大それた(読み)ダイソレタ

デジタル大辞泉 「大それた」の意味・読み・例文・類語

だい‐それた【大それた】

[連体]身分常識などから大きく外れているさま。とんでもない。度外れた。「大それた考えを抱く」「大それた罪を犯す」
[類語]とんでもない途方もないとてつもないとっぴょうしもないとんだもってのほか法外不届き邪道不逞ふてい不埒ふらち論外けしからん話にならない滅相も無い不始末罪作り言語道断不心得沙汰の限り沙汰のほか非道無道不当不所存あるまじきあろうことか一筋縄ではいかない目に余る横道身の程知らず不届き至極気が知れない

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精選版 日本国語大辞典 「大それた」の意味・読み・例文・類語

だい‐それた【大それた】

  1. 〘 連体詞 〙 ( 標準や、あるべき状態から大きくはずれたの意 ) とんでもない。ふとどきな。度はずれた。だいそれたる。おおそれた。
    1. [初出の実例]「だいそれた匂ひは梅のつぎほ哉〈寸赤〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)五)
    2. 「貧しい俸給生活者であるおれには、大それた真似なんぞ出来っこない」(出典:舞踏(1950)〈庄野潤三〉)

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