日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
シュナイダー(Erich Schneider)
しゅないだー
Erich Schneider
(1900―1970)
ドイツの経済学者。ウェストファーレン州ジーゲンに生まれる。ボン大学でJ・A・シュンペーターについて経済学を学んだ。1936年にデンマークのアールフス大学教授、1946年にキール大学教授となる。のちに同大学学長、同大学世界経済研究所所長も歴任した。1930年代に双方独占・複占などの寡占理論や一般均衡論的限界生産力説の研究を発表し、その後J・M・ケインズの『一般理論』の普及にも努めた。主著には『経済理論入門』Einführung in die Wirtschaftstheorie全4巻(1947~62)がある。
[大塚勇一郎]