格式張る(読み)カクシキバル

デジタル大辞泉 「格式張る」の意味・読み・例文・類語

かくしき‐ば・る【格式張る】

[動ラ五(四)]身分家柄礼儀作法などを重んじる。また、形式を重んじて堅苦しく振る舞う。「―・った披露宴」
[類語]勿体ぶる澄ます気取るしゃれる正格公式正則正統正調本式本格的正規正式格調格式品格品位風格おおやけ公的正しい本物儀礼礼法礼式礼儀風儀作法よそ行き折り目正しいフォーマル本格本筋まっとう正道本道本流主流中正至当合理的合法的押しも押されもせぬれっきとちゃんとまとも道理道理至極腰を入れる本腰本腰を入れるレギュラーオーソドックスプロパー勿体臭い見栄を張る虚勢を張る気を持たせる体裁振る背伸び御大層らしい大層らしい仰仰しい誇大大袈裟おおげさオーバー大層事事ことごとしい大仰おおぎょう針小棒大尾鰭おひれを付ける思わせ振りしなを作る大人振る見せ掛け見せ掛ける行い澄ます取り澄ます飾り気虚栄自意識過剰お高くとまるお高い芝居がかる猫かぶり猫をかぶるもっともらしいびるへつらおもねる取り入る胡麻ごますり阿諛あゆおためごかし卑屈へつら取り巻くこびを売る胡麻ごまをする鼻息をうかが太鼓を叩く機嫌を取る尻尾を振る歓心を買う色目を使う秋波を送る気を引く気を持たせる調子を合わせる追従ついしょうおべっかおべんちゃら諂巧てんこう諂阿てんあ諂曲てんごく諂笑てんしょう諂媚てんび諂諛てんゆ阿付迎合へいへいへいこらぺこぺこ曲学阿世味噌を意を迎える

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精選版 日本国語大辞典 「格式張る」の意味・読み・例文・類語

かくしき‐ば・る【格式張】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「ばる」は接尾語 ) 身分、家柄、礼式などを重んじてむやみに堅苦しくふるまう。
    1. [初出の実例]「格式張った表玄関は」(出典:狐(1951)〈永井龍男〉D)

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