芝居掛る(読み)シバイガカル

デジタル大辞泉 「芝居掛る」の意味・読み・例文・類語

しばい‐がか・る〔しばゐ‐〕【芝居掛(か)る】

[動ラ五(四)]物の言い方や動作芝居のような誇張した調子になる。いかにも大げさに振る舞う。「―・った口調
[類語]勿体臭い勿体ぶる気取る澄ます格式張る見栄を張る虚勢を張る気を持たせる体裁振る背伸び御大層らしい大層らしい仰仰しい誇大大袈裟おおげさオーバー大層事事ことごとしい大仰おおぎょう針小棒大尾鰭おひれを付ける思わせ振りしなを作る大人振る見せ掛け見せ掛ける行い澄ます取り澄ます飾り気虚栄自意識過剰お高くとまるお高い猫かぶり猫をかぶるもっともらしいびるへつらおもねる取り入る胡麻ごますり阿諛あゆおためごかし卑屈へつら取り巻くこびを売る胡麻ごまをする鼻息をうかが太鼓を叩く機嫌を取る尻尾を振る歓心を買う色目を使う秋波を送る気を引く気を持たせる調子を合わせる追従ついしょうおべっかおべんちゃら諂巧てんこう諂阿てんあ諂曲てんごく諂笑てんしょう諂媚てんび諂諛てんゆ阿付迎合へいへいへいこらぺこぺこ曲学阿世味噌を意を迎える

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精選版 日本国語大辞典 「芝居掛る」の意味・読み・例文・類語

しばい‐がか・るしばゐ‥【芝居掛】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 言動がわざとらしく作りごとのようになる。また、状況が作りごとのように、現実離れする。
    1. [初出の実例]「是れより芝居がかり小玉模様の相方となり」(出典:落語・御船の戦争(1899)〈六代目桂文治〉)

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