうが、それをことわり箕山に隠れ住んだという「晋書」向秀伝の故事から》世俗の名利をさけて操…
汽車きしゃの後押あとおし
- デジタル大辞泉
- 無駄な骨折りをするたとえ。[類語]屋上屋おくを架す・屋下に屋を架す・月夜に提灯ちょうちん・闇の夜の錦・網の目に風とまらず・籠で水を汲む・泥田…
きしゃ‐の‐せち【騎射の節】
- デジタル大辞泉
- 平安時代、5月5日に、天皇が近衛このえ・兵衛ひょうえの武官の騎射を観覧した儀式。
きび‐の‐なかやま【吉備の中山】
- デジタル大辞泉
- 岡山市西部にある吉備津神社の後方の山。[歌枕]「まがねふく―帯にせる細谷河の音のさやけさ」〈古今・神遊びの歌〉
きゃら‐の‐あぶら【×伽羅の油】
- デジタル大辞泉
- 江戸前期、京都室町の髭の久吉が売り始めた鬢びん付け油の一種。
きじん‐の‐おまつ【鬼神のお松】
- デジタル大辞泉
- 江戸後期の女盗賊。文化・文政年間(1804~1830)に越後の笠松峠に住んだといわれる。小説・戯曲・講談などに描かれ、歌舞伎狂言「新板越白浪しんぱ…
きのじ‐の‐いわい〔‐いはひ〕【喜の字の祝(い)】
- デジタル大辞泉
- 喜寿の祝い。喜の祝い。
き‐の‐はし【木の端】
- デジタル大辞泉
- 木の切れ端。転じて、取るに足りないもの。「ただ―などのやうに思ひたるこそ、いといとほしけれ」〈枕・七〉
かんせい‐の‐かいかく〔クワンセイ‐〕【寛政の改革】
- デジタル大辞泉
- 天明7年(1787)から寛政5年(1793)にかけて、老中松平定信が行った幕政改革。享保の改革を理想として、倹約、備荒貯蓄の奨励、棄捐きえん令、人返…
とこぬし‐の‐かみ【▽地主の神】
- デジタル大辞泉
- その土地を支配する神。じぬしのかみ。じしゅのかみ。
とし‐の‐お〔‐を〕【年の緒】
- デジタル大辞泉
- 年の長く続くことを、緒に見立てていう語。年月。「鶏とりが鳴く東男あづまをとこの妻別れ悲しくありけむ―長み」〈万・四三三三〉
とし‐の‐は【年の端】
- デジタル大辞泉
- 1 年の始め。年初。2 年齢。よわい。としは。
とし‐の‐まめ【年の豆】
- デジタル大辞泉
- 節分の夜にまく豆。としまめ。《季 冬》「あたたかく炒いられて嬉し―/虚子」
どの‐よう〔‐ヤウ〕【▽何の様】
- デジタル大辞泉
- [形動][文][ナリ]どんなふう。「何の様なぐあいですか」「何の様に致しましょうか」[類語]どういう・どんな・どう・いかが・いかに・いかよう…
つゆ‐の‐はしり【梅‐雨の走り】
- デジタル大辞泉
- 梅雨に入る前の、ぐずついた天気。
てっか‐の‐あいだ〔テツクワ‐あひだ〕【鉄火の間】
- デジタル大辞泉
- 戦場。修羅場。「鉄火の間をくぐる」
てつ‐の‐カーテン【鉄のカーテン】
- デジタル大辞泉
- 《iron curtain》第二次大戦後、東ヨーロッパの社会主義諸国が、資本主義諸国に対してとった秘密主義や閉鎖的態度などを障壁として風刺した語。1946…
テレマックのぼうけん【テレマックの冒険】
- デジタル大辞泉
- 《原題、〈フランス〉Les Aventures de Télémaque》フランスの小説家フェヌロンの長編小説。1699年刊。父オデュッセウスの行方を捜して諸国を巡るテ…
トーメ‐の‐おか〔‐をか〕【トーメの丘】
- デジタル大辞泉
- 《Toomemägi》エストニア中南部の都市タルトゥの中心部にある丘。13世紀の大聖堂跡や、「天使の橋」、「悪魔の橋」と呼ばれる陸橋がある。19世紀初頭…
とき‐の‐かね【時の鐘】
- デジタル大辞泉
- 時刻を知らせるために打つ鐘。また、その鐘の音。ときがね。
とき‐の‐はな【時の花】
- デジタル大辞泉
- その時節に咲く花。その時節にふさわしい花。「―いやめづらしもかくしこそ見めし明あきらめめ秋立つごとに」〈万・四四八五〉
ディラック‐の‐ほうていしき〔‐ハウテイシキ〕【ディラックの方程式】
- デジタル大辞泉
- ディラックが導き出した、電子の性質を記述する相対論的量子力学の波動方程式。その解は、正のエネルギー状態と同時に、エネルギーが負になる状態も…
いえ‐の‐しゅう〔いへ‐シフ〕【家の集】
- デジタル大辞泉
- 勅撰集などに対して、個人の和歌を集めた歌集。私家集しかしゅう。
あめつち‐の‐ふくろ【天▽地の袋】
- デジタル大辞泉
- 女子が、新年に幸福を多く取り入れるようにと上下を縫い合わせて作る祝いの袋。春袋はるぶくろ。天地てんち袋。「―の数し多かれば」〈一条大納言家歌…
あめ‐の‐みかど【天の▽御門】
- デジタル大辞泉
- 朝廷。皇居。また、天皇。皇室。「恐かしこきや―をかけつれば音のみし泣かゆ朝夕にして」〈万・四四八〇〉
アラビアゴム‐の‐き【アラビアゴムの木】
- デジタル大辞泉
- マメ科アカシア属の常緑高木。樹皮はすべすべして灰白色。葉は羽状複葉。花は淡黄色または白色で芳香がある。熱帯アフリカに産し、日本には大正の初…
いぎ‐の‐おもの〔ヰギ‐〕【威儀の▽御▽膳】
- デジタル大辞泉
- 儀式や饗宴きょうえんのときに天皇にすすめる御膳。いぎのごぜん。
いきょう‐の‐おに〔イキヤウ‐〕【異郷の鬼】
- デジタル大辞泉
- 故郷を遠く離れた地や外国で死んだ人。「知己後輩の望を負うて居ながら―となられたか」〈蘆花・思出の記〉