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バリスカン造山運動 バリスカンぞうざんうんどうVariscan orogeny

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バリスカン造山運動
バリスカンぞうざんうんどう
Variscan orogeny

古生代後期にヨーロッパに起こり,石炭紀からしだいに造山運動を受けて山脈化した一連の造山運動。バリスカン変動ともいう。この地域の南側は花崗岩貫入広域変成作用を受け,北側の地域は著しい褶曲運動を受けている。なおヨーロッパ全体の場合はヘルシニアン造山運動という言い方をよく用いる。また,バリスカン造山運動とほぼ同じ時期に世界各地でも著しい変動があった。ウラル山脈天山山脈アパラチア山脈などがその好例である。

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デジタル大辞泉の解説

バリスカン‐ぞうざんうんどう〔‐ザウザンウンドウ〕【バリスカン造山運動】

《ドイツのザクセンに住んでいた民族名〈ラテン〉Varisciに由来》古生代後期に中部ヨーロッパを中心にして起こった造山運動。これにより、イギリス南部からフランス・ドイツにわたる地域とイベリア半島褶曲山脈ができた。ヘルシニア造山運動

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百科事典マイペディアの解説

バリスカン造山運動【バリスカンぞうざんうんどう】

ヘルシニア造山運動とも。古生代後半に起こった世界各地の造山運動本州造山運動,アパラチア変革などがこれに属するとされた。ヨーロッパではロンドン〜ベルリン〜ワルシャワを連ねる線より南,アルプス〜カルパティア山脈の北の中部ヨーロッパがその地帯にあたり,古生代中期に地向斜,多くの地域では石炭紀中ごろ,一部では後期に褶曲(しゅうきょく)と変成作用があった。
→関連項目イギリス石炭紀ペルム紀

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世界大百科事典 第2版の解説

バリスカンぞうざんうんどう【バリスカン造山運動 Variscan orogenic movement】

古生代後期の造山運動。E.ジュースが《世界の顔Das Antlitz der Erde》(1888)の中で,ドイツ地域の古生代後期の褶曲山脈に〈バリスカン山脈〉と命名し,後にフランス地域のアルモリカン山地にまで拡張し,H.シュティレ(1924)以後広く世界各地の古生代後期の褶曲山脈を〈バリスカン造山帯〉とよぶようになった。バリスカンの名はドイツの古い民族バリスカーVariskerに由来する。バリスカン造山運動と同じ意味で,ヘルシニア造山運動Hercynian orogenic movementがイギリス,フランスなどで用いられるが,この名はドイツのハルツHarz山地に由来する。

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大辞林 第三版の解説

バリスカンぞうざんうんどう【バリスカン造山運動】

古生代後半に起こった造山運動。現在のドイツなどの中部ヨーロッパなどが代表的。ヘルシニア造山運動。 〔バリスカンはドイツの古い民族バリスカー(Varisker)による〕

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