ヒスイ(翡翠)(読み)ひすい

百科事典マイペディアの解説

ヒスイ(翡翠)【ひすい】

宝石名。(ぎょく)には古くからいろいろの名称があり,そのうち緑色のものをヒスイと呼ぶ。ヒスイは緻密(ちみつ)で光沢があり鉱物学的には大部分が硬玉。古来世界の諸民族で珍重され,とくに中国で愛用された。日本でも縄文(じょうもん)中期以降に佩玉(はいぎょく)や勾玉(まがたま)として利用。ミャンマー,シベリア,米国,メキシコ,南米,日本では新潟県などに産出。
→関連項目海上の道誕生石宝石

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世界大百科事典 第2版の解説

ひすい【ヒスイ(翡翠)】

玉(ぎよく)の一種。ジェードjadeとも呼ばれる。鉱物学的にはヒスイ輝石(ジェダイトjadeite)の微細結晶の集合物である場合と,角セン石の微細結晶の集合物であるネフライトnephriteである場合とがある。前者を硬玉,後者軟玉と呼ぶ。前者はモース硬度6.5~7,普通は半透明,不透明だが良質のものは透明に近く,希少性とともに珍重される。後者はモース硬度6~6.5,硬玉に比べて色の美しさも劣り,価値は低い。

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