デジタル大辞泉
「とんだ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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とん‐だ
- ( 常識をはずれるの意の「飛ぶ」から )
- [ 1 ] 〘 連体詞 〙
- ① 思いがけないさま、普通一般とかけはなれて変わっているさまを表わす。あきれたり、びっくりしたりする気持を込めて用いることが多い。とんでもない。ひどい。
- [初出の実例]「ひょっと出る蛙の哥やとんた作〈永治〉」(出典:俳諧・伊勢俳諧新発句帳(1659)春)
- 「ヤレヤレヤレとんだ男が有る物だ」(出典:浄瑠璃・神霊矢口渡(1770)四)
- ② ( 逆説的ないい方で ) すばらしい。
- [初出の実例]「さのみ飛(ト)んだ趣向もなく」(出典:浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)三)
- [ 2 ] 〘 副詞 〙 思いがけないという気持を込めながら、下の記述を強調することば。たいへんに。ひどく。
- [初出の実例]「色男どふだ。とんださへないじゃないか」(出典:洒落本・遊子方言(1770)更の体)
- 「おかめさんとんださむいねエ」(出典:洒落本・猫謝羅子(1799))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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