下される(読み)クダサレル

デジタル大辞泉 「下される」の意味・読み・例文・類語

くださ・れる【下される】

[動ラ下一][文]くださ・る[ラ下二]動詞くだ(下)す」の未然形助動詞れる」が付いたものから》
《「れる」が尊敬の意の場合》「与える」「くれる」の尊敬語。「くださる」よりも敬意が強い。「校長先生がご褒美を―・れた」
《「れる」が受身の意の場合。上位者から与えられるというところから》「もらう」の謙譲語。いただく。
「経正御すずり―・れて」〈平家・七〉
補助動詞)「お」を伴った動詞の連用形、「ご(御)」を伴った漢語、また、動詞の連用形に接続助詞「て」を添えたものなどに付いて、その動作の主が恩恵を与える意を、恩恵を受ける者の立場から敬意を込めて表す。「ご出席―・れたくお願い申し上げます」
[類語]与える呉れる下さる授ける恵む施すやるあげる差し上げる賜る供する供与提供授与恵与

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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