デジタル大辞泉 「ぴんしゃん」の意味・読み・例文・類語 ぴん‐しゃん [副](スル)《「びんしゃん」とも》1 年齢のわりに元気でしっかりしているさま。「かなりの高齢だがぴんしゃん(と)している」2 腹を立てて動作が荒々しくなるさま。つんけん。つんつん。「―して、長門之介の傍をばたばたと歩いて」〈伎・韓人漢文〉[類語](1)ぴんぴん・しゃんと・しゃんしゃん・しゃきっと・しゃっきり・不死身・強靭・タフ・生き生き・意気軒昂けんこう・老健・健やか・強い・元気・健康・丈夫・無病息災・無事・健勝・清勝・壮健・健全・達者・まめ・つつがない・息災・強壮・強健・頑健・矍鑠かくしゃく 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「ぴんしゃん」の意味・読み・例文・類語 ぴん‐しゃん 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )① 勢いよくはね上がったり、そり返ったりするさま、年のわりに元気のいいさまを表わす語。びんしゃん。[初出の実例]「今し方(がた)うちを出るまでピンシャンして居たんだがマア何(どう)した事だらう」(出典:明治浮世風呂(1887)〈浮世粋史〉二五)② 腹を立ててぷりぷりするさま、他人に対してすげない態度をとるさまを表わす語。つんけん。つんつん。ひんしゃん。びんしゃん。ぴんしゃんぴん。[初出の実例]「ぴんしゃんと猫の顔ふるきらず食」(出典:雑俳・登梯子(1705))「ぴんしゃんして、長門之介の傍(そば)をばたばたと歩いて」(出典:歌舞伎・韓人漢文手管始(唐人殺し)(1789)二)ぴんしゃんの補助注記別に「ひんしゃん」「びんしゃん」の形も見られるが、近世の資料ではその清濁が判然としないので、便宜上底本の清濁(校訂も含める)に従って分けた。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by