デジタル大辞泉 「ざっく」の意味・読み・例文・類語 ざっく [副]1 砂利や硬貨などを勢いよくすくったり、掘ったり、また踏んだりするときの音や、そのさまを表す語。「金貨をざっくとつかむ」2 力を込めて勢いよく切ったり割ったりするさま。ざくり。「白菜をざっくと切る」[類語](1)ざっくざっく・ざくざく/(2)ざくり・ざっくり・ばっさり・ちょん・じょきじょき・ざくざく・すっぱり・さくさく・ざく・さっくり 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ざっく」の意味・読み・例文・類語 ざっく 〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)① 鎧(よろい)を身につけるとき、金属のふれ合う音を表わす語。また、鎧を手早く身につけるさまにいう語。※謡曲・夜討曾我(1480頃)「草摺り軽げに、ざっくと投げ掛け」② 金銭などの金属や砂、小石などをつかんだり、投げたり、踏んだりする音を表わす語。③ 勢いよく切ったり、たたき割ったり、かんだりする音を表わす語。※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一三「偉大の怪物があぎとを開きて〈略〉ザックと噛つくかと思ふばかりに」 ざっく 〘形動〙 気楽なさま。たやすいさま。ざっくばらん。※歌舞伎・上総綿小紋単地(1865)三幕「男と見掛けて御身分を、明かして互ひに隔心なく、ざっくな話しに紫の、いや、村雨の霽(は)れてさっぱり奥底なし」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報