ぱらり(読み)パラリ

デジタル大辞泉 「ぱらり」の意味・読み・例文・類語

ぱらり

[副]
小さいものや軽いものが、まばらに、またわずかに落ちるさま。「雨がぱらりと降る」「髪がぱらりと抜ける」
まばらに散らばるさま。また、散らすさま。「ぱらりと塩こしょうをする」
紙・布などをめくる音や、そのさまを表す語。「本のページぱらりとめくる」「帯をぱらりと解く」
はらり3」に同じ。
「―トウチクズス」〈日葡
[類語]はらりばらりほろりぽろりちらほらちらりほらりひらひらはらはらばらばらほろほろ離れ離れ散り散りちらばらぱらぱらちりぢりばらばらてんでんばらばらてんでばらばらぼとぼとぼたぼたぽたぽたぽろぽろぽとぽとぼろぼろたらたらだらだらぽつぽつほたほたぽつりぽつりぽつりぽつんぽたりどくどくたらりちょろちょろちょろりとくとくしたたりだくだくぽとり滴る滴り落ちる垂らす垂れるこぼれるほとばしるあふれる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぱらり」の意味・読み・例文・類語

ぱらり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 軽い物が落ちるさまを表わす語。はらり。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「戸口に一掴みの、塩を掴(にぎ)りて待ってをり、ぱらりと珠吉にうちかけて」(出典:人情・花筐(1841)四)
  3. まばらに散らばっているさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「ちっとばかり来た分にゃア、ヲイソレの間にパラリだ」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四)
  4. はらり
    1. [初出の実例]「Pararito(パラリト) タッタ」(出典:日葡辞書(1603‐04))
  5. はらり
    1. [初出の実例]「Pararito(パラリト) ウチクヅス」(出典:日葡辞書(1603‐04))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android