大層らしい(読み)タイソウラシイ

デジタル大辞泉 「大層らしい」の意味・読み・例文・類語

たいそう‐らし・い【大層らしい】

[形][文]たいそうら・し[シク]いかにも大げさである。「―・く言い触らす」
[類語]御大層らしい仰仰しい誇大大袈裟おおげさオーバー大層事事ことごとしい大仰おおぎょう針小棒大見栄を張る尾鰭おひれを付ける虚勢を張る気を持たせるもったい振る体裁振る勿体臭い気取る澄ます格式張る背伸び思わせ振りしなを作る大人振る見せ掛け見せ掛ける行い澄ます取り澄ます飾り気虚栄自意識過剰お高くとまるお高い芝居がかる猫かぶり猫をかぶるもっともらしいびるへつらおもねる取り入る胡麻ごますり阿諛あゆおためごかし卑屈へつら取り巻くこびを売る胡麻をする鼻息をうかが太鼓を叩く機嫌を取る尻尾を振る歓心を買う色目を使う秋波を送る気を引く気を持たせる調子を合わせる追従ついしょうおべっかおべんちゃら諂巧てんこう諂阿てんあ諂曲てんごく諂笑てんしょう諂媚てんび諂諛てんゆ阿付迎合へいへいへいこらぺこぺこ曲学阿世味噌を意を迎える

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大層らしい」の意味・読み・例文・類語

たいそう‐らし・い【大層らしい・大造サウらしい】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]たいそうら〘 形容詞シク活用 〙 ( 「らしい」は接尾語 ) いかにもおおげさなさまである。ぎょうさんである。
    1. [初出の実例]「三右衛門、はらを立、何、酒酒と大そうらしい。内で十六文かの申せば、金玉迄申ス」(出典:咄本・口拍子(1773)念ぶつかう)
    2. 「直打(ねうち)のしれたやつを大(テヘソウ)らしく見せたがるのは」(出典滑稽本浮世床(1813‐23)初)

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