2003年創業の米電気自動車(EV)メーカー。イーロン・マスク氏が最高経営責任者(CEO)を務める。自動運転技術の開発に積極的なほか、蓄電池も手がける。トランプ米政権で要職を担うマスク氏の政治的な言動に対する反発から米欧で不買運動が拡大。米国ではテスラ車への放火が相次いだ。(共同)
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誘導電動機を発明し交流技術を完成した電気工学者で,天才肌の発明家であった。クロアチアのスミリャンに生まれ,グラーツ工業学校とプラハ大学で学び,ブダペストの電信局に勤めた。彼はブラシのない電動機を早くから夢想していたが,1882年に多相交流で回転磁界をつくることを着想した。この電動機のアイデアを実現すべくパリから84年にアメリカに渡り,のち帰化した。初めエジソンの下で働いたが,このアイデアをためす機会を与えられず独立した。87年に多相交流による電力輸送のための発電機と誘導電動機に関する特許を出願した。イタリアのフェラリスG.Ferraris(1847-97)もこのころに誘導電動機を発明した。送配電に直流,交流のどちらを用いるべきかの争いにおいて,よい交流電動機がないことが大きな要素であったが,誘導電動機の出現はこの壁を破るものであった。ウェスティングハウス社はテスラの特許を買収し,ナイアガラ水力発電所の送配電に二相交流を用いて成功をおさめた。テスラはまた高周波高電圧変圧器〈テスラコイル〉を発明し,これを応用した高周波高電圧交流による無線送電の実験に取り組んだが,成功しなかった。セルビアのベオグラードには彼を記念するテスラ博物館がある。
執筆者:高橋 雄造
国際単位系における磁束密度の単位。記号T。磁束の方向に垂直な面1m2につき1Wbの磁束密度,すなわち1T=1Wb/m2である。CGS電磁単位系の磁束密度の単位ガウス(G)とは1G=10⁻4Tの関係にある。アメリカの電気工学者N.テスラにちなんで名付けられた。
執筆者:平山 宏之
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アメリカの電気技術者、発明家。クロアチアに生まれ、グラーツ工科大学、プラハ大学で学び、1884年アメリカに渡り、のち帰化。1882年回転界磁型電動機を考案、1887年同じ原理に基づく発電機とあわせて特許を申請、外相交流による大電力輸送技術体系の基礎を確立した。さらに有名な「交直論争」のなかで、当初、交流の安全性を示すための実験用に、テスラ・コイル、テスラ回路、油浸式変圧器などからなる高周波高電圧技術を開発した(1891~1892)。これらは1895年ウェスティングハウス社(現、CBS)によりナイアガラ滝の発電所からの送電に応用され、画期的な成功を収めた。
[宮下晋吉]
国際単位系(SI)の磁束密度の単位。固有の名称記号で表されるSI組立単位の一つである。磁束の方向に垂直な面において、1平方メートルにつき1ウェーバー(Wb)の磁束密度をいう。記号はTで表す。名称はアメリカの電気技術者テスラにちなんでつけられた。1954年の国際電気標準会議で国際単位系に採用された。
[小泉袈裟勝・今井秀孝]
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出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…人体が発するオーラは古くから後光や背光として知られていたため,キルリアン写真をその科学的証拠とする向きもあるが,今のところ実験条件が不完全で,超心理学界以外では承認されていない。1958年にソビエトの科学者キルリアン夫妻が発見したとされていたが,のちにアメリカの電気技師テスラが19世紀末にすでにこの現象を記録していたことが判明した。【柴野 拓美】。…
…磁束密度のCGS電磁単位はガウス(G)であるのでこの名前がある。なお,磁束密度の単位は国際単位系ではテスラ(T=104G)である。原理としてホール効果を用いたものが多い。…
※「テスラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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