途轍もない(読み)トテツモナイ

デジタル大辞泉 「途轍もない」の意味・読み・例文・類語

途轍とてつもな・い

途方もない。また、並み外れている。「―・く大きな計画」「―・い力の持ち主」
[類語]とんでもない途方もないとっぴょうしもないとんだ大それたもってのほか法外不届き邪道不逞ふてい不埒ふらち論外けしからん話にならない滅相も無い気が知れない言語道断不心得沙汰の限り沙汰のほか非道無道不当不所存あるまじきあろうことか一筋縄ではいかない目に余る横道身の程知らず不届き至極余り非常度外れけた外れけた違い極度異常篦棒べらぼう大変大層並み外れ格段著しい甚だしいすごいものすごい計り知れない恐ろしいひどいえらいこの上ない筆舌ひつぜつに尽くしがたい言語げんごに絶する言語ごんごに絶する並並なみなみならぬ無性にやたらむやみみだりむやみやたらめったやたらめったやみくも無下に後先なし無謀無鉄砲めくら滅法盲目的後先見ず向こう見ず命知らず破れかぶれやけ自暴自棄ふてくされるやけくそやけっぱち自棄捨て鉢八方破れ無軌道放埒ほうらつ放縦放逸奔放野放図勝手次第好き勝手ほしいまま切実切切痛切つくづくつらつらひしひししみじみこころからしんから心が動くこよなくぞっこんじいんめっぽう過度すごくはなはだとても特別ことさらひたすら

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「途轍もない」の意味・読み・例文・類語

とてつ【途轍】 も ない

すじみちに合わない。全く道理に合わない。とんでもない。また、きわめて図抜けている。途方もない。とてつない。とてっぽうもない。
※大学垂加先生講義(1679)「かいしき格致にあはぬこと、さう途轍もないことを云はるる筈はなし」
※或る女(1919)〈有島武郎〉後「葉子が時々途轍(トテツ)もなく判り切った事を少女見たいな無邪気さで云ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android