デジタル大辞泉 「ぴんぴん」の意味・読み・例文・類語 ぴん‐ぴん [副](スル)1 勢いよくはね上がるさま。「魚がぴんぴん(と)はねる」2 元気よく活動しているさま。「病気が治ってぴんぴん(と)している」3 刺激が強く伝わるさま。特に、高い音声が響くさま。「高い声がぴんぴん頭に響く」4 相手の思いが強く心に響くさま。「彼のいらだちがぴんぴん(と)心に伝わる」[類語](2)ぴんしゃん・しゃんと・しゃんしゃん・しゃきっと・しゃっきり・不死身・強靭・タフ・生き生き・意気軒昂けんこう・老健・健やか・強い・元気・健康・丈夫・無病息災・無事・健勝・清勝・壮健・健全・達者・まめ・つつがない・息災・強壮・強健・頑健・矍鑠かくしゃく 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ぴんぴん」の意味・読み・例文・類語 ぴん‐ぴん 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )① 勢いよくはね上がったり、反り返ったりするさまを表わす語。ひんひん。[初出の実例]「ウマガ pinpinto(ピンピント) ハヌル」(出典:日葡辞書(1603‐04))② とり澄まして愛想のないさまを表わす語。つんと。ぴんと。ひんひん。[初出の実例]「何を云っても、ピンピンとして、おれが云ふ事は聞いてくれないから」(出典:歌舞伎・染竹春駒(1814)大詰)③ 元気で生き生きとしているさま、健康なさまを表わす語。[初出の実例]「おめへがぴんぴん達者になって」(出典:人情本・春色辰巳園(1833‐35)四)④ 刺激が強く伝わり、響くさま、相手の思いが強く心に伝わるさまなどを表わす語。[初出の実例]「ぴんぴんと頭へ響く高声で」(出典:父の婚礼(1915)〈上司小剣〉四)ぴんぴんの補助注記別に、「ひんひん」の形も見え、清濁判然としないが、一応別項に扱った。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例