下館[市](読み)しもだて

百科事典マイペディア 「下館[市]」の意味・わかりやすい解説

下館[市]【しもだて】

茨城県西部の旧市。1954年市制鬼怒川小貝川の間にある。中心市街は近世石川氏の城下町で,真岡(もおか)木綿集散地として栄え,明治以後は足袋底織が興り,近年まで全国市場をほぼ独占した。製菓製粉などの食品工業のほか,市西部には工業団地が造成され,通信機,コンクリートなどの工場も進出。水戸線,真岡鉄道,関東鉄道常総線の分岐点で,1990年代には市街地の整備も進み,県西部の商業の中心をなす。周辺は県内では代表的な水田地帯であるが,都市近郊型農業への転換も進展している。2005年3月真壁郡関城町,明野町,協和町と合併し市制,筑西市となる。86.25km2。6万5345人(2003)。

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