事事しい(読み)コトゴトシイ

デジタル大辞泉 「事事しい」の意味・読み・例文・類語

ことごと‐し・い【事事しい】

[形][文]ことごと・し[シク]大げさである。ものものしい仰々ぎょうぎょうしい。「―・くあいさつを述べる」「―・い警戒
[派生]ことごとしげ[形動]ことごとしさ[名]
[類語]大袈裟おおげさオーバー大層誇大大仰おおぎょう仰仰しい針小棒大尾鰭おひれを付ける御大層らしい大層らしい見栄を張る虚勢を張る気を持たせるもったい振る体裁振る勿体臭い気取る澄ます格式張る背伸び思わせ振りしなを作る大人振る見せ掛け見せ掛ける行い澄ます取り澄ます飾り気虚栄自意識過剰お高くとまるお高い芝居がかる猫かぶり猫をかぶるもっともらしい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「事事しい」の意味・読み・例文・類語

ことごと‐し・い【事事】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]ことごと〘 形容詞シク活用 〙 ( 古くは「ことことし」 ) おおげさである。大層である。ぎょうさんらしい。ものものしい。
    1. [初出の実例]「秋の野になまめきたてる女郎花あなことことし花も一時〈遍昭〉」(出典:元永本古今(905‐914)雑体)
    2. 「裳・唐衣など、ことことしく装束(そうぞ)きたるもあり」(出典枕草子(10C終)一二〇)

事事しいの派生語

ことごとし‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

事事しいの派生語

ことごとし‐さ
  1. 〘 名詞 〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む