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ショウガ ショウガ Zingiber officinale; ginger

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ショウガ
ショウガ
Zingiber officinale; ginger

ショウガ科の多年草で,熱帯アジア原産。世界各国で栽培されている。日本には中国を経て古くから伝えられた。淡黄色の根茎は多肉で地中を横にはい,曲げた指を並べたように分枝する。各節から地上茎を直立し,葉を2列に互生する。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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百科事典マイペディアの解説

ショウガ

ジンジャーとも。インドマレー原産といわれるショウガ科の多年草。香辛料として世界的に知られるが,特にアジアで栽培,利用されている。葉は披針形で深緑色,夏〜秋,開花するが,日本ではまれにしか花が咲かない。
→関連項目香辛料ジンジャーハジカミ

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栄養・生化学辞典の解説

ショウガ

 [Zingiber officinale].ショウガ目ショウガ科ショウガ属の多年草.草丈30〜70cmになる.根をそのまま食用にしたり,スパイスとして使用する.

出典|朝倉書店
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食の医学館の解説

しょうが【ショウガ】

《栄養と働き》
○栄養成分としての働き
 東南アジア原産の多年草植物の根です。わが国には3世紀ころまでに中国から入ってきたとされています。
 ショウガは魔除けになるといわれており、東京や鹿児島の神社では、ショウガ市を開くところもあるといいます。
新陳代謝を活発にし、体をあたためて冷え症を改善〉
 栄養的にはビタミンB1、B2、Cが少量含まれる程度なので、ほとんど期待できません。しかし、特有の辛みや香りにすぐれた薬効があります。
 まず、ショウガの辛みは、ジンゲロンやショウガオールといった辛み成分によるものです。これらにはすぐれた殺菌力があり、食中毒の予防に有効です。また、胃液の分泌(ぶんぴつ)を促進し、消化吸収を助けるので、食欲のないときなどは積極的にとるようにするといいでしょう。
 新陳代謝(しんちんたいしゃ)を活発にし、発汗(はっかん)作用を高める働きもあります。さらに、内臓の働きを活発にします。
 とくに腎臓(じんぞう)ではこれらの成分の保温作用によって、冷えからくる腎盂炎(じんうえん)や膀胱炎(ぼうこうえん)に効果的だといわれています。
 辛み成分の1つであるジンゲロンには、魚などの臭みを消す消臭作用があると同時に、日和見(ひよりみきん)に対する抗菌性などが認められています。つまり、魚などによる中毒を予防する働きもあるということです。
 ショウガの香りは、ジンギベレンという成分です。胃を健康にする作用、解毒作用、消臭作用があり、かぜの初期症状や吐(は)き気(け)止め、たん切り、せき止め、冷え症の改善、神経痛の緩和などに効果があります。また、ジンギベレンはコレステロール値の低下や血圧降下にも働くことがわかっています。
○漢方的な働き
 食用には根ショウガ(ヒネショウガ)、芽ショウガ(新ショウガ)、葉ショウガがあります。漢方では根ショウガを生姜(しょうきょう)と呼び、石炭をまぶして陰干しにしたものを乾姜(かんきょう)といいます。乾姜は、生より体をあたためる作用が強く、冷えによる下痢(げり)などにいいとされています。
《調理のポイント
 根・芽ショウガは1年中出回っていますが、葉ショウガは5~8月が旬(しゅん)。葉ショウガは辛みが少ないので、そのまま味噌をつけるなどして食べられます。新ショウガは薄切りにしてサッとゆで、甘酢漬けにして保存食にし、常備するといいでしょう。
 かぜぎみのときはショウガのおろし汁に刻みネギを加えて熱湯を注いだショウガ湯を飲むと、悪化するのを抑えられます。
 かぜによるせきや扁桃炎(へんとうえん)には、ショウガをおろしたものを大さじ1~2杯、ガーゼか手ぬぐいで包み、のどにあてて湿布をしましょう。
 料理では、生臭いレバーやモツを使う際に、ショウガの絞り汁をふりかけると、臭みが感じられなくなります。
 食欲不振でだるいようなときは、ビタミンB1の吸収を助けるタマネギ組み合わせた料理に使うと食欲が増進されます。
 刺激が強いので、胃腸の弱い人は一度に多量にとらないようにしましょう。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ショウガ
しょうが / 生姜
[学]Zingiber officinale Rosc.

