出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
京都市東山区,八坂神社の東にある面積約8.6haの公園。1886年開園。もと安養寺,長楽寺,双林寺等の境内であった。東山の山麓であることと,交通の便利さもあって,江戸時代には名の知られた遊観所となっていた。特に安養寺の左阿弥,眼阿弥等の6坊はいずれも林泉と眺望にとむ書院,楼閣をかまえていた。1873年眼阿弥の地に金閣に模した三層楼をつくり,吉水(よしみず)温泉として,1906年焼失するまで円山公園の目じるしとなったという。公園の範囲は,北は知恩院,西は八坂神社,南は東大谷に接し,東は東山の国有林につづいている。古社寺の境内と混然としてどこまで公園か定かでないのが,この公園の特色である。14年造園家小川治兵衛によって中央に池を掘り,滝と流れをもつという現状の形ができあがった。祇園枝垂桜(1947年枯死,現在は2代目)とともに市民から最も親しまれる公園である。
→真葛原
執筆者:田中 正大
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京都市東山区の東山山麓(さんろく)にある公園。面積約8万6000平方メートル。国指定名勝。北は知恩院(ちおんいん)、西は八坂(やさか)神社、南は高台寺(こうだいじ)の境内に接する。明治維新後に取り壊された寺社跡に、1886年(明治19)開設された市内でもっとも古い公園。池泉回遊式庭園や野外音楽堂もあり、市民の憩いの場所として四時訪れる者が多い。桜が多く、「祇園の夜桜(ぎおんのよざくら)」で知られ、とくに枝垂桜(しだれざくら)(現在の木は2代目)は有名。
[織田武雄]
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出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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