不届き至極(読み)フトドキシゴク

デジタル大辞泉 「不届き至極」の意味・読み・例文・類語

ふとどき‐しごく【不届き至極】

[形動][文][ナリ]この上なく不届きなさま。不届き千万。「不届き至極なやつ」
[類語]不届きとんでもない途方もない途轍とてつもない突拍子もないとんだもってのほか法外大それた論外けしからん話にならない滅相もない気が知れない不始末不埒ふらち不逞ふてい罪作り邪道言語道断不心得沙汰の限り沙汰のほか非道無道不当不所存あるまじきあろうことか一筋縄ではいかない目に余る横道身の程知らず

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精選版 日本国語大辞典 「不届き至極」の意味・読み・例文・類語

ふとどき‐しごく【不届至極】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. きわめてふとどきなこと。また、そのさま。不届千万
    1. [初出の実例]「天朝を憚らざる不届至極(フトドキシゴク)所業なれば」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉五)
  3. 江戸時代死罪に処すべき判決末尾に書く罪名に冠して用いたことば
    1. [初出の実例]「衣類脇差其外品々盗候儀共重々不届至極御座候間死罪可申付候哉」(出典:御仕置伺集‐寛保元年(1741)上)

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