御高い(読み)オタカイ

デジタル大辞泉 「御高い」の意味・読み・例文・類語

お‐たか・い【御高い】

[形]《ひやかしの気持ちで、丁寧の意の「お」を付けたもの》気位が高い。人を見下した態度である。「―・く講えた女性」
[類語]勿体臭い勿体ぶる気取る澄ます格式張る見栄を張る虚勢を張る気を持たせる体裁振る背伸び御大層らしい大層らしい仰仰しい誇大大袈裟おおげさオーバー大層事事ことごとしい大仰おおぎょう針小棒大尾鰭おひれを付ける思わせ振りしなを作る大人振る見せ掛け見せ掛ける行い澄ます取り澄ます飾り気虚栄自意識過剰お高くとまる芝居がかる猫かぶり猫をかぶるもっともらしいびるへつらおもねる取り入る胡麻ごますり阿諛あゆおためごかし卑屈へつら取り巻くこびを売る胡麻をする鼻息をうかが太鼓を叩く機嫌を取る尻尾を振る歓心を買う色目を使う秋波を送る気を引く気を持たせる調子を合わせる追従ついしょうおべっかおべんちゃら諂巧てんこう諂阿てんあ諂曲てんごく諂笑てんしょう諂媚てんび諂諛てんゆ阿付迎合へいへいへいこらぺこぺこ曲学阿世味噌を意を迎える

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精選版 日本国語大辞典 「御高い」の意味・読み・例文・類語

お‐たか・い【御高】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙 ( 「たかい」にひやかしの気持をこめて丁寧の接頭語「お」を付けたもの ) 気位が高い。高慢である。
    1. [初出の実例]「『成程。よくけはみぢんもないな』『おたかい長蔵サ』」(出典:歌舞伎・東海道四谷怪談(1825)四幕)

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