不逞(読み)フテイ

デジタル大辞泉 「不逞」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「不逞」の意味・読み・例文・類語

ふ‐てい【不逞】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 快からず思うこと。満足しないで不平をいだくこと。また、そのさまやその人。〔春秋左伝‐隠公一一年〕
  3. 不平をいだいて無法なふるまいをすること。命令に従わないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「将不逞。遂起悪心。謀山陵及宮闕」(出典:律(718)八虐)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐襄公一〇年〕
  4. 気ままにふるまうこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「老松〈略〉一体きよふ成生れにしてけんやくを本とし、ばんじふていなる事を好み給ふやうなれともまたさにもあらず」(出典:洒落本・交代盤栄記(1754))

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