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グルタチオン グルタチオンglutathione

5件 の用語解説(グルタチオンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グルタチオン
グルタチオン
glutathione

酵母や肝臓,筋肉などに分布し,生体内酸化還元に重要な物質。融点 189~193℃ (分解) 。3種のアミノ酸から成るペプチドで,構造はγ-L-グルタミル-L-システイニル-グリシン。組成は C10H17N3O6S で表わされる。

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デジタル大辞泉の解説

グルタチオン(glutathione)

ペプチドの一。グルタミン酸システイングリシンの三つのアミノ酸が結合したもの。無色の結晶。酵母、動物の肝臓・筋肉などに広く分布し、生体内の酸化・還元反応に重要な役割を果たす。

出典|小学館
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栄養・生化学辞典の解説

グルタチオン

 C10H17N3O6S (mw307.33)(還元型).

 還元型をGSH,酸化型をGSSGと表示する.生体内でのグルタチオンペルオキシダーゼの基質であり,過酸化物の還元に働くほかグルタチオンレダクターゼ,グルタチオントランスフェラーゼなどの基質となる.

出典|朝倉書店
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大辞林 第三版の解説

グルタチオン【glutathione】

グルタミン酸・システイン・グリシンの三つのアミノ酸からなるペプチド。動植物・微生物に広く分布する。容易に酸化され、生体内の酸化還元反応および解毒作用に重要な役割を果たす。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グルタチオン
ぐるたちおん
glutathione

生体内から取り出された最初の結晶性ペプチドで、動植物および微生物中に存在する主要な低分子チオール化合物。酵母、肝臓、筋肉などに多く含まれ、自然界に広く、かつ比較的大量に分布している。化学式はC10H17N3O6Sで、1921年にイギリスの生化学者ホプキンズによって酵母から単離され、グルタミン酸と硫黄(いおう)を含むところから命名された。さらに29年ケンドルらによってグリシンなど3種のアミノ酸を含むトリペプチド、すなわちγ-L-グルタミル-L-システイニル-グリシンであることが決定された。生体内では大部分が還元型で、酸化型はきわめて少ないが、酸化還元の機能に関係している。また、酵素グリオキサラーゼの補酵素として働き、カテプシンなどのSHタンパク分解酵素のSH基を保護するために役だつほか、グルタチオン抱合による解毒作用もある。[降旗千恵]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のグルタチオンの言及

【ペプチド】より

…アミノ酸残基の数によってジペプチド(2),トリペプチド(3),テトラペプチド(4)などと呼ばれるが,数個以上をもつものは通常ポリペプチドと総称され,さらに50以上のアミノ酸残基から成るポリペプチドはタンパク質に分類する。哺乳類の組織に最も多いペプチドはグルタチオンglutathioneで三つのアミノ酸残基から成る重要な補酵素である。ペプチドホルモンも多数知られている。…

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