精選版 日本国語大辞典 「コック」の意味・読み・例文・類語
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翻訳|cock
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→バルブ
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
管路の途中に取り付けて、流体の流れを止めたり、流量、圧力などを調節するための装置。弁の一種。円錐(えんすい)形あるいは円筒形に穴のあけてある部品を管路の途中に結合し、その穴に円錐形あるいは円筒形のプラグを差し込んで、流体の流れを止めたり流量を調節したりする。プラグには穴があいているので、プラグを回転することで管内の流体の流れが止められ、プラグの回転角を選ぶことにより流量の調節ができる。出入口が2方向のものを二方コック、3方向のものを三方コックなどという。気体の流れを調節するのにも用いられ、これをエアコックという。水蒸気、油などの配管途中に使われるものは砲金、黄銅などでつくられる。化学実験などに用いられる小型のものはガラス製が多い。
[中山秀太郎]
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…(4)ボール弁 流路をくり抜いたボール状の弁体を弁箱の中に入れ,そのボールを直径軸のまわりに90度旋回して流路の開閉を行うもの(図d)。ボールの代りに円錐状のプラグを使うものはコックcockと呼ばれ,ガス栓や化学実験用などに広く使われている。ボール弁,コックは構造が単純な割りに気密性が高く,また90度の回転で開閉が迅速に行える特徴がある。…
…彼とラファエロを仲介したバビエラBavieraは版元の先駆と考えられるが,1527年の〈ローマ劫掠〉後はサラマンカAntonio Salamanca(1500ころ‐62),次いで,フランス人ラフレリAntoine Lafréry(1512‐77)がそれを継ぐ。 北方ではH.コックの店〈四方の風Aux Quatre Vents〉が1548年からアントワープにこのような版元制度を導入した。彼はイタリアの画家の素描を版画化してイタリア・ルネサンスとマニエリスムを普及させ,またH.ボスの素描を複製して,P.ブリューゲルを中心とするフランドル風刺精神の復活にも貢献した。…
※「コック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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