気取る(読み)キドル

  • きど・る
  • けど・る

デジタル大辞泉の解説

[動ラ五(四)]
体裁をつくろい、もったいぶったり、とりすましたりする。「人前で―・る」「―・った話し方」「―・らない人柄」
(「…をきどる」の形で)そのものになった気で、それらしい振る舞いをする。「秀才を―・る」
それと感づく。けどる。
「要介がどうか床をいそぐやうすゆゑ、女中―・るこころなり」〈洒・二蒲団〉
心を配って、用意しておく。
「ここに一本あるから、肴も少し―・ってくんな」〈伎・四谷怪談
[動ラ五(四)]《古く「けとる」とも》
(多く「けどられる」の形で用いる)その場の雰囲気や相手のようすなどから、事情を感じ取る。感づく。「二人の関係を―・られないように振る舞う」
魂を奪う。正気でない状態にする。
「ものも言はず、息もし侍らず。何か物に―・られにける人にこそ」〈・手習〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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