勿体振る(読み)モッタイブル

デジタル大辞泉 「勿体振る」の意味・読み・例文・類語

もったい‐ぶ・る【×勿体振る】

[動ラ五(四)]いかにも重々しく振る舞う。「―・って教えてくれない」
[類語]気取る澄ます格式ばるしゃれる見栄を張る虚勢を張る気を持たせる体裁振る背伸び御大層らしい大層らしい仰仰しい誇大大袈裟オーバー大層事事しい大仰おおぎょう針小棒大尾鰭を付ける勿体臭い思わせ振りしなを作る大人振る見せ掛け見せ掛ける行い澄ます取り澄ます飾り気虚栄自意識過剰お高くとまるお高い芝居がかる猫かぶり猫をかぶるもっともらしい媚びるへつらおもねる取り入る胡麻すり阿諛あゆおためごかし卑屈媚びへつら取り巻く媚を売る胡麻をする鼻息をうかがう太鼓を叩く機嫌を取る尻尾を振る歓心を買う色目を使う秋波を送る気を引く気を持たせる調子を合わせる追従ついしょうおべっかおべんちゃら諂巧てんこう諂阿てんあ諂曲てんごく諂笑てんしょう諂媚てんび諂諛てんゆ阿付迎合へいへいへいこらぺこぺこ曲学阿世味噌を意を迎える

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精選版 日本国語大辞典 「勿体振る」の意味・読み・例文・類語

もったい‐ぶ・る【勿体振】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「ぶる」は接尾語 ) もったいらしく振舞う。いかにもものものしくふるまう。おもおもしげに扱う。もったいをつける。もったいがる。
    1. [初出の実例]「モッタイブッテアルク ねる。静に歩む也」(出典:詞葉新雅(1792))
    2. 「其様(そん)な勿躰振(モッタイブ)らないで、疾く云っ了(ちま)や可いぢゃ無いかね」(出典:はやり唄(1902)〈小杉天外〉三)

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