たらり(読み)タラリ

デジタル大辞泉 「たらり」の意味・読み・例文・類語

たらり

[副]しずくがしたたり落ちるさま。「油汗がたらりと流れ落ちる」
[類語]ちょろりちょろちょろちょびちょびちょぼちょぼちびちびちびりちびりぽつぽつはらりほろりぼとぼとぼたぼたぽたぽたほろほろぽろぽろぽとぽとぼろぼろたらたらだらだらはらはらぱらぱらばらばらぽろりほたほたぽつりぽつりぽつりぽつんぱらりぽたりどくどくとくとくしたたりだくだくぽとり滴る滴り落ちる垂らす垂れるこぼれるほとばしるあふれる

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精選版 日本国語大辞典 「たらり」の意味・読み・例文・類語

たらり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 物の垂れ下がるさま、また、だらしないさまを表わす語。だらり。
    1. [初出の実例]「皆たらりと酔たる躰也」(出典:杜詩続翠抄(1439頃)一)
    2. 「口髭がたらりと生えてゐた」(出典:ロマネスク(1934)〈太宰治〉仙術太郎)
  3. しずくがしたたり落ちるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「隺林も露たらりと評した事也」(出典:杜詩続翠抄(1439頃)一九)
  4. 滞りなく行なわれるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「此詩もなにとなく景の句を作てたらりと無事にて事にも不預、述懐を云也」(出典:三体詩幻雲抄(1527))

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