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ミノス文明 ミノスぶんめい

百科事典マイペディアの解説

ミノス文明【ミノスぶんめい】

前2600年―前1400年ころクレタ島で栄えた文明で,エーゲ文明の前期を代表する。クレタ文明ミノア文明ともいう。新石器時代に続く3期の青銅器時代に区分。初期には東部のバライカストロ,モクロスなどに港市が興った。
→関連項目地中海

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世界大百科事典 第2版の解説

ミノスぶんめい【ミノス文明】

クレタ島に栄えたエーゲ文明を代表する文明。クレタ文明また一般にミノア文明ともいう。名称はクレタの伝説上の王名ミノスMinōsにちなむ。クレタ島の住民は東方からの,また一部は南方からの渡来者であるが,彼らが果樹栽培と海上貿易をおもな生業とした初期青銅器時代から文明が生成する。まず東部のパライカストロ,モクロス,プセイラなどの港町が興り,貿易のおもな相手である先進文明地域のオリエントから,文物について学んだのであるが,その遺物には独自性がみられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ミノス文明
みのすぶんめい

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世界大百科事典内のミノス文明の言及

【エーゲ文明】より

…エーゲ文明の編年はA.J.エバンズが基礎をおいた。彼はミノス文明を前・中・後期に三分し,さらに各期をI,II,IIIに細分し,これに応じて他の諸文明にも3期分類法をあてた。だいたい今日でもそれが慣用されている。…

【クノッソス】より

ミノス文明第一の遺跡。クレタ島のイラクリオンから内陸へ約6kmにある低い丘を中心とする。…

【クレタ[島]】より

…クレタ島の最初の文化は新石器時代に始まり,前3000年ごろ青銅器文化に移行する。イギリスの考古学者A.J.エバンズは,このクレタ島青銅器文化を伝説の王ミノスにちなんで〈ミノス文明〉と命名した。ミノス文明は前2千年紀には華々しい宮殿文化を開花させ,クノッソス,ファイストス,マリア,そして同島東端のザクロス(カト・ザクロス)に壮大な宮殿が営まれ,第2宮殿時代の前16世紀には島内各所に地方的な館が建設された。…

【ミノス】より

…彼はこの怪物を名匠ダイダロスに造らせた迷宮ラビュリントスに閉じ込め,息子アンドロゲオス殺害の償いとして毎年アテナイから送られる14人の少年少女を餌に与えていたが,怪物はやがてアテナイの王子テセウスに退治され,またダイダロスは人工の翼によって空からクレタ島を脱出したので,そのあとを追ってシチリア島に行き,同地の王コカロスKōkalosに殺されたという。以上はおもにアッティカ地方の伝承であるが,これとは別に,彼は最古の海軍の組織者で,海賊を平らげてエーゲ海全域を支配する一方,クレタ島に法を与えて善政を布いたので,同じく有名な立法者であった弟のラダマンテュスRhadamanthys,敬虔をもって知られた英雄アイアコスAiakosとともに,死後,冥界の裁判官になったとする伝承もあり,いずれも,かすかながら,彼の名にちなんでミノス文明とも呼ばれる先史時代のクレタ文明の最盛期の記憶をとどめるものと考えられている。なお,ミノスの名は王朝名または王の称号であったかもしれない。…

※「ミノス文明」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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