デジタル大辞泉 「大袈裟」の意味・読み・例文・類語 おお‐げさ〔おほ‐〕【大×袈×裟】 [名]《「おおけさ」とも》1 大きな袈裟。2 刀などで袈裟がけに人を斬ること。「肩先より背骨まで、―に切り放せば」〈浄・浪花鑑〉[形動][文][ナリ]物事を実質以上に誇張するさま。また、誇張されたさま。おおぎょう。「大袈裟に驚いてみせる」「大袈裟な飾りつけ」[類語]オーバー・大層・事事ことごとしい・誇大・大仰おおぎょう・仰仰しい・針小棒大・尾鰭おひれを付ける・御大層らしい・大層らしい・見栄を張る・虚勢を張る・気を持たせる・もったい振る・体裁振る・勿体臭い・気取る・澄ます・格式張る・背伸び・思わせ振り・科しなを作る・大人振る・見せ掛け・見せ掛ける・行い澄ます・取り澄ます・飾り気・虚栄・自意識過剰・お高くとまる・お高い・芝居がかる・猫かぶり・猫をかぶる・尤もっともらしい・媚こびる・諂へつらう・おもねる・取り入る・胡麻ごますり・阿諛あゆ・おためごかし・卑屈・媚こび諂へつらう・取り巻く・媚こびを売る・胡麻ごまをする・鼻息を窺うかがう・太鼓を叩く・機嫌を取る・尻尾を振る・歓心を買う・色目を使う・秋波を送る・気を引く・気を持たせる・調子を合わせる・追従ついしょう・おべっか・おべんちゃら・諂巧てんこう・諂阿てんあ・諂曲てんごく・諂笑てんしょう・諂媚てんび・諂諛てんゆ・阿付・迎合・へいへい・へいこら・ぺこぺこ・曲学阿世・味噌を擂する・意を迎える 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「大袈裟」の意味・読み・例文・類語 おお‐げさおほ‥【大袈裟】 〘 名詞 〙① ( 「おおけさ」とも ) 大きな袈裟。[初出の実例]「きゃうせむりしの、大けさをぬいてやるとて」(出典:伊勢大輔集(11C中))② ( 形動 ) ( 「おおけさ」とも ) 袈裟をかけたように大きく一方の肩先から反対側のわきの下に斜めに斬りおろすこと。また、そのさま。袈裟斬り。大袈裟斬り。[初出の実例]「扨(さて)も切たり切たりまっただ大(オホ)げさに見しらいた」(出典:雲形本狂言・空腕(室町末‐近世初))③ ( 形動 ) 物事を実際より大へんなように言ったりしたりするさま。また、必要以上にしかけなどが大きいさま。おおぎょう。[初出の実例]「大袈裟な無心小指はかすり疵」(出典:雑俳・柳多留‐五二(1811))「大袈裟(オホゲサ)に三角巾で頬被りをした謙作が窓から顔を出してゐると」(出典:暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by