気を持たせる(読み)キヲモタセル

デジタル大辞泉 「気を持たせる」の意味・読み・例文・類語

た・せる

意味ありげな言動をして、相手期待などを抱かせる。
[類語]びる御大層らしい大層らしい仰仰しい誇大大袈裟おおげさオーバー大層事事ことごとしい大仰おおぎょう針小棒大見栄を張る尾鰭おひれを付ける虚勢を張るもったい振る体裁振る気取る背伸びへつらうおもねる取り入るごますり阿諛あゆおためごかし卑屈へつら取り巻くこびを売る胡麻ごまをする鼻息をうかがう太鼓を叩く機嫌を取る尻尾を振る歓心を買う色目を使う秋波を送る気を引く調子を合わせる追従ついしょうおべっかおべんちゃら諂巧てんこう諂阿てんあ諂曲てんごく諂笑てんしょう諂媚てんび諂諛てんゆ阿付迎合へいへいへいこらぺこぺこ曲学阿世味噌を意を迎える勿体臭い澄ます格式張る思わせ振りしなを作る大人振る見せ掛け見せ掛ける行い澄ます取り澄ます飾り気虚栄自意識過剰お高くとまるお高い芝居がかる猫かぶり猫をかぶるもっともらしい

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精選版 日本国語大辞典 「気を持たせる」の意味・読み・例文・類語

き【気】 を=持(も)たせる[=持(も)たす]

  1. それとなくそそのかして、相手にやる気や期待する気持を起こさせる。特に相手の春情をかきたてるのにいうことが多い。
    1. [初出の実例]「人のいふことばにも心をくみて、こなたよりいらへして、気をもたするを、通者(とをりもの)とは申なり」(出典浮世草子・好色訓蒙図彙(1686)中)

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