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六方(六法) ろっぽう

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世界大百科事典 第2版の解説

ろっぽう【六方(六法)】

歌舞伎,人形浄瑠璃の演技・演出用語。手足を大きく動かす演技。〈振る〉〈踏む〉の動詞を伴うように,手を振り,足を踏みしめることを基本にする。語義については種々の説がある。古来から祭祀や芸能の記録に〈練る〉〈走る〉と称する動きがみられ,また〈六方の儀〉と称する〈鎮め〉の儀式があった。歌舞伎の演技術としての意は,以上の伝承に立って,天地東西南北の六方向に手を動かすことと解してよかろう。前へ進むときの足は,左足と左手,右足と右手のごとく,手と同じ側を出す。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の六方(六法)の言及

【歌舞伎】より

…〈傾城事〉〈怨霊事〉〈物語〉〈身替り〉〈やつし〉〈濡れ場〉〈責め場〉〈縁切り場〉〈殺し場〉〈強請場〉など,演技上の類型が劇全体における局面構成の類型と結びついている例である。劇的に高揚した一瞬に,ツケを打たせ静止したポーズにきまる〈見得〉,舞踊性の濃い〈だんまり〉や〈立回り〉,戯曲とは関係なく歩く芸そのものの迫力や美しさを見せる〈丹前〉や〈六方〉などは,写実主義による西欧近代劇と構造的に異質な歌舞伎が育て上げた独特の演技様式である。〈せりふ〉も同様で,それぞれの様式に独自の一種のリズムを持つ。…

※「六方(六法)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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