不届き至極(読み)フトドキシゴク

デジタル大辞泉 「不届き至極」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「不届き至極」の意味・読み・例文・類語

ふとどき‐しごく【不届至極】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. きわめてふとどきなこと。また、そのさま。不届千万
    1. [初出の実例]「天朝を憚らざる不届至極(フトドキシゴク)所業なれば」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉五)
  3. 江戸時代死罪に処すべき判決末尾に書く罪名に冠して用いたことば
    1. [初出の実例]「衣類脇差其外品々盗候儀共重々不届至極御座候間死罪可申付候哉」(出典:御仕置伺集‐寛保元年(1741)上)

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