ぼとぼと(読み)ボトボト

デジタル大辞泉 「ぼとぼと」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぼとぼと」の意味・読み・例文・類語

ぼと‐ぼと

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
    1. 液体が続けざまにしたたり落ちるさまを表わす語。ぼたぼた。
      1. [初出の実例]「瀝々 ボトボト ショウベンヲシマスル」(出典:交隣須知(18C中か)四)
    2. 物をたたいて発する濁った太い音、容器の中で水がゆれてたてるにぶい音などを表わす語。〔日葡辞書(1603‐04)〕
      1. [初出の実例]「此の鼓を調べしに〈略〉打て見ればぼとぼとと桶の底叩く様也」(出典:浄瑠璃・傾城酒呑童子(1718)四)
    3. 服があちこちいたんで貧しい感じであるさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「Botoboto(ボトボト) シタ ナリヂャ」(出典:日葡辞書(1603‐04))
    4. ふっくらとしてはなやかなさま、重々しく華美なさまを表わす語。ぼっとり。
      1. [初出の実例]「枝もたわわに、咲みだれたるがごとく、ぼとぼととして、うつくしく」(出典:評判記・吉原呼子鳥(1668)よし野の君)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 あちこちいたんでくずれかかっているさま。
    1. [初出の実例]「ボトボトになった短靴を穿いて」(出典:社会観察万年筆(1914)〈松崎天民〉蛮カラ列伝)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む