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ストゥーパ ストゥーパ stūpa

翻訳|stūpa

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ストゥーパ
ストゥーパ
stūpa

サンスクリット語で本来,ものが堆積して高くなり目立つ意味。 (1) 古代インドの丸く土を盛上げた墳墓。 (2) 仏陀 (あるいは阿羅漢など) の遺骨 (あるいは髪,持物など) を埋納し,仏教徒たちが尊崇の対象とした半球形,またそれが変化発展した形の建造物,すなわち仏塔

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百科事典マイペディアの解説

ストゥーパ

インドの仏教の墳墓。本来は仏舎利を納めたものであるが,前3世紀にアショカ王が各地に建ててからは記念碑的性格も帯びるようになった。ストゥーパを音写した卒塔婆(そとば)など,塔,浮屠(ふと)等の語源になっている。
→関連項目石窟寺院相輪タフティバーヒーチャイティヤナーランダーバーグパータン浮図

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世界大百科事典 第2版の解説

ストゥーパ【stūpa】

釈迦の遺骨を納めた聖建造物。パーリ語トゥーパthūpa,中国や日本では窣堵波,卒塔婆(そとば),塔婆,塔,浮図(ふと)などといい,スリランカではダーガバdāgaba(遺骨を納める所を意味するdhātugabbhaの転訛)とも呼ぶ。また礼拝対象一般を指すチャイティヤと同義とされることもある。英語パゴダpagoda(フランス語pagodeドイツ語Pagode)は東洋の高塔状宗教建造物,特にビルマ式のストゥーパを指す。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ストゥーパ
すとぅーぱ
stpaサンスクリット語

古代インドで土饅頭(どまんじゅう)(覆鉢(ふくばち))型に土を盛り上げた墓。卒塔婆(そとば)などと音写し、パーリ語でトゥーパthpaといい、塔婆、さらに塔と略す。仏陀(ぶっだ)(釈迦(しゃか))やその弟子など聖者の記念のため、遺骨、遺髪、所持品などを埋めて土を盛り、表面を煉瓦(れんが)や石で固めて構築した。それはしだいに記念塔の性格を帯びるようになり、アショカ王はとくに多数の仏舎利(ぶっしゃり)を納めた仏塔を建設した。現存するものでは、紀元前2世紀ごろにつくられたインド中部のサーンチーの仏塔がとくに有名。[石上善應]

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世界大百科事典内のストゥーパの言及

【寺院建築】より

…仏教がインドで成立した当初は,仏陀を中心とした僧団の住舎に大衆集会の広場をもち,サンガーラーマsaṃghārāma(僧園,衆園(しゆおん)),アーラニヤāraṇya(寂静処)などと呼ばれた。後,仏陀の墓を示すストゥーパstūpaを中央に置き,周囲に僧房がある形となる。さらに中央堂の上をストゥーパとし,室内に仏像をまつる形ができた。…

【浮図】より

…中国で仏教伝来から南北朝時代にかけて,仏陀または仏塔を呼ぶのに用いた言葉。サンスクリットのブッダbuddhaの音写,あるいはストゥーパstūpaの誤った音写とされる。〈仏陀〉を意味する用法は,史書などに見いだされ,仏教徒の間では避けられた。…

【寺院建築】より

…仏教がインドで成立した当初は,仏陀を中心とした僧団の住舎に大衆集会の広場をもち,サンガーラーマsaṃghārāma(僧園,衆園(しゆおん)),アーラニヤāraṇya(寂静処)などと呼ばれた。後,仏陀の墓を示すストゥーパstūpaを中央に置き,周囲に僧房がある形となる。さらに中央堂の上をストゥーパとし,室内に仏像をまつる形ができた。…

【卒塔婆】より

…卒都婆,率都婆などとも書く。語源的には釈迦仏の遺骨を収めた仏塔であるストゥーパが漢訳されたもので,広義には三重塔,五重塔,十三重塔などの塔や五輪石塔などをも指すが,今日一般に用いる卒塔婆の意は木製の塔婆を指す。木製卒塔婆には角塔婆,板塔婆,経木(へぎ)塔婆の別がある。…

【チャイティヤ】より

…さらに礼拝対象をまつる場所(霊廟)もチャイティヤと呼んだ。また初期の仏教徒の主たる礼拝対象であるストゥーパを指すこともある。チャイティヤ堂caitya‐gṛhaとはストゥーパを本尊とする祠堂であり,西部インドの仏教石窟寺院は祠堂と比丘の止住するいくつかの僧院とで構成された。…

【塔】より

…その例は,中世ヨーロッパのゴシック大聖堂や都市のシンボルとしての近代の塔(エッフェル塔,東京タワーなど)に見ることができる。 なお,イスラムのモスクの塔については〈ミナレット〉の項目,インドの仏教の高塔については〈ストゥーパ〉〈ビマーナ〉の項目を,それぞれ参照されたい。
【西洋】

[古代]
 メソポタミアにおいて,塔をもつ城塞が発達し,多く建てられたことが知られている。…

【パゴダ】より

…スリランカのダゴバ,ミャンマーのパヤーあるいはゼーディ,タイのプラ・チェディー(仏塔)やプラ・プラーン(塔堂),中国の層塔やラマ教仏塔,日本の五重塔や三重塔を指して,広範囲に用いられる。インドのヒンドゥー教建築に見るシカラ(上部へと高く積み上げられる塔状のもの)も時に含むが,一般には仏教建築の仏塔(ストゥーパ)を指す。パゴダの祖形はインド中部のサーンチーに残る仏塔(前2世紀)を好例とする。…

【仏教美術】より


【仏】

[舎利,塔]
 釈迦の在世時においては,後世の寺院のごときものはなく,雨期を過ごす僧団の収容施設や,小洞窟があったにすぎず,当時の遺構も存しない。釈迦が入滅するや,信者たちにとって最も身近な崇拝物は,釈迦の遺骨(舎利)であったため,舎利を分配し,これを納めるストゥーパ(塔)を建てた。マウリヤ朝のアショーカ王は仏教を保護し,釈迦にゆかりの深い地に,記念のために塔や石柱を建立した。…

【浮図】より

…中国で仏教伝来から南北朝時代にかけて,仏陀または仏塔を呼ぶのに用いた言葉。サンスクリットのブッダbuddhaの音写,あるいはストゥーパstūpaの誤った音写とされる。〈仏陀〉を意味する用法は,史書などに見いだされ,仏教徒の間では避けられた。…

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