だくだく(読み)ダクダク

デジタル大辞泉 「だくだく」の意味・読み・例文・類語

だく‐だく

[副]
汗や血などが続けてたくさん流れ出るさま。「汗がだくだく(と)流れる」
胸がどきどきするさま。どきどき。
「胸も―ひったりと、汗ははだへをひたしけり」〈浄・用明天王
[類語]ほろほろぽろぽろぽたぽたぽとぽとぼろぼろぼたぼたぼとぼとたらたらだらだらはらはらぽつぽつぱらぱらばらばらぽろりほたほたぽつりぽつりぽつりぽつんはらりぱらりほろりぽたりどくどくたらりちょろちょろちょろりとくとくしたたりぽとり滴る滴り落ちる垂らす垂れるこぼれるほとばしるあふれる

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精選版 日本国語大辞典 「だくだく」の意味・読み・例文・類語

だく‐だく

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 胸などがはげしく鼓動するさまを表わす語。どきどき。
    1. [初出の実例]「心動胸がたくたくとしたぞ」(出典:史記抄(1477)一二)
  3. 汗や血などが連続して、はげしくわき出して流れるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「乳母は乳をだくだくこぼす初の首尾」(出典:雑俳・智恵車(1716‐36))
  4. 勢いよい走り方やその歩みの音を表わす語。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  5. 厚ぼったいさまを表わす語。ぼてぼて。
  6. 足などががたつくさまを表わす語。がくがく。
    1. [初出の実例]「身も顫(ふる)へ、踏出す足もだくだく」(出典浄瑠璃那須与市西海硯(1734)三)

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デジタル大辞泉プラス 「だくだく」の解説

だくだく

古典落語演目ひとつ上方では「書割盗人」と題する。初代三遊亭圓遊が得意とした。

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