シャモ

デジタル大辞泉 「シャモ」の意味・読み・例文・類語

シャモ

アイヌ語アイヌ日本人をさしていった語。和人

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精選版 日本国語大辞典 「シャモ」の意味・読み・例文・類語

シャモ

  1. 〘 名詞 〙 ( [アイヌ語] samo ) アイヌが日本人をさしていった語。
    1. [初出の実例]「あたらしき箸がたらぬなどいふもシャモにたがふ事なし」(出典:俳諧・斧の柄(1811))

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百科事典マイペディア 「シャモ」の意味・わかりやすい解説

シャモ(和人)【シャモ】

シャモsamoはアイヌ語〈シサムウタラsisam-utar〉あるいは〈シサムsisam〉の略で,アイヌの人々からみた和人(日本人)の意。《萱野茂のアイヌ語辞典》によると,シ=私,サム=側(近く),ウタラ=仲間(隣人)。津軽海峡を隔てた日本(国)は〈シサムモシリsisam-mosir〉といい,モシリの原義は静かな大地(国・国土・島などをさす)。
→関連項目アイヌ商場蝦夷蠣崎氏国後・目梨の戦コシャマインの戦コタン山丹交易シャクシャインの戦道南十二館

シャモ(軍鶏/闘鶏)【シャモ】

ニワトリの一品種語源原産地シャムタイ)に由来する。江戸初期に日本に移入され,主として闘鶏用に改良された。体は直立し,脚は太く丈夫。羽色には黒,白,赤褐色,赤黒の混じり(赤笹(あかざさ))などがある。肉質もよく,現在はおもに観賞用,肉用として飼われる。
→関連項目ニワトリ(鶏)

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改訂新版 世界大百科事典 「シャモ」の意味・わかりやすい解説

シャモ (軍鶏)
Japanese game

日本で改良された闘鶏用のニワトリ。江戸時代の初めにシャム(タイ)から渡来したのでこの名がある。羽色は黒,白,浅黄,猩々(しようじよう)の単色から,白ざさ・金ざさ・碁石などの複色まであり,とさかは三枚冠,耳たぶは赤い。首が長く肩幅広く,姿勢は立っていて脛は太く,精悍(せいかん)な容姿をしている。体の大きさで大・中・小の3型にわけられ,大シャモの雄は7.5kgにもなるが,小シャモは雄でも860gくらいである。これらは観賞用に飼育され,闘鶏には中シャモが使われる。闘争用に改良されてはいるが肉質は優れており,本種の一代雑種はシャモ落しの名で肉用に飼われる。1941年天然記念物に指定された。
ニワトリ
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「シャモ」の意味・わかりやすい解説

シャモ
しゃも / 軍鶏
game fowl

鳥綱キジ目キジ科の鳥。ニワトリの1品種。本種には大小2種あるが、普通シャモというのは大シャモのことで、江戸初期にシャム(タイの旧国名で、シャモの名の由来となっている)から渡来したマレー系の闘鶏である。体形は上体がほとんど直立し、とさかは三枚冠またはくるみ冠である。1941年(昭和16)に天然記念物に指定された。

[西田隆雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャモ」の意味・わかりやすい解説

シャモ(軍鶏)
シャモ
game fowl

鶏の1品種。タイ原産の品種であるアシール種をもとに闘鶏用に改良されたものと考えられ,観賞用,肉用にもなる。日本には江戸時代初期に輸入された。

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デジタル大辞泉プラス 「シャモ」の解説

シャモ

2017年までエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社が運営していた「キッズgoo」のキャラクター。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「シャモ」の解説

シャモ

和人(わじん)

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栄養・生化学辞典 「シャモ」の解説

シャモ

 鳥類の一種で,食用にする.

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世界大百科事典(旧版)内のシャモの言及

【鶏合】より

…鎌倉・室町時代では鶏合は朝廷・幕府における3月上巳の節供の遊興の一つとして楽しまれていたほどである。江戸時代でもシャモ(軍鶏)を闘わせることが民衆の娯楽として行われていたが,賭博類似の行為を生じやすかったため,幕府はしばしば禁令を発していた。闘鶏【二木 謙一】。…

【ニワトリ(鶏)】より

…美しい姿態を楽しむ品種としては小国(しようこく),地鶏(じどり),尾曳(おひき),蓑曳(みのひき),黒柏(くろかしわ),鶉尾(うずらお),比内鶏(ひないどり)(イラスト),地頭鶏(じとつこ),烏骨鶏(うこつけい),チャボ(矮鶏)(イラスト)があるが,蓑羽と尾羽が換羽せずに伸びつづけ,8m以上に達する尾長鶏(イラスト)は世界的に有名である。闘鶏用の品種にはシャモ(軍鶏)(イラスト),薩摩鶏(さつまどり),河内奴(かわちやつこ)がある。これらの17品種はいずれも日本で作出されたもので,天然記念物に指定されている。…

※「シャモ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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