ぐしゃぐしゃ(読み)グシャグシャ

デジタル大辞泉 「ぐしゃぐしゃ」の意味・読み・例文・類語

ぐしゃ‐ぐしゃ

[副](スル)
水気を多く含むさま。「雨上がりのぐしゃぐしゃ(と)した山道
形が崩れているさま。乱れているさま。「段ボール箱ぐしゃぐしゃ(と)つぶす」
[形動]
1に同じ。「涙でハンカチぐしゃぐしゃになる」
2に同じ。「ぐしゃぐしゃに壊れた車」「ぐしゃぐしゃ本棚
アクセントシャグシャ、はグシャグシャ
[類語]1ぐちょぐちょぐしょぐしょびたびたびしょびしょびちゃびちゃぐっしょりびっしょりしっぽりしとどぐじゃぐじゃぐちゃぐちゃびしょ濡れぐしょ濡れずぶ濡れ濡れ鼠・(2ぺしゃんこぺちゃんこぐしゃっとぐしゃりぐちゃりぐちゃぐちゃぺらぺら薄っぺら平たい平べったいぺったんこぺたんこ潰す押し潰す踏み潰す叩き潰すひねり潰す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぐしゃぐしゃ」の意味・読み・例文・類語

ぐしゃ‐ぐしゃ

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① すっかり濡れているさまや、濡れて形の整わなくなったさまを表わす語。
田舎教師(1909)〈田山花袋〉四「車や馬の通った処はグシャグシャして居るが」
② 形がくずれたり、混乱したりして、しまりのないさまを表わす語。
③ 泥などの中に踏みこむ音やそのさまを表わす語。
※満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石〉四九「片方の輪丈が泥の中へぐしゃぐしゃと滅り込む」
[2] 〘形動〙
① (一)①に同じ。
良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉続「お膝の上の手巾(はんけち)がグシャグシャに濡れてるんですもの」
② (一)②に同じ。
※爛(1913)〈徳田秋声一二「帯などもぐしゃぐしゃな締方をして」

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