ショウガ科の多年草。ハジカミ(薑)ともいう。地下茎を食用とする。茎は地中にあり、節くれだって肥大し、塊茎となる。節から地上に伸び出る茎状のものは、鱗片(りんぺん)状の葉や葉鞘(ようしょう)部が重なった偽茎で、上部に普通の葉を互生し、高さ50~90センチメートルになる。葉身は先のとがった細長い楕円(だえん)形で、長さ15~30センチメートル、温帯では花をつけることはまれであるが、熱帯や亜熱帯では花が咲く。地下茎から高さ20センチメートルほどの花茎を出し、その先に短い穂状花序をつける。一般に種子はできない。原産地はインドを中心とした熱帯アジアと推定されているが、野生種は発見されていない。古い時代に中国に伝わり、3世紀以前に日本にも渡来したらしい。
 ショウガの塊茎には特有の香りと辛味があり、利用面も多いが種子ができず、塊茎で増殖するので品種の分化は比較的に少ない。塊茎の大きさによって小ショウガ、中ショウガ、大ショウガの3群に分けられ、小ショウガには谷中(やなか)や金時(きんとき)など、中ショウガには三州(さんしゅう)や近江(おうみ)ショウガなどの品種がある。小ショウガと中ショウガの品種は、日本で栽培され、分化したものである。大ショウガは江戸時代以後に渡来したと考えられ、印度(インド)生姜、広東(カントン)生姜などの品種がある。また、利用面から根ショウガ、葉ショウガ、芽ショウガなどにも分けられる。根ショウガは、秋にとった塊茎を貯蔵して随時出荷するもので、薬味や香辛料、漬物などに利用され、干しショウガにもされる。葉ショウガは、植え付けた塊茎から伸びた偽茎に、葉が3~4枚開いた状態で出荷するが、新しい地下茎が肥大し始めたころで、生食に適している。葉ショウガを栽培するのに利用した種ショウガは辛味が強く、老成(ひね)ショウガとよばれて薬味に利用する。芽ショウガは、光を遮って育てたもので、軟化ショウガともよばれ、柔らかく、紅色で美しいので和食の付け合せに最適である。[星川清親]

薬用

漢方では新鮮な根茎を生姜(しょうきょう)といい、薬とする。八百屋で老成生姜または古根(ふるね)と称しているものがそれで、健胃、利尿、鎮嘔(ちんおう)、鎮咳(ちんがい)、発汗剤として感冒、慢性胃腸炎、慢性気管支炎、嘔吐、つわり等の治療に用いる。乾燥したものを乾生姜(かんしょうきょう)または乾姜(かんきょう)といい、辛味が非常に強いので、体の冷え、腹痛、下痢、新陳代謝機能の衰え等の治療に用いる。民間では生姜をおろして液汁をとり、砂糖と温湯を加えて感冒と咳(せき)に用いる。[長沢元夫]

文化史

日本に渡来したもっとも古い野菜の一つで、3世紀の『魏志倭人伝(ぎしわじんでん)』に薑(きょう)の名で載る。中国では有史前から栽培され、乾かした乾薑(かんきょう)や生の生薑(しょうきょう)が薬に使われた。ショウガの名は生薑を呉音で読んだショウカウに由来したとされる。室町時代にはタイの刺身に酢漬けのショウガを添え、江戸時代の天保(てんぽう)(1830~1844)のころから京都や大坂で梅酢漬けの紅しょうがが組み合わされた。ショウガのジンゲロン、ショウガオール、ジンゲロールなどの辛味成分は殺菌作用があり、なま物にショウガを添える庶民の知恵は、科学的にも裏づけられる。ショウガは魔除(まよ)けになるとの俗信もあり、東京の芝大神宮(しばだいじんぐう)、鹿児島市の多賀神社(たがじんじゃ)など各地の神社で、秋にしょうが市(いち)が立つ。[湯浅浩史]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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